カエル少年事件の真相!映画での犯人と見所~あらすじも総まとめ

韓国3大未解決事件の1つに数えられる「カエル少年事件」ですが、映画化され再び話題を集めています。

 

今回は映画「カエル少年失踪事件」のあらすじや犯人など見所、実際の事件の経緯、子どもたちの死因など真相を紹介します。

 

韓国3大未解決事件の1つが映画化された『カエル少年失踪殺人事件』とは

 

出典:https://images-na.ssl-images-amazon.com/

 

映画『カエル少年失踪殺人事件(原題:아이들)』は、2006年に時効を迎えた韓国3大未解決事件の1つである「カエル少年失踪殺人事件」を題材にしているサスペンス映画です。

 

1991年3月26日、カエルを捕まえるといって出掛けたまま行方不明になってしまった5人の少年の謎を追っていくストーリーとなっています。

 

 

ある日、大邱のある小さな村で「カエルを捕まえに行く」と言って出掛けた小学生5人が行方不明になってしまいます。

 

特ダネをスクープしようとするMBS放送のカン・ジスン、犯人像を分析しだしたファン・ウヒョク教授、子どもたちを必死になって探し回るキョンシク刑事らが、事件を追いかけます。

 

そんな彼らの目が、次第に被害者である少年の父親に向けられるようになっていく過程がサスペンスフルに描かれています。

 

サスペンスやスリル映画で高評価を得ている韓国映画が贈る、ゾッとするような残忍でハラハラするミステリアスな展開にくぎ付けになること間違いなしです。

 

<監督・キャスト>

 

・監督…イ・ギュマン

・カン・ジスン役…パク・ヨンウ

・ファン・ウヒョク教授役…リュ・スンリョン

・パク・キョンシク刑事役…ソン・ドンイル など

 

 

 

映画化『カエル少年失踪殺人事件』のあらすじ 【主人公や映画の中での犯人も紹介】

 

小学生行方不明事件を調べる主人公が登場

 

出典:https://thumbnail.image.shashinkan.rakuten.co.jp/

 

映画冒頭で、田舎町に住む5人の少年たちが、遊んでいる最中に消えてしまいます。

 

そして、彼らの家族は警察やら霊媒師などに頼って必死で子どもたちを捜すのですが、手がかりが皆無でした。いたずらに時が過ぎるだけで、数年後、事件は風化しかかっていました。

 

 

その町にテレビ局で番組制作をしている主人公のカン・ジスンが訪れます。

 

カン・ジスンは、中央の局でドキュメンタリー番組を撮って賞を受賞したやり手の番組制作者でしたが、ヤラセだったことがバレて、左遷されてきたといういわくつきの人物でした。

 

自分のことを有能だと思っていて、出世欲でギラギラしている人物でもあり、面白くて視聴率が高い番組が撮れれば、ヤラセだろうがなんだろうが、関係ないという感じの主人公です。

 

 

犯人の捏造

 

出典:https://movie.jorudan.co.jp/

 

この主人公とタッグを組んで事件を暴いていくのが、心理学者で大学教授のファン先生です。

 

ファン先生はなかなか有能な人のように見えるのですが、自分の分析の正しさに固執しすぎているのが問題点であり、考え方が主観的で独断的な、こちらも一癖も二癖もある人物です。

 

そして、事件の犯人を失踪した男の子の父親という仮説を立てて、取材というよりもまるで捜査のような調べ方をしていきます。

 

こうして、父親=犯人説を証明するため、2人は証拠探しに奔走しますが、なかなか証拠は出てきません。

 

なぜなら、カン・ジスンとファン先生がそう思い込んでいるだけで、当たり前なのですが、実際父親は犯人でも何でもないのです。

 

しかし、2人は完全に父親を犯人だと決めつけ、さらに父親の家に子どもたちの遺体が埋められているはずだと断定し、警察まで呼んで家のトイレや床やらを掘り返していきます。

 

 

取材の失敗と再び調査を始める主人公

 

出典:https://cdn.store-tsutaya.tsite.jp/

 

ファン先生はその後、名声を失い落ちぶれていってしまいます。しかし、なぜかカン・ジスンの方は中央の局に復帰することになります。

 

なぜ戻れたかははっきりとは描かれてはいませんが、失敗したけれど話題性がある映像が撮れたからかもしれません。

 

ただ、復帰したもののカン・ジスンはいろいろと後悔をして、事件を引きずっていました。

 

カンはファン先生に偶然再会し、先生から「お前は俺を盾にして責任を負わせたから生活が壊れなかっただろうが、俺は台無しになったんだぞこの野郎!」など非難される場面もあります。

 

そして数年後、少年たちの遺体がついに発見されたことをきっかけに、再びカン・ジスンは1人で事件を調べることになります。 

 

 

犯人との直接対決

 

出典:https://movie.walkerplus.com/

 

カン・ジスンは知り合いの刑事などを頼りながら、時には不法侵入までして独自に事件を追い続けていくのですが、なんと犯人らしき人物を特定するところまでたどり着くことができます。

 

そして、その人物と直接会うところまでこぎつけるのです。

 

ただ、カン・ジスンはその過程で容疑者に身元がばれて、自分の娘を誘拐されかけています。

 

容疑者がなぜカン・ジスンの娘を殺さなかったのかは謎ですが、カンはその後、単独で容疑者を追い詰めていき、そして取っ組み合いの喧嘩を繰り広げることになります。

 

 

映画での結末

 

出典:https://cdn.store-tsutaya.tsite.jp/

 

容疑者は牛を解体する仕事をしている人物でした。

 

そして、牛の返り血を浴びた状態でカンと喧嘩するのですが、この時の容疑者役の俳優の眼がやば過ぎると、その迫真の演技が話題になっていました。

 

絶対に人を殺している、と思わせる眼つきでカン・ジスンを凝視しているような感じです。

 

そして、この容疑者なかなかパワフルであり、カン・ジスンは手も足も出ずにボコボコにされてしまいます。

 

容疑者はカン・ジスンに向かって、自分が少年たちを殺したことを認めるような発言をするものの、「だが、証拠がないだろう」と言って去っていきます。

 

事実の話を基にしている映画だけに、犯人を勝手に作り上げることもできないため、映画の最後に「~年に時効が成立した」と解説を入れて終わりになります。

 

 

エンディングでは、失踪した少年たちが再び臥竜山に向かう回想シーンが登場します。

 

そこで少年たちを山に行かせないよう、制止する人物が現れます。一瞬、容疑者かと思いきや、それは少年のうち1人の父親であり、カン・ジスンらによって当初犯人扱いされた男性でした。

 

この父親は映画の中で、息子を失っただけでなく、犯人と疑われた心労から病死していました。

 

最後の回想シーンで、少年たちを山に行かせないように守ろうとする場面で泣いた、という視聴者も続出しています。

 

 

韓国3大未解決事件の1つ「カエル少年事件」の経緯 【映画化との違いも解説】  

 

手がかりすら見つからない失踪事件

 

出典:https://images-fe.ssl-images-amazon.com/

 

ここからは、映画ではなく、実際に韓国で起きた「カエル少年失踪事件」について紹介していきたいと思います。

 

 

1991年3月26日、大邱の城西(ソンソ)国民学校(小学校)に通っていた5人は、臥竜山に実際にはカエルではなく、オオサンショウウオを捕まえに行く、と家を出ていきました。

 

しかし、それっきり5人は戻って来なかったため、親たちは失踪届を出しました。

 

失踪した子供の両親たちもビラを作って配布したり、軍や警察も動員されるなど、必死の捜索活動にも関わらず、小学生5人の行方は誰も分からず、手がかりさえ見つけられませんでした

 

そして、当時韓国ではこの不可解な行方不明事件が報道されると大騒ぎになり、カエル少年を題材にした歌まで作られたと言われています。

 

また、今回取り上げた映画『カエル少年失踪殺人事件』とは別に、1992年11月に「帰ってこいカエル少年(原題:돌아오라 개구리 소년)」という映画が製作されています。

 

ちなみに、「カエル少年」という少し変な響きは、少年たちが最後に残した、カエルを捕まえに行くという言葉が脚光を浴びたことによりつけられたと言われています。

 

 

事件から11年後、事件は急展開する

 

出典:https://movie.walkerplus.com/

 

事件発生から11年が経過した2002年9月、失踪小学生のものと思われる5体の白骨死体が臥竜山で発見されたと報道されました。

 

検死の結果、5人は道に迷っての遭難や転落などの事故ではなく、何者かにより殺害されたことが判明しました。

 

遺体が発見された現場付近には軍の射撃場があったことから、軍の関与が疑われて捜査が開始されました。

 

しかし、事件発生から既に11年経っていたこともあり、捜査に進展がないまま、2006年3月26日に時効が成立しました。

 

 

「カエル少年事件」の真相① 国全体を巻き込む大事件に発展

 

出典:https://ailovei.com/

 

事件発覚後、町の人や地元の警察が山の中を必死に探し回ったものの、彼らがいた痕跡さえ見つけることは出来ませんでした。

 

そしてこの失踪事件はメディアに取り上げられ、次第に熱を帯び、国全体を巻き込むものとなっていきます。

 

当時の大統領である盧泰愚(ノ・テウ)氏は、子どもたちの捜索に30万人の軍隊や警察官を動員することを決定しました。

 

また、国中に800万枚ものチラシが配られ、少年たちを発見した人に約400万円の懸賞金が支払われることになりました。

 

しかし、これらの努力も虚しく、事件に関する情報はほとんど得られませんでした。

 

 

それ以外にも、むしろこれを面白がる人物も出て来てしまう事態になりました。自分が犯人であると自称し、親たちに身代金を要求する人もいたのです。

 

結局、遺留品などの手がかりすらも掴めず、事件の捜査は暗礁に乗り上げてしまいました。

 

 

「カエル少年事件」の真相② 突然現れた遺体 

 

出典:https://movie.walkerplus.com/

 

時は過ぎて、事件の発生から11年が経った2002年9月26日に大型の台風が過ぎ去った後に、大邱市の山中から5体の白骨遺体が発見されます。

 

残されていた衣服から、1991年に失踪した少年たちだと断定されました。

 

2002年9月、臥竜山でどんぐりを探しにハイキングしていた人が、山中で子どもの服と靴が散乱しているのを見つけたのがきっかけです。

 

「カエル少年失踪事件」を思い出した発見者は、すぐに警察を呼んだと言われています。

 

そして、警察官が近くを調べてみたところ、前述の通り、5人分の白骨化死体を発見するに至ります。

 

しかし、見つかった場所は過去に何度も入念に探した場所だったのです。

 

犯人と思われる人物が、台風の後、衣服を意図的に捨てたと考えるのが自然かもしれません。

 

 

「カエル少年事件」の真相③ 子供たちの死因 

 

 

出典:http://yonechie.cocolog-nifty.com/

 

警察は当初、少年らの死亡原因を低体温症としていたことが判明しています。

 

それは失踪当時、雨が降っていて寒かったからという理由だそうです。少年らが遊んでいるうちに道に迷って遭難し、体温を奪われたために命を落とした、と考えたと言われています。

 

しかし少年の親たちは、これを受け入れることが出来るはずもなかったようです。

 

なぜなら、臥竜山は300mにも満たない山で、少年たちはいつも遊んでいる場所でもあり、山道を知り尽くしている少年たちが、5人揃って遭難することが考えられなかったからです。

 

後に警察は、死因を低体温症としたことは誤りだったと認めています

 

 

前述の通り、その後の検死によって、遺骨に残っていた傷跡から、少年たちは何者かによって殺害されていたことが明らかとなりました。

 

司法解剖の結果、3人の頭蓋骨には鈍器のようなもので殴られた跡が見つかりました。

 

また、残り2人は頭蓋骨に穴が開いており、おそらく穴の大きさからショットガンで撃たれた可能性が濃厚だということです。

 

少年たちの死因まではなんとか解明されたものの、そこから捜査が進展することはありませんでした。

 

 

2006年、時効成立

 

出典:https://livedoor.sp.blogimg.jp/

 

犯人の手がかりが乏しい中、カエル少年失踪事件は2006年3月26日に未解決のまま時効を迎えてしまいました。

 

そして、華城連続殺人事件、イ・ヒョンホ誘拐殺人事件と並んで、韓国の3大未解決事件の1つとして数えられるようになりました。

 

誰に、何の目的で少年たちが無残に殺されてしまったのかも分からないままなので、韓国でも不気味な事件の1つとして取り扱われています。

 

この映画は事件の闇にいかなる光をもたらすことができるのか、是非それを確かめてみてください。

 

 

 

まとめ

 

韓国の3大未解決事件の1つでもある「カエル少年事件」について、事件の経緯や真相、そして事件を基に作られた韓国映画「カエル少年失踪殺人事件」のあらすじをまとめてみました。

 

いかがでしたでしょうか?

 

既に公訴時効が成立しているので、もし現在真犯人が捕まったとしても法的処罰を受けることはありません。少年5人の遺族の気持ちを想うと、心が痛みます。

 

しかし、この「カエル少年事件」が映画化されたことも大きな話題になりました。

 

本当に起こった事件と映画では多少異なる点もありますが、事件が風化されて忘れ去られることを防ぐことで、韓国国民の中に事件が刻まれ、遺族のためにもなるのかもしれませんね。

 

最後に、「カエル少年事件」で亡くなった少年5人のご冥福を心からお祈り申し上げます。

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