韓国の人気俳優ユ・アインさんは5度の懲役検査の末に兵役免除判定を受けましたが、その理由が病気だと話題になっています。
今回はユ・アインさんの骨腫瘍の病状と兵役免除、別の病気の噂、現在の活動についてまとめました。
この記事の目次
ユ・アインのプロフィール
名前:ユ・アイン(유아인、Yu A In)
本名:オム・ホンシク(엄홍식)
生年月日:1986年10月6日
出身地:韓国・大邱広域市
身長:179cm
血液型:A型
韓国の有名俳優ユ・アインさんは、ソウル、釜山に続く韓国第3の都市と言われている大邱広域市に生まれました。芸能界入りのきっかけは高校1年生の時に路上でスカウトされたこと。
2003年のドラマ『四捨五入』でデビュー、2006年には『俺たちに明日はない』で映画初出演。
チュ・ジフンさんやキム・ジェウクさんとともに主演を務めた映画『アンティーク』(2008)や、ドラマ『結婚できない男』(2009)で知名度を上げました。
ニューヨーク・タイムズの2018年最高の俳優12人に選ばれる
2018年には、映画『BURNING』(2018)での演技が高く評価され、ニューヨーク・タイムズによってその年の「最高の俳優12人」に選ばれました。
ニューヨーク・タイムズは映画「BURNING」でのユ・アインの演技を「隙がない」と表現し、「ユ・アインが作家を夢見る大学卒業生から復讐心に燃えるストーカーとなっていく過程は見る者の目を離せないようにする」と称賛した。
ユ・アインさんはアジア俳優としてただ1人の受賞で、ユ・アインさんの他には、ジュリア・ロバーツさんやイーサン・ホークさん、エマ・ストーンさんらが受賞していましたよ。
彼女は「いつもいた」
まだ結婚はしていないものの、ユ・アインさんは恋愛経験豊富なようです。
あるインタビューでは「いつも彼女がいた」と明かしており、これまで、ソン・ヘギョさんやチョン・ユミさん、パク・ミニョンさんと噂になりました。
また、2012年には交際中の彼女がいると公表。相手が誰かはわかっていませんが、もしかすると上で挙げた3人の中の誰かかもしれないですね。
ユ・アインが病気「骨腫瘍」を公表 【現在の病状まとめ】
2017年2月、ユ・アインさんが骨腫瘍を患っていることが公表されました。
2013年に映画『カンチョリ』に出演した際、肩の筋肉が破裂する怪我を負ったユ・アインさん。その検査をしている中で、肩の回旋筋腱板の関節に骨腫瘍が見つかったのです。
骨腫瘍は骨に発生する腫瘍で、骨と接続された軟骨と関節に生じる腫瘍も含まれている。良性腫瘍と悪性腫瘍に分類される。
所属事務所によれば、ユ・アインさんの骨腫瘍は悪性ではなく良性。定期的に病院に通う必要はなく、日常生活を営む上でも影響はないのだそうです。
ユ・アインは病気が理由で兵役免除
韓国では、男性は19歳から29歳までの間に1年半にわたって兵役に就く義務がありますが、ユ・アインさんは病気が理由で兵役免除判定を受けました。
1986年生まれのユ・アインは、兵役等級保留の判定を受けた。
2015年12月に1次等級保留の判断を受け、2次検査は2016年5月に受けた。
3回目は昨年12月であり、4次判定は、来る3月に予定されている。
特に兵務庁は3次検査当時、「経過観察と組織検査が必要である」と判定を保留した。
5度にわたる検査の末、兵役免除
徴兵検査を受けると1〜7級のいずれかに分類されます。
1〜3級が「現役兵」、4級が公的機関などで事務的な作業を行う「補充兵」、5級は戦争が起こった時に軍事支援を行う「第二国民役」、6級は「兵役免除」、そして7級が「再検査」です。
ユ・アインさんは4度に渡って7級、つまり再検査判定を受け、2017年6月27日、5度目の判定で6級の兵役免除判定されました。 所属事務所の発表によると、
「所属事務所は俳優の健康問題を最優先に考え、治療を積極的に支援し、慎重な経過観察と細心の管理を共にしていく」
とのことで、体調を最優先して、仕事をしばらく休業することになりました。
ユ・アインの兵役免除に批判も
2017年7月3日、兵役免除判定を受けてから初めて、ユ・アインさんがSNSを更新。
ユ・アインさんはソ・テジさんの楽曲「インターネット戦争」の歌詞画像をインスタグラムにアップ。その歌詞の
「硬直した君はツバを飛ばしながら、無知なこじつけをして」
という箇所を、文字の色を変えて強調していました。兵役免除になったことで、世間から批判されていることに対して、思うところがあったのかもしれませんね。
兵役免除になるまで、ユ・アイン さんは「必ず兵役義務を果たす」と熱意を見せていましたが、結局兵役免除となってしまって、世間から「兵役逃れ」というバッシングも起こりました。
病気なら仕方ないと考える人も多いと思いますが、中にはやはり批判してくる人もいますよね。ユ・アインさんはそうした声に少し敏感になってしまったようです。
ユ・アインさんが『BURNING』で仕事に復帰
兵役免除後、体調を最優先して仕事を休んでいたユ・アインさん。約2ヶ月間の休業期間を経て、2017年9月に復帰しました。
ユ・アインさんの復帰第1作目となった作品は、映画『BURNING』。主人公の鐘守役に選ばれ、9月にクランクインしました。
復帰作『BURNING』は村上春樹さんの小説が原作
『BURNING』といえば、ユ・アインさんがニューヨークタイムズによって「最高の俳優12人」に選ばれるきっかけとなった映画です。
そしてこの映画は、村上春樹さんの短編小説『納屋を焼く』を原作としたミステリー。
村上春樹の短編小説をアジアの映画監督たちと映画化するという、NHKの企画の第一弾として製作された作品です。
「バーニング」は流通会社のアルバイト学生のジョンス(ユ・アイン)が幼馴染のヘミ(チョン・ジョンソ)に出会い、彼女に正体不明の男ベン(スティーブン・ユァン)を紹介されて繰り広がる、ミステリアスでパワフルなストーリーだ。
日本版『BURNING』の予告編動画をご覧ください。
一体どんな結末になるのか、全く予想がつかないですね!高い評価を得た作品だけあって、とてもおもしろそうです。
『BURNING』は「第91回アカデミー授賞式最優秀外国語映画賞」の1次候補にもノミネートされました。もし受賞すれば、韓国映画で初の受賞となります。
この映画はもともと2016年11月に撮影が開始される予定でしたが、村上春樹さんとNHKとの間で意見が食い違い、2017年9月からの撮影となったみたいですよ。
まさに、ユ・アインさんの復帰作にふさわしい作品だったのではないでしょうか。
ユ・アインが病気「軽躁病」と言われたきっかけ&真相
2017年11月、ユ・アインさんがネットユーザーたちとSNSで論争を繰り広げたことがありました。
その様子をSNS上で見ていた精神科医のキム・ヒョンチョルさんが、ユ・アインさんに「軽躁病の疑いがある」とSNSに投稿。
これに対して、医師が診察もしないで軽率な診断をしている、との批判が集中しました。
医学界でも問題となり、キム・ヒョンチョルさんは翌年3月、所属していた「大韓神経精神医学会」から除名処分を受けました。
大韓神経精神医学会の発表によれば、キム・ヒョンチョルさんは、今回の件だけでなく、患者と不適切な関係や、患者の個人情報を自身のウェブサイトに載せるなどの問題行為もあったそう。
学会関係者は「医療法に反することは告発措置が避けられない」とし、「大韓医師協会と保健福祉部に追加の措置を要請した」と明らかにした。
今回の処置は、学会が会員に下す処分の中で一番重いもの。軽い気持ちで発言したのかもしれませんが、その代償は大きなものとなりましたね。
ユアインの病気・現在の様子・別の病気の噂についてのまとめ
・ユアインは5回にわたる検査の末「骨腫瘍」と診断されて兵役を免除した
・ユアインが「軽躁病」と言われたのはSNSに投稿された精神科医の投稿だった
病気で兵役免除になったユ・アインさん。骨腫瘍は良性とのことで、現在の病状は良好のようです。
兵役免除になったことで批判の声が上がり、それに対してユ・アインさん自身も気になっていたようでしたが、復帰後第1作の『バーニング』では高い評価を得ており、さすが人気俳優です。
病気ということで、くれぐれも身体を大事にしながら、俳優業に励んでいただきたいところです!ユ・アインさんのこれからの活躍も楽しみですね。