人気アニメ「呪術廻戦」など多数の人気アニメに携わってきた実力派のアニメ監督・朴性厚ですが、韓国出身であるがゆえに反日疑惑も浮上しています。
今回は朴性厚のプロフィールや経歴、代表作品、反日疑惑や日本への感情をまとめました。
朴性厚のプロフィール
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朴性厚(パク・ソンフ)とは、韓国出身で日本で活動するアニメーター、アニメ監督です。
多くのアニメに携わっており、劇場版「ONE PIECE FILM Z」「牙狼<GARO>」シリーズなども手掛けてきました。
2017年放送のアニメ「牙狼<GARO> -VANISHING LINE-」でアニメ初監督を務め、2020年10月より「呪術廻戦」の監督として活躍しています。
朴性厚のアニメーターの才能
朴性厚は小学生の時、「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」を見たことがきっかけでアニメーション業界を志しました。
実力派アニメーターとして知られており、業界内でも同業のアニメーターから「天才」と評される人物です。
数あるアニメジャンルの中でも特にアクション系を得意とし、スムーズかつ迫力のある映像を作り上げる天才として知られています。
朴性厚は韓国出身のアニメ監督
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朴性厚は韓国出身のため、アニメーターになる以前は韓国で過ごし、韓国の学校に通っていました。
韓国の中学・高校で芸術を学び、本格的にアニメーターを目指してアニメーション学部のある大学に入学。大学在学中、更なるステップアップのため留学を決意しました。
留学先はピクサーアニメーションスタジオのあるアメリカと日本で悩んだようです。
そして、アニメーターを志すきっかけとなった「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」を生み、手描きアニメーションに強いとされる日本に決めました。
韓国から来日した朴性厚の留学先は「千代田工科芸術専門学校」です。
朴性厚の他にも、「バカとテストと召喚獣」や「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!」の監督である大沼心などもこの専門学校の出身です。
朴性厚は専門学校卒業後、アニメ制作会社のスタジオコメットに入社。「おねがいマイメロディ」などの制作に携わり、アニメーターとしての道を歩み始めました。
朴性厚の代表作品まとめ
ここからは朴性厚の代表作品をお届けします。
代表作品「牙狼〈GARO〉-VANISHING LINE-」
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朴性厚の代表作品であり、初監督作品となったアニメ「牙狼〈GARO〉-VANISHING LINE-」は、2017年にテレビ東京などで放送されたテレビアニメです。
朴性厚は監督の他、絵コンテ、演出、作画監督、アクション作画監督、ゲストキャラクターデザイン、ホラーデザイン原案、原画を担当しました。
現代、そして近未来の架空都市「ラッセルシティ」を舞台に、欧米風のサイバーパンク調の世界観の中で「守りし者」と「ホラー」の戦いを描いた作品です。
ソード役に関智一、ザルバ役に影山ヒロノブ、ソフィ役に釘宮理恵、ナイト役に浪川大輔、クイーン役に朴璐美が起用されるなど、豪華キャストも話題になりました。
朴性厚は映画「牙狼〈GARO〉-DIVINE FLAME-」の演出を担当しており、シリーズの最新アニメ制作にあたって監督に抜擢されました。
初監督作品として代表作品に名を連ねているので、ぜひ一度チェックしてみてくださいね。
代表作品「THE GOD OF HIGH SCHOOL ゴッド・オブ・ハイスクール」
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朴性厚の代表作品の1つ「ゴッド・オブ・ハイスクール」は、韓国で2011年より連載開始されたウェブ漫画のアニメ化作品です。
原作は日本でも和訳版がLINEマンガで配信され、全世界累計閲覧数38億回を記録するなど大ヒットしました。
アニメ版は2020年にAT-X他にて放送され、朴性厚は監督、コンテ、作画監督、原画を担当しました。
物語はリューアルテコンドーを祖父から学び、299戦負けなしの自称最強高校生ジン・モリが主人公です。
ジン・モリが全世界最強高校生を決める「ゴッド・オブ・ハイスクール」の大会で、世界の強者を相手に成長するストーリーが描かれています。
代表作品「呪術廻戦」
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朴性厚の代表作品の中で現在最も注目を集めているのが、週刊少年ジャンプで連載中の同名漫画を原作とした「呪術廻戦(じゅじゅつかいせん)」です。
「呪術廻戦」は漫画家・芥見下々による漫画作品で、呪術を扱う「呪術師」と人間の負の感情から生まれた「呪霊」の戦いを描いたダークファンタジーバトル漫画です。
アニメは2020年10月よりMBS/TBS系をはじめ全国28局で放送され、朴性厚は監督、演出、原画を担当しました。
キャストには虎杖悠仁役に榎木淳弥、伏黒恵役に内田雄馬、釘崎野薔薇役に瀬戸麻沙美、五条悟役に中村悠一、両面宿儺役に諏訪部順一など、人気声優が揃っています。
現在「呪術廻戦」の人気は凄まじく、あらゆる記録を打ち立てた「鬼滅の刃」に続くヒット作品として注目を浴びています。
アニメ放送開始後にはコミックス全巻重版となり、2021年3月発売のコミックス15巻は初版150万部を記録。
現在までに累計発行部数3600万部を突破しており、現在連載中の漫画で人気トップクラスに躍り出ました。
そんな大人気漫画のアニメ化を手掛けたのは、「進撃の巨人」「チェンソーマン」などを手掛けるアニメ制作会社のMAPPAです。MAPPA側からの指名で朴性厚が監督に抜擢されました。
監督の朴性厚は、アニメ作品の主題歌やサウンドトラックCDのジャケットイラストも手掛けています。
アーティスト・Eveがリリースしたアニメ主題歌の「廻廻奇譚 / 蒼のワルツ」、オリジナルサウンドトラックのCDのジャケットイラストを朴性厚が描き下ろしました。
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“ネクスト国民的アニメ”の座を狙える人気アニメ「呪術廻戦」。朴性厚監督作品をぜひチェックしてみてくださいね。
担当作品は他にも豪華アニメが勢揃い
監督としての代表作品の他にも、原画や作画監督、コンテなどで多数の作品に携わってきました。
・「犬夜叉 完結編」
・「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」
・「BLEACH」
・「FAIRY TAIL」
・「TIGER&BUNNY」
・「ユーリ!!! on ICE」
・「賭ケグルイ」
・「おおきく振りかぶって」
・「ロザリオとバンパイア」
・「おねがいマイメロディ」
・劇場版「ONE PIECE FILM Z」
など、多くの話題作で原画や作画監督を務めています。
ぜひこれらの作品もチェックしてみてくださいね。
朴性厚は反日?日本への感情とは?
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韓国出身である朴性厚ですが、反日や親日など日本への感情について気になる人もいるようです。
そこで、朴性厚が日本でアニメーターとして活動するにあたり日本にどのような思いを抱いているのか調査しました。
朴性厚は韓国在住中にアニメーターを志し、大学在学中に日本への留学を決意して、千代田工科芸術専門学校に入学しました。
専門学校卒業後も日本で働くことを選び、アニメ制作会社スタジオコメットに就職しました。
スタジオコメットは1985年「ハイスクール!奇面組」から、「キャプテン翼J」「頭文字D」「宇宙兄弟」「わがまま☆フェアリー ミルモでポン!」など多くのアニメ作品を手掛けています。
このように日本のアニメに惚れ込み、日本でアニメの技術を学び、日本の会社に就職していることからも、朴性厚は反日ではなく、日本文化を愛する人物であることが窺えます。
「呪術廻戦」原作者・芥見下々が反日?
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「呪術廻戦」の原作者である芥見下々は、韓国好きの日本人と言われています。
過去編の登場人物で一番カッコイイと思うキャラに韓国人キャラを挙げ、台詞に唐突に「マッコリ」を登場させています。
また、週刊少年ジャンプの漫画賞で韓国人受賞者にハングルで「ファイティン!」とコメントするなど、韓国文化を好んでいる様子が窺えます。
そのため、ネット上でも芥見下々は韓国好きと話題になり、敏感なネットユーザーが「韓国好きの反日では?」と話題にすることもありますが、単なる韓国好きである可能性が高そうです。
朴性厚は反日か親日か
韓国好きと言われる芥見下々の漫画作品「呪術廻戦」のアニメ監督に就いた朴性厚。
呪術廻戦の監督に決まった際のコメントでは原作を読んだ際に「めちゃくちゃ面白くて燃えました」と発言しました。
また、娘たちも原作のファンであることを明かし、「アニメ業界17年目にして初めて娘たちに認めてもらえた」と発言するなど、家族揃って日本の漫画作品を愛していることが窺えます。
これらの発言からも日本の漫画作品への愛を感じられます。
反日発言もなく、日本のアニメを愛し、日本のアニメーション業界の第一線で活躍していることは間違いありません。
反日感情については言及がないため不明ですが、反日感情の有無よりも作品の善し悪しで評価したいものですね。
まとめ
韓国出身のアニメ監督・朴性厚の代表作品と、反日・日本への感情をお届けしました。
今後も更なる活躍で日本のアニメ業界を支える朴性厚に注目です!