森本稀哲（もりもとひちょり）のプロフィール

 

生年月日 ：1981年1月31日

出身地 ：東京都荒川区
身長 ：185cm 
体重 81kg 

血液型 ：B型

出身校： 帝京高校
ドラフト： ドラフト4位

投打： 右投右打
ポジション ：外野手 

国籍：日本

 

経歴

 

森本稀哲（もりもとひちょり）さんは、在日韓国人の父親と日本人の母親の間に、東京都荒川区で生まれました。

 

「ひちょり」という名前は、韓国語の「稀哲（희철）」の発音である「ヒチョル」から取って、父親が命名したそうです。

 

実家は西日暮里の焼肉屋「焼肉絵理花」を経営していましたが、現在は閉店しているようです。

 

そんな森本稀哲さんは元プロ野球選手ですが、小学校まではサッカーをしていました。

 

しかし小学生1年生の時、「汎発型円形脱毛症」が原因でほぼ全ての髪、そしてまつ毛や眉毛まで抜けてしまい、それが原因でイジメに遭い、サッカーを辞めたそうです。

 

その後、野球に取り組んだ森本稀哲さんは、高校野球の名門である帝京高校の主将として、第80回全国高校野球選手権大会に出場しています。

 

1999年には、ドラフト4位で日本ハムファイターズ(現北海道日本ハムファイターズ）に入団しました。

 

2006年には1番レフトとして活躍し、チームを日本一へと導びた森本稀哲さん。

 

2011年に横浜ベイスターズ（現横浜DeNAベイスターズ）へ移籍、2014年には、埼玉西武ライオンズへテスト入団しています。

 

そして2015年9月、17年間に渡るプロ野球人生を終えて現役を引退しています。

 

 

森本稀哲の年俸　

 

 

森本稀哲さんの推定年俸は、以下のようになっています。

 

2000年： 450万円
2001年：600万円
2002年：1000万円
2003年：1200万円
2004年：1320万円
2005年：1480万円

2006年：3000万円

2007年：6500万円
2008年：1億3000万円
2009年：1億1000万円
2010年：8000万円
2011年：8000万円
2012年：8000万円
2013年：8000万円
2014年：2000万円
2015年：2500万円

 

プロ野球選手の年俸は大きく変わりますね。

 

2020年4月15日には、森本稀哲さんはツイッターで、新型コロナウイルスでの入院を公表した元プロ野球選手で野球評論家の片岡篤史さんとの年俸にまつわる思い出をアップしています。

 

稀哲さんと片岡さんはかつて日本ハムで一緒にプレー。稀哲さんは、「入団当初、怪我でファームに来て『おい、森本！キャッチボールしてくれ！』って言われて、緊張し過ぎてボール引っかけて、チーム最低年俸の選手がチーム最高年俸の選手の怪我してる膝に直撃させて、周りが騒然とした」と、片岡さんとの思い出話をつづった。

引用：JCASTニュース～ひちょり、日ハム時代に「周りが騒然とした」失敗　コロナ感染の片岡篤史氏との思い出明かしエール

 

実力勝負のプロ野球界での様子がわかるエピソードですね。

 

森本稀哲さんが入団当初は年俸が450万円くらいですから、最高年俸の片岡篤史さんとの年俸差は相当なものだったでしょう。

 

また、森本稀哲さん自身も最高年俸は1億円を超えているので、最低年俸との差も20倍以上ということになりますね。

 

森本稀哲の成績　

 

 

森本稀哲さんは、プロ入りから数年は伸び悩んでいましたが、2006年に開幕スタメン選手が離脱したことにより、チャンスが巡ってきました。

 

そのチャンスを見事に活かし、ゴールデングラブ賞を初受賞しています。また、オールスターゲームにも初出場、その第2戦では大胆にも本盗に成功しています。

 

さらに、同年の日本シリーズでは最高打率を記録し、優秀選手賞を受賞しました。

 

 

順調に活躍していた森本稀哲さんですが、2008年5月の読売ジャイアンツ戦で、左手小指を骨折する怪我に見舞われます。

 

さらに翌年の8月にも左手小指を骨折し、2010年にも右手薬指も骨折をするなど、立て続けに怪我に泣かされました。

 

その結果、思うような成績が出せず、2010年12月横浜ベイスターズに移籍をしますが、その後も怪我などで結果が残せず、2013年11月には埼玉西武ライオンズへ移籍しています。

 

ライオンズへの移籍後の2014年は安定した成績を残しましたが、翌2015年には2軍落ちとなり、9月に現役を引退しました。

 

 

森本稀哲の引退理由

 

 

2004年、森本稀哲さんが所属していた日本ハムファイターズに、メジャーリーグで活躍した新庄剛志さんが入団します。

 

食事がきっかけで打ち解けた森本稀哲さんは、野球面でも新庄剛志さんから好影響を受けて、8年目にしてレギュラーを獲得。森本稀哲さんは公私で新庄選手を尊敬していたようです。

 

そんな新庄選手と言えば、本拠地の札幌ドームを満員にし、様々なパフォーマンスを披露するスター選手であり、当時は連日ニュースでも取り上げられていましたね。

 

それに影響を受けた森本稀哲さんも、球場パフォーマンスに力を入れるようになります。

 

2006年のオールスターゲームでは、大人気漫画「ドラゴンボール」のキャラクターであるピッコロの恰好で登場してファンを喜ばせたりしました。

 

その後、2006年に新庄選手が引退をしますが、チームはリーグ優勝を果たします。森本稀哲さんは個人でも打率3割を残すなど、大活躍をしたのです。

 

しかし、翌年のシーズン中にデッドボールを受けて戦線離脱後、成績はどんどん落ちて行きました。

 

当時の推定年俸は１億３０００万円ということもあり、「こんな状態でも派手に遊んでいた」とのこと。森本氏は「膨大なお金を手にしたことで、新庄さんのド派手な私生活までいつの間にか真似をしてしまっていた。『お金を使えば返ってくる』って新庄さんは常々言ってたんですよ。口癖のように」と振り返り、「飲食費だけで年間２０００万円オーバー」「オリジナルグッズを作り大量の在庫を抱えた」などの経験を語った。

 

引用：SANSPO.COM～森本稀哲氏「新庄さんのド派手な私生活まで真似をしてしまった」　“しくじり”出演で告白

 

森本稀哲さんはそこで練習をするわけでもなく、「どうせまた打てるだろう」と慢心したそうです。

 

また、引退の理由について正式に記者会見で語っています。

 

「今季は万全の状態で結果が残せず、良いタイミングと思った」

 

度重なる怪我に加え、新庄選手譲りのド派手な生活によるやる気の低下が引退へとつながってしまったようです。

 

そして、森本稀哲さんは17年間のプロ野球人生にピリオドを打ちました。

 

 

森本稀哲の現在

 

 

森本稀哲さんは引退後、都内の一般の会社に就職して経営学を学んでいます。

 

また、学生に野球を指導できる資格「学生野球資格回復の適正認定」を取得しています。

 

現在は、経営コンサルティングを手掛ける『CKPLAT』に所属し、野球解説やタレントとしてテレビやラジオ出演の他に講演活動や本を出版しています。

 

プライベートでは、ファッション雑誌「JJ」や「Domani」などで活躍したモデルの悠美さんと結婚して、その後、子供も産まれていますね。

 

 

まとめ

 

 

元プロ野球選手の森本稀哲さんの年俸や成績、引退理由や現在をまとめてみました。

 

森本稀哲さんはプロ野球選手として活躍しましたが、人を喜ばせるエンターテイナー的な素質も充分にあるようです。

 

これからも目が離せない存在です！