性加害スキャンダルで注目を集めている映画監督の園子温ですが、韓国との関係も話題です。
今回は園子温の国籍や本名などプロフィール、生い立ちや若い頃など昔の経歴、父親・母親・兄弟など実家の家族、韓国との関係をまとめました。
園子温のプロフィール
出典:https://eiga.com/
名前:園 子温(その しおん)
生年月日:1961年12月18日
出身地:愛知県豊川市
園子温は日本の映画監督・脚本家です。
若い頃は漫画家志望で、大学在学中に漫画の持ち込みを行うもボツをくらいます。
リベンジのためにあらゆる本や映画を何作も鑑賞したことがきっかけで、8mm映画を撮り始めました。
1986年に8mm映画「俺は園子温だ!」がぴあフィルムフェスティバルに入選し、1987年に8mm映画「男の花道」で同フェスティバルグランプリを受賞したことで本格的に映画監督の道へ。
2001年公開の映画「自殺サークル」や、2005年公開の映画「奇妙なサーカス」などで国内外から注目を集めました。
2006年には映画「紀子の食卓」が世界的に評価され、チェコの映画祭である「第40回 カルロヴィヴァリ映画祭」のコンペティション部門で特別表彰賞を受賞。
韓国の映画祭「第10回 プチョン国際ファンタスティック映画祭」のコンペティション部門でも、観客賞を受賞しました。
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=thhtg7o2GE0]
2008年には映画「愛のむきだし」が話題に。
園子温の代表作の1つに数えられる同作は、日本の映画祭「第9回 東京フィルメックス」で観客投票により選出されるアニエスベー・アワードを受賞。
海外でも評価され、「第59回 ベルリン映画祭」でカリガリ賞と国際批評家連盟賞をダブル受賞。カナダの「ファンタジア国際映画祭」でも審査員特別賞を受賞しました。
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=iNBbySljiBA]
その他にも、2015年には和久井健原作・綾野剛主演で映画化された「新宿スワン」や、山田悠介原作の「リアル鬼ごっこ」など、数々の話題作を世に送り出しています。
園子温の国籍・本名
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「園子温(その しおん)」という珍しい名前のため、日本国籍ではなく韓国籍や中国籍と間違われることもあるようですが、園子温は本名で、国籍は日本です。
園子温は自身の名前について、「今でもなんでこの名前なんだろうと思ってる」と話したことがあります。
名前の「しおん」という響きが可愛らしくてファンタジー感があるため、名前のイメージから自身の監督作品のようなイメージが湧かないと考えているようです。
また、「濁音にしようかと思ったことがある。ゾノジオンのように」とも言っていました。
ちなみに「園」という苗字は「えん」とも読めるため、その響きから韓国や中国のイメージを持つ人もいるようですが、「園」は日本におよそ2800名いる苗字です。
園子温も「園家って、どうも江戸時代に坊さんと尼さんが駆け落ちした家系らしい」と語っており、名前のルーツが日本にあることを明かしていました。
園子温の昔の経歴:生い立ちや若い頃
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園子温は1961年に愛知県豊川市で生まれ、地元・愛知県豊川市の豊川小学校、豊川東部中学校を経て、愛知県豊橋市の県立豊橋東高校を卒業しました。
園子温は幼少期から映画が好きで、洋画を中心に「俺たちに明日はない」「左利きの拳銃」「望郷」「ジャンヌ・ダルク裁判」などを好んで見ていたといいます。
中学・高校時代
中学・高校時代はクラスでも少し浮いた存在だったと語っており、自分のことを「異端」「変態」と言うなど、若い頃から人とは違う部分があったことを明かしています。
そして、心の中で「今はメインストリームにはいないけど、俺はあんたらとは違う。高校を卒業したら、お前らのことを嘲笑ってやる」と反骨精神を剥き出しにしていたといいます。
そんな園子温は、17歳の時に詩人としての活動を始めました。
作品は雑誌「現代詩手帖」「ユリイカ」「螢雪時代」などに掲載され、〝ジーパンを履いた朔太郎〟と呼ばれて高い評価を受けていました。
その結果、2015年には詩集・エッセイ本「受け入れない」を発売。
それまでにも自費出版で詩集を発売していましたが、商業出版の詩集はこれが初めてで、17歳の時に書いた「別れ」を除いては、全てが本作のために書き下ろされた新作です。
今では映画監督として知られる園子温ですが、文での表現もぜひチェックしてみてくださいね。
高校卒業後に上京
園子温は高校卒業後、上京して法政大学文学部に進学しました。
当時の園子温は漫画家を目指しており、内田春菊「南くんの恋人」、白土三平「カムイ伝」、水木しげる「鬼太郎夜話」などが掲載されていた漫画雑誌「ガロ」に持ち込みをしていました。
しかし当時の編集長に「人間の気持ちがわかっていない」とダメ出しされてボツになり、それがきっかけで多くの映画を鑑賞するようになり、映画監督を目指すようになりました。
法政大学入学後は映画サークルに所属し、8mm映画の制作を開始。こうして映画監督の道に進み、現在の園子温が生まれました。
園子温の実家と家族(父親・母親・兄弟)
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ここからは、園子温の実家と家族についてお届けします。
園子温の家族構成は、父親・母親・本人・妹の4人家族で、2人兄妹の兄として育ちました。
園子温の実家は自称「犬神家の一族」
園子温は自分の実家のことを「犬神家の一族みたいな家」と表現したことがあります。
後述で詳しく紹介しますが、父親は愛知大学の教授で、母親も教師という家系に生まれ、教育熱心な両親のもとで厳しく育てられたことを明かしました。
園子温自身が実家について「典型的な地方の教育熱心な家に育っちゃった」とし、「10代までは親の重圧からどう逃れるかというのがテーマでした」と語っています。
両親からのプレッシャーが過酷だった園子温は、その反動で17歳にして実家を飛び出しました。
父親はすでに亡くなっていますが、最後まで関係性は変わらなかったようなので、実家の家族との関係は良好とは言えなかったのかもしれませんね。
園子温の家族:父親
園子温の父親・園音巳(その おとみ)は、愛知大学で英語を教える客員教授で、前述したようにとても厳しく園子温を育てました。
園子温は父親について「厳しいを通り越して異常」と表現するほどで、園子温が赤色のTシャツを着ていると「だらしない!服は白か紺!」と叱られ、服装まで管理されていたといいます。
異常なまでの厳しさを持っていた父親ですが、2008年に79歳で亡くなっています。
園子温と父親の関係は最後まで変わらず、映画「自転車吐息」は見てくれたものの、「自殺サークル」は「けしからん!」と一蹴されたのだそうです。
園子温の家族:母親
園子温の母親・園いずみは、高校の教師だったことが判明しています。
エピソードが多い父親とは違い、母親に関しては詳しい情報がなく、園子温との親子関係も不明です。
園子温の家族:兄弟
園子温には、園路果(その るか)という妹がいます。
園子温が自主制作した映画「俺は園子温だ!」に家族が出演しており、エンドロールに母親と妹の名前が出ていたことで妹の名前が判明しました。
ただし、妹は一般人のため、名前以外の詳しい情報は公表されていません。
また、「子温(しおん)」「路果(るか)」というキリスト教に関連する名前であることから、実家はキリスト教徒ではないかという話があります。
ですが、園子温が言うには「まったく関係ない」そうです。
園子温と韓国の関係とは?
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現在、園子温と韓国にどんな関係があるのか気になる人が増えています。
園子温が韓国人ではないかと噂する声もありますが、日本人にしては珍しい本名であることから生まれた噂で、前述のように日本国籍です。
また、2022年に明らかになった性加害の告発が発端で、韓国でも園子温が話題です。
韓国でも性被害への関心は高く、韓国の映画祭で受賞経験もある有名映画監督の性暴力スキャンダルということで、園子温の性加害事件がどう収束するのか、国内外で注目が集まっています。
まとめ
園子温のプロフィールと生い立ちや若い頃など昔、実家と家族、韓国との関係をお届けしました。
性加害スキャンダルの渦中にいる園子温ですが、今後映画監督としてどんな立場となるのか、これからの動向にも注目が集まります。