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日本ボクシング連盟会長を務めた山根明はもともとは在日韓国人で、戦後韓国に帰国したものの日本国籍を取得しています。
今回は山根明の生い立ちや経歴、実家の場所や父親・母親・兄弟など家族、結婚歴と嫁や子供情報もまとめてみました。
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山根明のプロフィール

出典:https://iwj.co.jp/
名前:山根 明(やまね あきら)
生年月日:1939年10月12日
出身地:大阪府堺市
山根明は、日本ボクシング連盟会長を務めたことがあるボクシング指導者です。
アマチュアボクシング不毛の地と言われていた奈良県をボクシング王国と呼ばれるまでに盛り上げた立役者であり、奈良県出身の五輪代表選手・辻本和正を育成したことでも知られています。
大阪商業大学ボクシング部のヘッドコーチや、大阪経済大学のボクシング部監督などを歴任し、2000年にはシドニーオリンピックの日本選手団ボクシング競技監督を務めました。
その功績が評価され、2011年に日本ボクシング連盟会長に就任。
2012年にはアジア連盟最優秀会長賞を受賞し、同年10月には理事会全員一致で日本ボクシング連盟の終身会長となりましたが、2018年に辞任しました。
ここでは、そんな山根明の生い立ち、実家と家族、結婚した嫁と子供をまとめました。
在日韓国人として生まれ、幼少期に一度韓国に渡るも、日本に密入国して日本国籍を取得し、現在は日本人となった山根明のルーツに迫ります。
山根明は韓国人で現在は日本国籍を取得

出典:https://www.lmaga.jp/
山根明の出生時の本名は「文甲明(ムン・ガムミョン)」で、本名からもわかる通り、韓国人として生まれました。
出生地は日本で、韓国人の両親のもと大阪府堺市で生まれましたが、6歳の時に祖父母や母親の故郷である韓国に渡り、10歳の時に密入国で日本に戻っています。
27歳まで無国籍で過ごし、40歳になった1980年(昭和55年)4月に日本国籍を取得しました。
国籍取得に関しては、4月23日の官報に以下のように記されています。
法務省告示第164号 官報昭和55年4月23日 本紙第15976号
「左記(下記)の者の申請に係る日本国の帰化の件は、これを許可する。
昭和55年4月23日 法務大臣 倉石忠義
住所 大阪市淀川区十三東4丁目7番2号
文甲明(山根明、文沢明) 昭和14年10月12日生」
引用:https://www.moj.go.jp/
山根明は元韓国人でしたが、山根明は自身が在日韓国人であることを隠したことはありません。
むしろ自身の半生を語った書籍「男 山根『無冠の帝王』半世紀」の中では、〝父祖の地である大韓民国、朝鮮半島のことを思うと心が熱くなる〟と語っています。
その一方で、日本生まれ日本育ちとして〝日本人としてのプライドも人一倍強く持っている〟とも語っていました。
山根明の生い立ち

出典:https://toyokeizai.net/
ここでは、山根明の生い立ちを詳しく見ていきましょう。
山根明の生い立ち:大阪府堺市に生まれる
1939年10月12日、山根明は韓国人の両親のもと、大阪府堺市で生まれました。
父方の祖父は、韓国で官僚などを務める両班(ヤンバン)という貴族階級で、その祖父が日本に渡り、山根明の父親は日本で生まれました。
母親は韓国・釜山市生まれで、家族と共に日本に渡り、日本で山根明を産みました。
山根明の生い立ち:終戦後に韓国へ渡る
山根明は幼少期、自身のルーツが韓国にあることを知りませんでしたが、終戦後に韓国に帰国せざるを得なくなり、そこで初めて自身のルーツを知ったといいます。
終戦後すぐに母親や兄弟と共に韓国に帰ることになりましたが、父親は日本軍の仕事をしていたため一緒には来られず、家族は離れ離れになりました。
幼かった山根明は自身のルーツが韓国だと言われてもピンと来ず、日本で生まれ育ったため日本語しか喋ることができず、「韓国に帰る」という言葉に大きな違和感を覚えたそうです。
山根明の生い立ち:10歳で日本に密入国
母親や兄弟と共に韓国に渡った山根明ですが、1950年(昭和25年)に朝鮮戦争が始まり、それまで仲が良かったはずの隣人同士が殺しあう姿を目の当たりにしました。
これがきっかけで、当時10歳だった山根明は家族と共に父親がいる日本に戻ることを決意しますが、その方法は密入国だったといいます。
密航で日本に渡ったものの、すぐにバレて長崎県にあった大村収容所に収容され、その後家族と共に韓国に強制送還されました。
それから数ヶ月、今度は家族を韓国に置いて一人で密入国することを決意。
無事日本に辿り着くも、その時もまたすぐにバレて大村収容所行きとなりましたが、この時は日本にいる父親に情報が伝わって収容所を出ることができたといいます。
収容所を出る際に〝自費で韓国に戻ること〟が条件でしたが、山根明はそのまま父親のいる大阪府堺市に戻り、そこから10年以上も逃亡者として無国籍の状態で暮らしました。
山根明の生い立ち:韓国籍と日本国籍の取得
日本に密入国後、無国籍で暮らしてきた山根明ですが、27歳の時に正式に在留資格を取得し、在日韓国人となりました。
この時の想いについて、山根明は「日本で生まれ育ち、たった数年しか韓国で暮らしていないのに、日本人ではなく在日韓国人なのか」と疑問を感じたことを明かしています。
それでも自身の中に流れる祖父母や両親から受け継がれた〝韓国人の血〟というものに誇りを持っていたため、まぁいいかと納得して在日韓国人として新たな人生をスタートさせました。
その後、前述した通り40歳の時に帰化して日本国籍を取得しています。
日本国籍の取得については、日本ボクシング連盟会長に就任する際に「日本の看板を背負う以上、日本人であるべきだろう」と考えてのことで、それからは日本人として生きています。
山根明の実家の場所

出典:https://sportsseoulweb.jp/
山根明は大阪府堺市の出身で、幼少期を過ごした実家は堺市です。
10歳の時に密入国して逃亡者として日本で暮らし始めた際も、大村収容所を脱出して向かった先は父親が住む大阪府堺市でした。
現在は当時の実家がどうなっているのかは不明ですが、山根明はすでに80代の高齢のため、幼い頃に住んでいた実家は取り壊されている可能性が高そうです。
山根明の家族(父親・母親)

出典:https://www.dailyshincho.jp/
ここからは山根明の家族についてお届けします。
山根明の家族構成は、父親・母親に加えて、兄弟は妹がいることが判明しています。
山根明の家族:父親
山根明の父親は、日本生まれの在日韓国人でした。
父親は戦時中に日本軍の仕事に就いていたため、終戦後に山根明と母親らが韓国に帰らざるを得なくなった際に一緒に来ることが叶わず、そこで家族は離れ離れになりました。
山根明の家族:母親
山根明の母親は韓国生まれで、家族と共に日本に渡ってきました。
山根明は終戦後に母親と一緒に韓国に戻りましたが、朝鮮戦争が始まったことを機に日本に戻るため家族で密入国をしています。
しかし、密入国がバレて、母親とともに韓国に強制送還されました。
その後、山根明は今度は一人で日本への密入国を決行して成功させているため、母親とはこの時に離れ離れになりました。
山根明の家族(兄弟)

出典:https://news.mynavi.jp/
山根明の兄弟は、妹がいることが判明しています。
日本ボクシング連盟の問題が報じられた際には、妹から「お兄ちゃん、大丈夫?」と連絡が来たことを明かしていました。
他にも兄弟がいる可能性はありますが、現時点で兄弟エピソードが披露されているのは妹のみのようです。
山根明の結婚・離婚歴:現在の嫁は山根智巳

出典:https://news.mynavi.jp/
ここからは山根明の結婚、嫁や子供についてお届けします。
山根明の嫁といえば、山根明がメディアの取材を受ける際にいつもそばに寄り添っている姿が印象的です。
嫁の名前は「山根智巳」で、年齢は山根明より28歳年下という年の差結婚です。
山根明は80代、嫁は50代というかなりの年齢差がありますが、メディアに映る姿を見る限りとてもお似合いで、仲睦まじい夫婦であることがわかります。
また、嫁は大阪府生野区で韓国人クラブ「Oasis」を経営しています。
このクラブは〝山根明に会えるラウンジ〟として有名で、山根明本人が客として店の片隅で酒を飲む姿が何度も目撃されています。
現在の嫁とは4度目の結婚
山根明はこれまでに4度の結婚・3度の離婚歴があります。
最初の結婚は山根明が25歳の時で、子供は男の子が1人誕生しましたが、結婚生活は6年で終わりを迎えました。
2度目の結婚は31歳の時で、当時の嫁が山根姓だったことから、帰化した際に山根という名字になりました。
3度目の結婚は50歳の時で、事実婚としてそれまで18年間ほど一緒に暮らしていたそうです。
山根明の子供
山根明の子供は、最初の嫁との間に男の子が誕生しており、この子供が日本ボクシング連盟副会長を務めた山根昌守であることがわかっています。
山根明の子供:山根昌守

出典:https://www.joc.or.jp/
名前:山根 昌守(やまね まさもり)
生年月日:1964年9月27日
出身地:大阪府
山根明の子供・山根昌守は、日本ボクシング連盟副会長・専務理事代行を務めていました。
他にも、女子ボクシング委員会副委員長・アンダージュニア委員会委員長・専門委員会特別強化執行役などの役職を兼任。
また、ロンドン五輪ではボクシング日本代表のチームリーダーを務め、金メダリスト・村田諒太選手のセコンドについていたことも知られています。
ただ、山根昌守自身にボクシング経験はなく、これらの役職は父親・山根明のコネだと問題になり、現在は日本ボクシング連盟の役職から辞任しました。
現在の進退は不明ですが、山根明は2019年にプロボクシング新団体「ワールド・ヤマネ・ボクシング・チャンピオンシップ(WYBC)」を設立しています。
そのため、再び親子でボクシングに関わっているのかもしれないですね。
まとめ
在日韓国人だった山根明の生い立ちや家族についてお届けしました。
80代となった現在も、ボクシングの世界に携わり続ける山根明の今後の動向にも注目が集まります。
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