「逃げ恥」や「まんぷく」でブレイクした俳優の大谷亮平さんですが、実は韓国でキャリアを築いた「逆輸入俳優」です。
今回は「第二のディーンフジオカ」こと大谷亮平さんの韓国語レベル、出演した韓国ドラマや映画一覧を紹介します。
大谷亮平のプロフィール
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名 前: 大谷亮平 ( オオタニ リョウヘイ)
ハングル表記: 오타니 료헤이
本名:大谷慶彦(オオタニ ヨシヒコ)
生年月日: 1980年 10月 1日
出身地:大阪府吹田市
身長: 182cm
体重:72kg
職業: タレント、俳優、モデル
デビュー: 2006年シットコム『ソウルメイト』
血液型: O型
日本の所属事務所: アミューズ
大谷亮平と韓国との関係
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大学進学の為に上京した大谷亮平さんは、大学4年生の時にバイト先の先輩に誘われてモデル活動を開始しました。
その後、韓国の「ダンキンドーナツ」のCMに出演し、その反響の大きさから活動の拠点を韓国に移しました。
思わずドーナツを食べたくなるような、初々しくてカッコイイ大谷亮平さんのCMですね。
そして、2008年の韓国ドラマ「家に帰る道」に出演し、注目を浴びました。
韓国で長編ドラマにキャスティングされた日本人は、大谷亮平さんが初めてだそうで、それだけ韓国では人気なわけです。
その後も数々の映画やドラマに韓国で出演し、キャリアを重ねていった大谷亮平さんは、2016年になると日本に戻り、ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」でブレイクしました。
以降は日本でも数々の作品に出演しており、「逆輸入俳優」「第二のディーンフジオカ」とも呼ばれています。
そんな大谷亮平さんは高校時代、バレーボール強豪校である清風高等学校(大阪市天王区)のバレーボール部の主将として国体出場も果たしています。
大谷亮平の韓国語レベル 【動画あり】
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大谷亮平さんは韓国に渡った当初、韓国語がまったくわからなかったそうです。
そのため、韓国語をあまり話す必要のない日本人の役を多く演じていました。
しかし、韓国で本格的な俳優活動をするために、韓国有名私立大学である「延世(ヨンセ)大学」の語学堂で一年間韓国語を学びました。
学校が終わったら宿題をして、それに加えて、事務所で韓国語の個人レッスンを受けていたそうです。
そして夜は、江南(カンナム)や狎鴎亭(アックジョン)に遊びに行って、その日習ったことを実践するという生活だったそうです。
韓国語の勉強法の秘訣は酒を飲むこと。素面だと間違ったら恥ずかしいという気持ちがありますが、酒を飲みながらだと間違っても気にならない。飲みに行くと、友だちもできて楽しいですしね。
その結果、大谷亮平さんは、韓国人役もこなせるレベルの韓国語を習得しており、仕事でも韓国人役を見事に演じ切っています。
そんな大谷亮平さんは、「韓国ドラマアワード2014グローバル俳優賞」を受賞、韓国での実力、人気を兼ね備えた俳優となりました。
授賞式では、韓国語で流暢にスピーチをしています。
また、ドラマのセリフとして韓国語を覚えるだけでなく、韓国のバラエティ番組にも出演している大谷亮平さん。韓国語をマスターしているようですね。
ポジティブで努力家として知られている大谷亮平さんですから、韓国で成功したことは納得できますね!また、日本と韓国の橋渡しになりたいとも語っています。
大谷亮平出演の主な韓国ドラマ一覧
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大谷亮平さんは韓国でたくさんのドラマに出演しています。ここでは、主な作品をまとめてみました。
ソウルメイト 【2006年】
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大谷亮平さんが俳優デビューした作品です。
人は生まれながらに魂の半分を持っていて、その半分の魂とピッタリと合わさる魂の伴侶(ソウルメイト)がこの世の何処かに必ずいる、とも言われています。
ドラマでは、結婚適齢期を迎えた男女が運命のソウルメイトを探し求めていく物語で、都会で生きる6人の男女の恋愛を赤裸々に描いた大人向けシット・コムです。
出演は、シン・ドンウクさん、イ・スギョンさん、サガンさん他、大谷亮平さんはリョウヘイ役で出演しています。
家に帰る道 【2008年】
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試練を乗り越えていく愛を中心に、それぞれに深い傷がある3代の家族を描くホーム・ドラマです。
ヒョンス(イ・サンウ)とスイン(チャン・シニョン)、ヒョンスの妹ジス(パク・ヘウォン)と日本から来たモデルのヒロ(大谷亮平)の2組のカップルの恋が描かれています。
出演は、イ・サンウさん、チャン・シニョンさん、チョ・ヨジョンさん、大谷亮平さん、チェ・ミンファンさんなどとなっています。
追跡者 THE CHASER 【2012年】
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17歳の娘が交通事故で死に、その真相を暴くこうとする刑事(父親)が巨大な権力に巻き込まれてしまう政治・社会派ドラマです。
最終回の視聴率は22.6%を記録した人気ドラマで、大谷亮平さんは裏社会の住人で謎の始末屋の役として出演しています。
出演はソン・ヒョンジュさん、キム・サンジュンなどとなっています。
https://youtu.be/2_9MYoQSb_s?t=108
九家の書 【2013年】
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イ・スンギさんとぺ・スジさんが主演を務める「九家の書」は、半人半獣(半分は人間、半分は獣)のチェ・ガンチ(イ・スンギ)が人間になろうと孤軍奮闘する武侠アクションドラマです。
大谷亮平さんはこのドラマの中で、カリスマあふれる忍者役で登場し、日本陰謀勢力の隠れた首長を演じています。
朝鮮ガンマン 【2014年】
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朝鮮王朝末期、日本、清、ロシア、欧米列強が押し寄せてくる中、「文明開化」を推し進める王党派と既得権益にしがみつく「反動勢力」の争いの中で、男の愛と運命を描いた物語です。
大谷亮平さんは金丸役を好演しています。
出演はイ・ジュンギさん、ナム・サンミさん他となっています。
華政 【2015年】
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「華政」は混沌の朝鮮時代に、政治界の様々な群像を通して人間が持つ権力に対する欲望と嫉妬を描いた全50話の大河ドラマです。
大谷亮平さんは、江戸の巨商イタチ役を演じています。初登場から長剣を磨いたり、カリスマ性のある視線を送り、インパクトのある姿を見せています。
韓国語と日本語を流暢に混ぜて使いながら、取引を調整するプロ商人の姿を熱演しています。
大谷亮平さん以外には、イ・ヨニさん、チャ・スンウォンさん、キム・ジェウォンさん、ソ・ガンジュンさん他が出演されています。
大谷亮平出演のその他の韓国ドラマ
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・果てしない愛 マサト 役
・Hero ヤマダ・リョウヘイ プロの殺し屋役
・ボクヒ姉さん グムジュに求婚する在日二世役
・恋愛結婚 結婚詐欺師役
・東京、天気雨 ユウスケ 役
・週末特別企画 果てしない愛 マサト 役
大谷亮平出演の主な韓国映画一覧
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大谷亮平さんは磨きがかかった韓国語で、韓国映画にも出演しています。
神弓-KAMIYUMI 【2011年】
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「神弓-KAMIYUMI」は、2011年度韓国映画No.1ヒットを記録したアクションエンタテインメント大作です。
幼い頃、国家反逆罪で父を殺されたナミとジャインの兄妹は、ひっそりと逃亡生活を送っていたものの、愛する者を守るため家宝の「神弓」を手に取り、10万の大軍に挑む物語です。
大谷亮平さんは、清国の武将ノガミ役を好演しています。
出演は、パク・ヘイルさん、ムン・チェウォンさん、リュ・スンリョンさん、キム・ムヨルさん、パク・ギウンさん他がいます。
https://youtu.be/TUZxI_269ZM
バトル・オーシャン海上決戦 【2014年】
出典:https://www.picuki.com/
韓国歴代1位の興行収入と観客動員数を記録した本作品は、日本軍の計略で王や朝廷から捨てられた李舜臣がたった12隻の船で330隻もの日本水軍と戦った鳴梁海戦を描いています。
日本軍兵士ジュンサ役で出演した大谷亮平さんですが、映画に盛り込まれた意味や意図とは別に、日本人であるがゆえに出演前に悩みの時間を過ごしたそうです。
日本軍兵士ジュンサは、李舜臣将軍の武道に憧れ、投降して朝鮮側に立った人物でした。
名分のない戦争を終えて日本に帰りたかったジュンサは、自身の本音を隠したまま、日本軍の決定的な情報や作戦を調べて李舜臣将軍に教えるという役割でした。
「シナリオを読んですぐ心配になりました。スパイじゃないですか、とりあえず。父も『よく考えて出演しなさい』と心配していました。それでもジュンサを演じるというプレッシャーとは比べ物にならないほど『バトル・オーシャン/海上決戦』の映画的な魅力に惹かれました。実は、僕が最初に務めることになったキャラクターはジュンサではありませんでした。僕が魅力的だと感じたキャラクターはジュンサだったのにです。」
引用:Kstyle~「バトル・オーシャン/海上決戦」大谷亮平、心が揺らぐ度に力を与えてくれたチェ・ミンシクの言葉
チェ・ミンシクさん、パク・ボゴムさんも出演しています。
まとめ
出典:http://www.sisaon.co.kr/
「第二のディーンフジオカ」こと、日韓両国で活躍する逆輸入俳優、大谷亮平さんの韓国語レベル、出演ドラマや映画一覧を紹介しました。
大谷亮平さんはこれまで、韓国のドラマや映画で日本人役を好演してきましたが、その中で苦悩もあったようです。
そんな経験をしてきたからこそ、大谷亮平さんが日韓の架け橋になりたいと考えているのも納得できますね。