ポルトガル代表でユベントス所属のクリスティアーノ・ロナウドですが、韓国戦を欠場して韓国ファンの怒りを買い、訴訟騒動に発展する事態となりました。
今回はCロナウドの韓国戦欠場の経緯と裁判、その後と現在をまとめました。
Cロナウドのプロフィール
出典:https://www.football-zone.net/
本名:クリスティアーノ・ロナウド・ドス・サントス・アヴェイロ
生年月日:1985年2月5日
国籍:ポルトガル
出身地:フンシャル
身長:185cm
体重:80kg
Cロナウドことクリスティアーノ・ロナウドは、ポルトガル代表、セリエA・ユベントスFC所属のサッカー選手です。
ポジションはフォワードで、ロニーやクリロナの愛称で呼ばれています。
サッカーにおいて「世界最高の選手」と評されるプレイヤーで、過去所属した4チーム全てでリーグ戦・国内スーパーカップで優勝に貢献しました。
UEFAチャンピオンズリーグ、イングランドプレミアリーグ、スペインリーガ・エスパニョーラ、イタリアセリエAで優勝を経験し、欧州三大リーグで優勝を飾った史上初の選手です。
さらに、UEFAチャンピオンズリーグで得点王を獲得7回、ヨーロッパの最優秀選手に贈られるバロンドールを受賞、チームやリーグの通算またはシーズン最多得点記録の保持者です。
世界最高の選手の名に相応しい、数々の栄誉を手にしています。
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=UjU01LsXFds]
そんなスタープレイヤー・Cロナウドですが、韓国で行われるKリーグ選抜戦の試合を欠場したことがきっかけで、韓国ファンの怒りを買って裁判沙汰に発展する騒動が起きました。
ここでは、Cロナウドの韓国戦欠場の詳細と理由、裁判のその後と現在についてまとめます。
Cロナウドの韓国戦欠場騒動① 騒動の経緯まとめ
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2019年7月26日、韓国・ソウルで開催されたKリーグ選抜戦親善試合において、ユベントス所属のCロナウドが試合を欠場しました。
この試合はCロナウドが出場するということで大々的に宣伝され、6万5000枚のチケットは瞬く間に完売しています。
約6万人がスタジアムに詰めかけ、世界最高の選手と呼び声高いスタープレイヤー・Cロナウドのプレーを期待する中、Cロナウドはベンチ入りしたものの最後まで出場しませんでした。
試合会場に訪れた約6万人のファンは、後半になってもピッチに立つ気配のないCロナウドに対し、ライバル選手であるメッシの名前を連呼するなど、場内は穏やかならざる雰囲気に。
結局、最後までベンチにいたCロナウドに、楽しみにしていたファンは怒りを露わにしました。
大会主催企業によると、この試合で「Cロナウドが45分以上出場する」という契約が交わされていたようで、宣伝時にもCロナウドが出場すると大々的に取り上げられていました。
主催側は試合中に何度も抗議したようですが、「監督と選手から『契約は知っているが、体調が悪くてプレーは出来ない』と言われ、どうしようもできなかった」とコメントしました。
事実、6日間で3試合という過密日程であること、インテル戦から中1日という状況でした。
試合後に監督から、「疲労により100%の状態でなかったことから休ませるという判断に至った」と理由が説明されました。
今回の親善試合はユベントス側から提案されたもので、ドタキャンになったスケジュールを埋めるために急遽組み込まれたものでした。
過密スケジュールの強行日程だったため、当初は主催側は見直しを求めましたが、ユベントス側が「何度も経験してきた」として決行されました。
しかし、飛行機の遅れで韓国入りが遅れ、予定されていたキックオフが1時間遅れとなり、さらに試合前に開催予定だったファンミーティングやサイン会などもキャンセルになっていました。
このように、試合当日のスケジュールは上手くいっていなかったようで、様々な要因が重なり、極め付けのCロナウド欠場でスタジアムに詰めかけたファンの怒りを買うこととなりました。
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「Cロナウドの元ファン」を公言する韓国人ファンは、Cロナウドに直接抗議しようと遠征先のスウェーデンに乗り込み、動画を配信して世界中で拡散されました。
このCロナウドの元ファンという男性は、ユベントスの遠征先だったスウェーデン・ストックホルムにある滞在先のホテルに突撃。
Cロナウドがロビーに現れるのを待って、英語で「なぜ韓国でプレーしなかったんだ」と問いただしました。
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=Zrc8xaKrjxk]
無視された男性は他にも他にもCロナウドの気を引くために、ポルトガル語で書いたメッセージを掲げましたが、これも全て無視されています。
この動画はYouTubeに投稿され、約400万回の再生回数を記録するなど世界中で再生されました。
「45分以上出場する」という契約を結んだにも関わらず、1秒もCロナウドをピッチに立たせなかったユベントス。
これに対し、Kリーグ側が「詐欺行為」と言葉にし、動画のような強硬手段に及ぶほど怒りを募らせているファンも生まれたこの騒動。
ついに韓国ファンは集団訴訟を起こし、裁判へと発展したのです。
Cロナウドの韓国戦欠場騒動② 訴訟内容と裁判結果とは?
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Cロナウドが試合に出場しなかったことに怒りを覚えた韓国ファンが訴訟を起こした相手は、試合を主催した「The Fasta」社です。
親善試合でCロナウドが出場しなかった欠場騒動に関連した民事訴訟が行われ、損害賠償として以下の請求がされました。
損害賠償内訳
チケット代:7万ウォン(約6400円)
キャンセル払戻手数料:1000ウォン(約100円)
慰謝料:100万ウォン(9万1000円)
合計1人あたり107万1000ウォン(約9万7500円)を求める裁判が行われました。
その後の2020年2月4日、裁判所はファンの訴えを一部認め、「The Fasta」に対し、ファン1人あたり37万1000ウォン(約3万4000円)の賠償金を支払うよう損害賠償判決を下しています。
訴えが認められたとは言え、「Cロナウドが45分以上出場する」という契約を反故にされた「The Fasta」社も被害者です。
契約不履行に対する違約金は数千万と言われており、ユベントスに対する大きな拘束力が無かったことも今回の騒動に発展した要因かもしれません。
楽しみにしていたファン、主催した企業、どちらも裏切る形となったユベントスですが、選手の健康管理も大事なのは間違いありません。
今後はスケジュールに無理のない試合日程で調整されるよう祈るばかりです。
Cロナウドのその後と現在
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韓国ファンの怒りを買う結果となったCロナウドですが、その後韓国ファンに対するコメントなどは特にありません。
現在もユベントスでスター選手としてプレーしていますが、実はCロナウドは古巣「レアル・マドリード」で再びプレーしたいことが近しい関係者から明かされました。
近しい関係者とは、Cロナウドの友人でもあるイタリア人記者のエデュ・アギーレ氏です。
Cロナウドは、古巣のレアル対バルセロナ戦をレアルの本拠地サンチャゴ・ベルナベウで観戦したそうです。
そしてその後、アギーレ氏がメディアを通じて「彼はレアル・マドリードへ戻りたいと思っている。彼はベルナベウに来てマドリードに愛着を感じた。興奮していたようだ」とコメント。
現在はユベントスに集中しているとしましたが、レアル移籍の可能性を匂わせる発言に、今後のCロナウドの動向に更なる注目が集まることとなったのです。
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また、2020年3月にはファンを心配させるニュースが飛び込んできました。
Cロナウドの母であるドロレス・アベイロが脳卒中で倒れ、Cロナウドが練習を中断して故郷ポルトガルへ向かったと報じられました。
幸い、母親は病院の集中治療室に入ったものの、現在は容態も安定し意識もあるようです。
Cロナウドは自身のツイッターで「僕の母へのサポートに感謝します。母は病院で安静にしており、回復傾向にあります。僕ら家族は母の面倒を見てくれた医療チームに感謝しています」とコメントしました。
Cロナウドは母親の無事を見届けるとチームに戻り、緊急帰国した翌日に練習に復帰したことが発表されました。
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また、明るい話題としては現在のサッカー界における生ける伝説同士の熱い闘いも話題となっています。
2020年3月7日、Cロナウドのライバル・バルセロナのアルゼンチン代表リオネル・メッシが、欧州主要リーグにおける歴代最多得点記録を更新したことが大きく取り上げられました。
メッシはこの日の得点がリーグ戦での通算438ゴール目となり、欧州5大リーグの通算得点数で並んでいたCロナウドを上回って歴代最多得点者となったのです。
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=5h1GRPMDlMU]
この記録をメッシが更新し続けるのか、Cロナウドが更に上回るのか今後も注目が集まります。
まとめ
サッカー界の宝であり、世界最高の選手と呼ばれ全世界のサッカーファンから多大な支持を受けるCロナウド。
韓国戦欠場騒動は残念でしたが、今後も伝説を更新していくCロナウドに注目です。