お笑いタレントの長原成樹はバラエティ番組「探偵ナイトスクープ」の人気探偵でしたが、降板理由や現在が話題です。
今回は長原成樹さんの経歴、ガオーさんなど「探偵ナイトスクープ」での人気企画、降板理由、現在をまとめました。
長原成樹のプロフィール
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名前:長原 成樹(ながはら せいき)
本名:張 成熙(チャン・ソンヒ)
生年月日:1964年4月18日
出身地:大阪府大阪市生野区
血液型:B型
身長:180cm
在日韓国人として日本に生まれ、お笑いタレントとして活動する長原成樹。
少年時代は暴走族に属する不良で、18歳の時に強盗事件で逮捕された経験もある人物です。
長原成樹の生い立ち
自身が在日韓国人であることにコンプレックスを感じたことはないようですが、就職活動である企業から落とされた原因は自分のルーツにあると感じ、差別を意識したと過去に語っています。
そこからは塗装業や鉄工所など様々な職を転々とし、その後吉本でお笑いタレントとしてのし上がる決意をしてNSCの面接に向かうも、柄の悪さが影響して門前払いを喰らうことに。
その時、うめだ花月にいた明石家さんまの楽屋に押しかけ、ネタの手直しをしてもらった上で吉本で披露、「生野ブラザーズ」として舞台に立つ機会に恵まれました。
その漫才を見た漫才作家・香川登志緒の推薦により、吉本に入ることになったのです。
お笑いコンビ・ヤンキース誕生
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正式になんば花月の舞台に立つようになると、「生野ブラザーズ」から「生野ヤンキース」へと改名し、その後「ヤンキース」というコンビ名になりました。
特殊な生い立ちではあるものの、漫才はまさに実力派で、コンビで多数の賞を受賞しています。
しかし1990年、相方・村上龍也が不祥事を起こしコンビは解散となりました。
解散以降、長原成樹という個人タレントとして数々のテレビ番組やお笑いライブの舞台に立ち、現在までお笑いタレントとして活動しています。
代表番組は「探偵ナイトスクープ」
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そんな長原成樹の代表番組と言えば、「爆笑!駐在君が行く!」や「クイズ!紳助くん」など多々ありますが、中でも特に人気なのが「探偵ナイトスクープ」です。
ここでは、長原成樹の「探偵ナイトスクープ」での活躍、ガオーさんやリゾート探偵としての企画、そして番組からの降板理由をまとめました。
降板後、意外な活動で話題になっている現在の様子もお伝えします。
長原成樹の「探偵ナイトスクープ」での人気企画まとめ 【ガオーさん・リゾート探偵】
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長原成樹と言えば、代表的な出演番組として挙げられるのが「探偵ナイトスクープ」です。
1988年から放送されている視聴者参加型の長寿バラエティ番組で、番組内の探偵事務所(探偵局)の探偵たちが視聴者から寄せられた依頼を調査するというコンセプトです。
依頼内容は、人探しや物探しからあるスポットを調査するようなものまで多岐にわたり、小さな依頼から本格的な調査を伴うものまでさまざまです。
「探偵ナイトスクープ」には、探偵局に見立てたスタジオで調査過程のVTRを見る局長と秘書、そしてお笑いタレントなどの男性タレントが探偵となり出演しています。
その中で長原成樹は1994年から2013年まで約10年間在任し、あらゆる依頼を調査してきました。
探偵としての出演者は長原成樹の他にも、石田靖、間寛平をはじめカンニング竹山、たむらけんじ、ハライチの澤部佑などがいます。
長原成樹の探偵ナイトスクープ出演とキャラクター
長原成樹の「探偵ナイトスクープ」デビューは1994年、降板したトミーズ雅の代わりとして初登場しました。
その後、依頼者に代わって貸した物を取り返す「取り立て屋成樹」シリーズが評判を呼び、多くの依頼調査に出演しています。
また、沖縄や南国に関する依頼にはほぼ必ずと言っていいほど登場することから、「沖縄探偵」「リゾート探偵」の異名が生まれました。
夜遅くまで寝ない子ども達の前に現れて懲らしめる怪物「ガオーさん」なるキャラも誕生し、「探偵ナイトスクープ」に長原成樹はなくてはならない存在になっていきます。
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「ガオーさん」とは、白塗りに大きすぎる口を描いた気味の悪いメイクの怪物で、ガオーさんを目の当たりにした子ども達は号泣し、夜遅くまで遊んでいたことを反省するという流れです。
大人が見ても恐ろしいガオーさんの風貌ですから、子ども達のトラウマにならないか心配になりますよね。
長原成樹はその家のシャワーを借りてガオーさんのメイクを落とし、素顔になった状態で子ども達に「ガオーさんは帰った」と伝え、トラウマにならないようにフォローしていました。
長原成樹が「探偵ナイトスクープ」を降板した理由
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「ガオーさん」など多くの人気企画を生み、「探偵ナイトスクープ」にとって大きな存在だった長原成樹ですが、2013年9月27日放送分をもって番組から降板しました。
最後の出演回では「復活!取り立て屋成樹」が放送され、人気企画の復活にファンも喜びましたが、突然の降板にショックを受けた方も多いのではないでしょうか。
なぜ長原成樹が降板することになったのか、その理由を調査しました。
長原成樹の「探偵ナイトスクープ」降板理由
一説によると、どうやら長原成樹の降板理由は世代交代だと言われています。
1988年から続く「探偵ナイトスクープ」は、2000年代〜2010年代に入り世代交代を意識して出演者の若返りを目指していたようです。
そのため、ベテラン探偵である長原成樹らに対し、番組25周年を節目として出演者の世代交代が告げられていたといいます。
長原成樹自身に降板する理由があったというわけではなく、番組の方向性によるものだったようですね。
長原成樹の現在
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長原成樹は「探偵ナイトスクープ」降板後もお笑いタレントとして活動しており、現在は俳優・作家・映画監督・スイーツプロデューサーなど多彩なジャンルで活躍しています。
俳優としては、ドラマ「慰謝料弁護士〜あなたの涙、お金に変えましょう〜」や「五つ星ツーリスト〜最高の旅、ご案内します!!〜」をはじめ、数々のドラマ・映画に出演しています。
さらに、現在は映画監督としても活動中です。
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2012年に鎌苅健太主演、宮地真緒や波岡一喜、中村昌也など錚々たる俳優陣が出演し、長原成樹の青春時代を綴った自伝の映画化作品「犬の首輪とコロッケと」の監督を務めました。
その後も監督として活動し、現在はVシネマも手掛けています。2019年には木村一八・大沢樹生・渋谷飛鳥らが出演する「組織を震撼させた男」のメガホンを取りました。
また、自伝本出版を経て現在は小説も執筆しており、自身初となる小説「大阪ストレイドッグス 伝説のペット探偵・男鹿の冒険」を発売して作家としても活動しています。
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大阪・天満を舞台に、探偵と風俗嬢と関西人の男が出会い、密輸された熱帯魚争奪のため裏社会に挑んでいく本格バイオレンス小説です。
この作品は芥川受賞のピース・又吉直樹も絶賛しており、長原成樹の多才さを示しました。
そして現在の長原成樹の活動の中でも最も意外性があるのが、人気スイーツ店・パティスリー「ル・フルティエ」の商品プロデュースです。
食材の厳選からパッケージの仕上がりまですべてにこだわったという長原成樹プロデューススイーツ「濃茶生チョコサンド」は、大好評の売れ筋商品となっています。
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京都宇治産の香り高い抹茶と生チョコを使用して作られたケーキで、ほのかな甘さと舌ざわりの良さでとろけるような美味しさが広がるというこだわりの逸品。
ほどよい甘さに仕上がっており、抹茶好きはもちろん、抹茶が苦手な人でも美味しく食べられると話題です。
スイーツ好きを公言し、プロデューススイーツまで作り上げた長原成樹は、芸能界のスイーツ男子である俳優・的場浩司やプロレスラー・真壁刀義とのコラボ企画も考案中なんだとか。
今後、スイーツ界での更なる活躍が期待できそうです。
お笑いタレント、俳優、映画監督、作家、そしてスイーツプロデューサーとして多岐にわたる活躍をしている長原成樹。
彼が今後どんな事に挑戦していくのか、この先も目が離せません。
まとめ
「探偵ナイトスクープ」の人気探偵だった長原成樹について、番組降板理由、現在の活躍をお届けしました。
現在はお笑いタレントの他にも俳優・映画監督・作家・スイーツプロデューサーと幅広いジャンルで活躍している長原成樹。
今後の活躍にも期待しましょう。