2019年12月に起きた青梅1億円殺人事件は裕福な老人を狙った残忍な事件ですが、被害者・小川和男さんの殺害理由が注目されています。
今回は青梅1億円殺人事件について、被害者、犯人の韓国人男性が逮捕された経緯、事件の真相を紹介します。
この記事の目次
青梅1億円殺人事件とは
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青梅1億円殺人事件は、2019年12月14日未明、東京都青梅市の67歳の男性が自宅で殺害された事件です。
殺害された男性は、周囲に「1億円を持っている」と話していたことが明らかになっており、この事件には韓国人男性を含む男性2人が逮捕されました。
青梅1億円殺人事件の被害者・小川和男さんとは
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この青梅1億円殺人事件で殺害された小川和男さんという男性ですが、一体どのような方なのか、気になりますよね。
小川和男さんは、殺害現場となった東京都青梅市が地元であり、長年運送会社に勤めていましたが、定年を迎えたことにより退職をしていました。
事件の10年ほど前に実の母親と死別しており、小川和男さん自身は結婚していなかったため、1人で暮らす身でした。
このことから、殺害当時は独り身で身寄りがなかったと思われます。ただ、近隣の住民は昔から小川和男さんのことをよく知っていたと言われています。
小川和男さんは、地元の中学校卒業後、高校へは進学をせずにテスターを組み立てる会社へと就職しました。
ラジコンや音楽が趣味だったようで、今でも小川和男さんの自宅にはヘリコプターといったかなり高そうなラジコンと、20本ほどのエレキギターが揃っていました。
さらに、自分で足場を組むなど自宅の増築も行っています。
このことから、ある程度お金を持っていたことが明らかになっています。
青梅1億円殺人事件の被害者・小川和男さんが殺害された理由とは
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被害者の小川和男さんは、1億円を見せびらかしていたという噂もあります。
小川和男さんの小中学校の同級生によると、今から約4年前に開かれた同窓会に、小川和男さんは初めて出席したそうです。
その時にアタッシュケースを持参し、中に入っていた1億円を見せびらかしたそうで、もちろん周囲は釘付けになっていたそうです。
さらに、小川和男さんが着ていたジャケットの両胸のポケットにも、それぞれ100万円が入っていたと言われています。
この同窓会の参加者は約30人程度であり、会計も小川和男さんが全額支払ったんだとか。
1億円の見せびらかしは同窓会だけに収まらず、至る所へ1億円の入ったアタッシュケースを持ち運び、その度に中身を見せびらかしていたようなのです。
小川和男さんはなぜ大金を持っていたのか?
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一般人が1億円を持っていることはなかなかないですが、自宅に高価なラジコンやギターを多数持ち、家の増築も行っていたことから、自由に使えるお金があったことは間違いありません。
小川和男さんは以前、「都心で飲食店などの商売をしていた」「キャバレーをやっていて儲けた」と語っていたなど、様々な噂が浮上をしています。
また、競馬や競艇で大金を得た、という話もあります。
真相は不明ですが、何にせよ、何らかの方法で1億円を手に入れていい気分になった小川和男さんは、1億円を見せびらかしていたのでしょう。
青梅1億円殺人事件の犯人として逮捕された韓国人男性たちとは
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この青梅1億円殺人事件では、2人の男性が逮捕されました。
1人が韓国籍の韓一仁容疑者(31)、そしてもう1人が住所職業不詳の野村俊希容疑者(25)となっています。
2人は、東京都青梅市成木の小川和男さんの住宅に侵入し、小川和男さんの頭を鈍器で殴って殺害をした疑いで逮捕されました。
ここで気になってくることと言えば、やはりこの2人の加害者である男性と被害者である小川和男さんに、「面識があったのかどうか」ということですよね。
実際には、加害者と被害者の間には面識は全くなく、初対面だったようです。
加害者はこの2人だけでなく、他にも逃亡を助けた人間が1人いると言われており、警察が共犯者が他にいないか調査を進めています。
なぜ加害者男性たちは小川和男さんを襲ったのか
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では、認識の全くなかった男性たちですが、なぜ小川和男さんを襲ったのでしょうか。
それはやはり、小川和男さんが1億円という大金を持っていたからなのです。
前述のように、小川和男さん自身が同窓会の場所だけにとどまらず、様々な場所で「1億円を持っている」などとアタッシュケースを持ち歩いて見せびらかしていました。
このことから、人から人へその噂が伝わっていき、最終的にこの加害者男性たちの元へと伝わってしまったのでしょう。
誰がどのように教えたのかは不明ですが、さすがに1億円を持っているとなれば、噂はかなり遠い場所まで届いてしまうのではないのでしょうか。
青梅1億円殺人事件の真相
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青梅1億円殺人事件の加害者たちは、小川和男さんを殺害するのが目的ではなく、小川和男さんが持っていた1億円を手に入れたいという思いが1番だったはずです。
このことから、寝ているであろう時間帯を狙って小川和男さんの自宅へと侵入しており、その1億円の入ったアタッシュケースを探していたようです。
しかし、室内を物色していた時に小川和男さんが起きてきてしまった上に、通報されてしまい、犯人たちは逃走を図るために小川和男さんを襲ったと見られています。
結局、犯人たちは十分な現金を手にすることもなかったようで、室内には300万円が現金で残されていたそうです。
小川和男さんが通報した後、付近の防犯カメラに小川和男さんの自宅方向から2人組の男性が逃走している様子が写っていたことから、犯人に辿りついたと言われています。
なぜこの事件が起きたのか?
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青梅1億円殺人事件は、小川和男さんが「1億円を持っている」と見せびらかし始めたことがきっかけで起こってしまった事件です。
このことから、小川和男さんがもし1億円を周囲に見せびらかすこと無く、隠し通して暮らしていたならば、殺害されずに済んだと思われます。
もちろん、加害者である人物たちが犯罪を起こそうとしなければ、このような事件が起こらなかったでしょう。
しかし、お金を狙っている輩は大勢いますし、自宅に1億円という大金を持っている老人がいるとなれば、身の危険が迫ることは容易に想像がつきます。
被害者である小川和男さんは1億円を見せびらかすという優越感を得た代わりに、お金だけでなく、命まで奪われるという、最悪の結果となってしまいました。
青梅1億円殺人事件の教訓
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青梅1億円殺人事件は、裕福な老人を狙った凄惨な事件ですが、このような殺人事件でも私たちが学べることとは沢山あります。
この事件から、「自慢はほどほどにしなければ災いを呼ぶ」ということではないでしょうか。
もちろん、自慢することが悪いことであるということではありません。しかしながら、今回の小川和男さんの自慢は行き過ぎた自慢だったのです。
「テストで100点取れた」や「ライブのチケットが当たった」という程度の自慢ならまだしも、小川和男さんのように「1億円を持っている」という自慢は度を越えています。
ましては、現金で持ち歩くなんて、奪ってくださいと言っているようなものです。
行き過ぎた自慢は恐ろしい事態を招いてしまうということを、今回のこの青梅1億円殺人事件が全て表しています。
皆さんも行き過ぎた自慢はしないように、ほどほどの自慢で抑えるようにしましょう。
まとめ
青梅1億円殺人事件は、お金で人を簡単に動かしてしまったとても恐ろしい事件です。
今後このような事件が起らないようにするためにも、人の気持ちに配慮して行動することが必要だと改めて思い知らされますね。