昭和時代から漫才コンビ「ツービート」やピン芸人として、俳優や世界的映画監督として多岐に渡る活躍を見せてきた芸能界の大御所・ビートたけしさん。
ビートたけしさんに在日韓国人疑惑が浮上した理由と生い立ちや本名、実家の家族(父親・母親など)について詳しく総まとめしましたのでご紹介します。
ビートたけしの在日韓国人疑惑浮上の経緯~国籍や本名について
ビートたけしの本名やプロフィールについて
お笑い界の「BIG3」の一角を担うビートたけし
ビートたけしさんは1980年代頭頃からフジテレビのバラエティ番組『THE MANZAI』『オレたちひょうきん族』などで大ブレークし、日本のお笑い界の重鎮となっていく一方で、「北野武」として世界的な映画監督としても活躍してきました。
ビートたけしさんについての詳しいプロフィールはこちら。
本名: 北野 武(きたの たけし)
ニックネーム: たけちゃん、たけし、殿、世界のキタノ
別名義: 北野武、マス北野
生年月日: 1947年1月18日
出身地: 東京都足立区島根
血液型: O型
身長: 168cm
最終学歴: 明治大学工学部(現:理工学部)機械工学科除籍(のちに特別卒業認定)
師匠: 深見千三郎、コロムビア・ライト、松鶴家千代若・千代菊、立川談志、立川談春
コンビ名: ツービート
グループ名: 亀有ブラザーズ→北千住ブラザーズ
相方: ビートきよし
事務所: ライト企画→フリー→吉川事務所→太田プロダクション→オフィス北野→フリー→T.Nゴン
活動時期: 1972年 –
他の活動: 映画監督、脚本家、大学教授、歌手、芸術家、作家、編集家
配偶者: 北野幹子
引用:Wikipedia – ビートたけし
ビートたけしさんは昔「ウチのオヤジは在日朝鮮人」と語ったことがあり、そのことがきっかけで世間ではビートたけしさんを在日韓国人だと信じ込んでしまい、韓国メディアもしばらく「映画監督、北野武は在日韓国人」と報じていました。
しかし、ビートたけしさんが自身を「在日朝鮮人」だと思っていたのは実は勘違いであり、母親のサキさんが幼少期から信じ込ませた嘘でした。
そのためビートたけしさんの本名は「北野武」で純日本人であり、国籍は日本で韓国名はありません。
では、そのビートたけしさんの生い立ちについて詳しくご紹介していきましょう。
ビートたけしの生い立ちや実家の家族(父親・母親)について
ビートたけしのルーツは祖母に始まる
ビートたけしの祖母・北野うし娘義太夫だった
とても多芸なビートたけしさんですが、そのルーツは祖母の北野うしさんにあったようです。
北野武さんの祖母である北野うしさんは1910年の日韓併合前の1877年に徳島県で生まれました。
実家は比較的裕福な商人の家で、北野うしさんは祖父が嗜んでいた三味線を見よう見まねで覚えてしまったため、両親は本格的に北野うしさんに音楽の教育を受けさせました。
父親の代でお店が没落してしまったため、北野うしさんは芸を活かして「竹本八重子」の芸名で娘義太夫になり家計を支えました。
ビートたけしさんが芸の道に走るルーツは祖母の北野うしさんにあったのでしょう。
そして、北野うしさんは現役を引退して田中家の令嬢に三味線を教えていたところ、その家で女中をしていた北野武さんの母親である小宮さきさんを気に入って、明治大学を卒業してセメント工場で働くエリートの息子と結婚させようとしましたが、息子が結婚前に盲腸で亡くなってしまったため、小宮さきさんを養女にして甥の菊次郎さんと結婚させました。
ビートたけしが生まれる
小宮さきと北野菊次郎の間にビートたけしが生まれた
北野菊次郎さんは漆職人の息子でしたが、早くに父親を亡くし母親の再婚相手からDVを受けていたため、早くに奉公に出されていました。
そこで偶然北野うしさんと再会したことが縁で小宮さきさんとの縁談が決まり婿入りしました。
北野菊次郎さんは父親と同じ漆職人をしていたものの、第二次世界大戦後は職を失いペンキ屋をしていました。
これが後にビートたけしさんの父親が「ペンキ屋部落」として知られる経歴でした。
一方、ビートたけしさんの母親である小宮さきさんの生まれは千葉県市原市にある米問屋の名家でしたが、父親の代で没落してしまったため東京の名家である田中家に女優として奉公していました。
そして純日本人の家系だった北野菊次郎さんと小宮さきさんの子供としてビートたけしさんが生まれているため、ビートたけしさんも在日韓国人ではない証明となっています。
ビートたけしが在日韓国人だと語った理由
小宮さきがビートたけしに嘘をついていた
ビートたけしさんが在日韓国人の家系だと思い込んでしまった原因は、祖母の北野うしさんが実の祖母では無かったことや、母親の小宮さきさんが見栄のために嘘をついていたためでした。
小宮さきさんは子供たちの内、長男・長女・次男は大学出身のエリートだった元夫の子供だと教え、無学だった北野菊次郎さんとの子供がビートたけしさんの兄・大さんと自身だけだと教えました。
それは、兄たちと違って大さんとビートたけしさんが出来が悪いことへの理由付けでした。
この嘘を信じたビートたけしさんは、父親の北野菊次郎さんがペンキ屋部落であったことなどから、父親や母方の家系が在日韓国人だと勘違いするようになってしまったようです。
その後、ビートたけしさんは中学生時代頃から激しい反抗期となり、家出同然の状態で芸能界に入ってしまいました。
そして芸能界で「母方の家系が在日朝鮮人」と語ることがあったため、韓国メディアもしばらくは「北野武は在日韓国人」と報じていました。
ビートたけしが在日韓国人ではなかったと訂正
ビートたけしは母親に訂正されて在日韓国人説を撤回した
ビートたけしさんは過去にインタビュー等で「父親が在日朝鮮人」と答えたり「母方が在日朝鮮人」ていたようですが、母親が激怒してその勘違いを訂正しました。
当時のビートたけしさんの認識について二つのエピソードがあり、ひとつは父親の北野菊次郎さんはペンキ屋部落の在日朝鮮人だと思っていたこと、そしてもう一つは母方の祖父母が在日朝鮮人のため自分はクォーターだと思っていた説でした。
こうしたことをビートたけしさんは雑誌のインタビューなどで答えていたため、それを知った北野さきさんが雑誌の取材を受けて「あのバカは勘違いしているんです。あたしは純粋な日本人」と訂正しました。
これを受けてビートたけしさんは、「あれは勘違いでした。お袋に怒られた」と自身のルーツが在日朝鮮人だったことを否定しました。
ビートたけしさんのルーツが明らかにされたことで、それまで在日韓国人として報道していた韓国メディアに日本人から抗議が殺到し、それ以降韓国メディアもビートたけしさんを日本人として報じるようになりました。
ビートたけしが在日韓国人・朝鮮人は「可哀想」だと語る
ビートたけしが板挟みの在日韓国人を可哀想だと語る
ビートたけしさんは2014年8月16日に放送されたニュース番組『新・情報7daysニュースキャスター(TBS系)』でヘイトスピーチ問題での反韓の動きについて日韓で板挟みの在日韓国人が一番可哀想とコメントしました。
たけしは「友だちに在日(韓国人)の人がいるけれども、それが一番可哀想な気がする。どっちつかずで」とコメント。さらに「向こう(韓国)に行けば『日本寄り』と言われるし、日本人からは『お前は韓国人じゃないか』ってなる」と、在日韓国人の微妙な立場について指摘した。
ビートたけしさんは自身のルーツについてずっと在日韓国人だと思い込んでいたことからも、余計に在日韓国人・朝鮮人の人に同情心が湧きやすいのかもしれません。
逆にヘイトスピーチをする日本人の気質として「耐える感じの民族」と表現し、嫌韓の流れに合わせてヘイトスピーチが爆発したのは日本人のそうした気質にあり「怖い」と語っていました。
しかし、過去に韓国の男性アイドルグループ「iKON」のメンバーであるJU-NE(ジュネ)さんがビートたけしさんとの親交をSNSで伝えた際に、JU-NEさんのファンが「北野武には嫌韓論争がある」とコメントしたことから「ビートたけしは嫌韓」という噂が流れてしまいました。
ビートたけしは嫌韓?
ビートたけしは嫌韓寄りの発言が多い?
ビートたけしさんは現在情報番組『ビートたけしのTVタックル』や『情報7days ニュースキャスター』などでコメンテーター、キャスターとして活躍していますが、その中での発言の中には過去に嫌韓と取られる発言がありました。
しかし、一方でビートたけしさんは個人レベルでは韓国人、在日韓国人の友人は多いようで、その中の一人に韓国の人気男性アイドルグループ「iKON」のメンバーであるJU-NEさんがいたようで、JU-NEさんがSNSに投稿したビートたけしさんとの親交について韓国のネチズン(ネットユーザー)が炎上していました。
JU-NEは25日、自身のSNSに「申し訳ない。好きな俳優なので、他の情報を知らなかった」としながら「次からは慎重に疎通するJU-NEになる。ご心配をおかけして申し訳ない」と侘びた。
これに先立ち24日、JU-NEは日本の映画監督でありコメディ俳優の北野武(ビートたけし)との親交ぶりを表わす写真をSNSに投稿した。
これに対し、あるファンは「北野武には嫌韓論争がある。関連の文章をどうかすべて削除してほしい」とコメントした。JU-NEは該当のコメントに「ああしろこうしろ言うな。嫌だ」と答えるコメントを付けた。その後、JU-NEは該当の掲示物を削除したが、その後も論争が収まるどころか大きくなったため、直接謝った。
ビートたけしさんは過去に韓流ドラマがブームになった頃に「竹島を強奪した韓国のドラマに熱狂してもいいのか」と言ったり、従軍慰安婦問題などでは「日本からお金を奪う目的でいちゃもんをつける国」と発言するなど、その影響力からも嫌韓芸能人の代表として見られてきました。
しかし、実際は自身の出自も在日韓国人だと思っていたこともあり、個人間では在日韓国人の友人も多いビートたけしさんはヘイトコメント的なことは一度も言ったことが無く、あくまで事実に対して直感的に思ったことを発言しただけであり真の嫌韓では無いでしょう。
あくまで、一般的な日本人が感じている韓国に対するモヤモヤとした感情を、ビートたけしさんはわかりやすい形で発信しているというだけですね。
蓮舫さんは変な人ですからね。
— 2匹の仲良い猫です。 (@HSsAKIHsKi5I42w) 2018年4月27日
ビートたけし、さんと一緒に番組に出演している時も仲が悪かったらしいです。
たけしさん、は在日の人々との関係が有るので割りと在日の人々には優しいんですよね。
でも蓮舫さんに対しては凄く厳しいんですよ。
@rinda0818 @aritayoshifu ビートたけしがヘイトスピーチについて「ヘイトスピーチっていうけど
— オタキング (@otakingbaka) 2014年8月17日
日本人が我慢して我慢して、ここまで言われたらだったらやるよっていうことでしょう」
在日ついて「在日は韓国へ行ったらキョッポって文句言われる存在、けりつけなきゃ」
@marchrabbit0615 TVタックル「人権侵害救済法案」、「外国人参政権」を具体的に取り上げ、ビートたけしも熱入ってた。本来、各テレビ局の報道が徹底してやらなければならないのに・・報道し易い物ばかり・・もはや存在の価値すらない。売国奴・在日の影か・・本当に最悪だ。
— kiku (@barca_gunners) 2011年8月22日
ビートたけしの在日韓国人説や実家の家族について総まとめすると・・・
在日韓国人だと思い込んでいたビートたけしさんの生い立ちや実家の家族について総まとめしてきました。
・ビートたけしは嫌韓的な発言はするが差別しているわけではない
2005年頃に激化した嫌韓ブームは現在ではかなり沈静化したイメージがありますが、逆に言えば日本人の心理に嫌韓が定着してしまったとも言えるでしょう。
歴史的な問題や反日教育が改善されて、韓国人の良いところが多く見え始めればビートたけしさんのような影響力のある芸能人が親韓発言することで世間の印象は一気に変わるでしょう。