70年代から活躍していた韓国のベテラン女優・カンスヨンですが、主演したNetflixドラマの公開直前の2022年5月に死去しました。
今回はカンスヨンの死因とされる脳出血、ワクチンとの関係、生前の様子と現在を紹介します。
カンスヨンのプロフィール
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名前:カン・スヨン(강수연)
生年月日:1966年8月18日
没年月日:2022年5月7日(55歳没)
出身地:韓国・ソウル特別市
カンスヨンは、1971年に韓国ドラマ「しっかり者の冒険」でデビューした子役出身の女優です。
1987年の映画「シバジ」では、子役から成人女優に成長したことを見せつけ、ヴェネツィア国際映画祭の女優賞、ナント三大陸映画祭の主演女優賞を受賞しています。
また、1989年の「ハラギャティ 波羅羯諦」では主演を務め、愛に傷付いて尼僧院に入り、仏門と俗世の狭間で迷いながら修行を続ける主人公スンニョを熱演しました。
70年代から現在に至るまで活躍し続けたベテラン女優であるカンスヨンですが、新作公開が決定していた2022年5月に死去したことがわかりました。
ここでは、カンスヨンの死因とされる脳出血、ワクチンとの関連、生前の様子と現在についてお届けします。
カンスヨンは2022年5月に死去・死因は脳出血だった・・・
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2022年5月7日、韓国のベテラン女優カンスヨンが死去したことが発表されました。
死去の2日前、自宅で心肺停止状態になっているところを家族に発見され、ソウル市内の病院で治療を受けていましたが、意識を取り戻すことなく5月7日に死去したとのことです。
死因は脳出血とされています。
病院に搬送後、脳出血の診断を受け、集中治療室で経過を見守り手術も予定されていましたが、残念ながら意識を取り戻さないまま息を引き取ったと発表されました。
釜山国際映画祭の理事長を務めていたキム・ドンホは、カンスヨンと交流があり、死去の1ヶ月前にも会っていたそう。
「一緒に食事をした時は大丈夫そうに見えた」と語っており、まさに青天の霹靂の訃報となりました。
カンスヨンの死因・脳出血とは
カンスヨンの死因となった脳出血は、脳卒中の症状のひとつとされる病気で、韓国では死因のうち4番目に多いというデータがあります。
脳血管が切れることで脳内に血が溜まり、溜まった血が固まり「血種」となって、周囲を圧迫して脳細胞を破壊していきます。
自覚症状が出ず、突発的に発症するのが特徴で、ひどい頭痛やめまい、腕や足の痺れ、歩行困難といった症状が現れます。
また、脳に損傷が出ることから会話にも支障が生まれ、発音ができない、言葉が出てこない、話している内容が理解できないといった症状も見られることがあります。
主に60代以上の高齢者に多い病気ですが、30代〜50代の現役世代も発症することがあり、55歳で死去したカンスヨンも脳出血が死因となって息を引き取りました。
カンスヨンの死去はワクチンのせい?死因との関連性は?
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カンスヨンの死去が報じられると、検索エンジンのカンスヨンの検索候補に「ワクチン」というワードが挙がるようになりました。
新型コロナウイルスの感染拡大が世界的に広がる中で、ワクチン接種後に死亡した事例のうち、主な死因は脳出血という報告があります。
そのため、カンスヨンの死もワクチンとの関連性が疑われ、検索ワードの候補に浮上したものと思われます。
カンスヨンのワクチン接種の有無について調査したところ、ワクチンは接種済みであることがわかりました。
カンスヨンは2022年5月に開かれる韓国映画人元老会の定期総会で功労賞を授与される予定でしたが、「アメリカに行くから受けられない」と断っていました。
現在は海外に渡航する際はワクチン接種が義務付けられているため、渡米する予定があったカンスヨンも必須でワクチンを接種していたと考えられます。
ただ、カンスヨンがワクチン接種の副反応で脳出血を発症した、という情報はありません。
ワクチンの副反応で死亡したのでは?と噂が流れることがありますが、憶測による不確定な情報に振り回されないようにしたいですね。
カンスヨンの現在:遺作が公開
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カンスヨンは生前、2001年にSBSで放送されたドラマ「女人天下」で主人公のチョン・ナンジョン役を演じるなど、00年代までは精力的に女優業を行なっていました。
ただ、2010年代以降は女優としての活動がありませんでした。
また、2017年に釜山国際映画祭の執行委員長を辞退して以降、映画界の重鎮とも連絡を取らなくなっていたようです。
2021年に江陵国際映画祭の開幕式に出席し、4年ぶりに公の場に姿を見せましたが、近年はそれ以外に公式の活動はほとんどなく、事実上の引退かとも思われていました。
しかし、2022年5月にNetflixで配信される映画「JUNG_E/ジョンイ」への出演が決定し、10年ぶりの商業作品への復帰が話題になっていました。
そんな中での突然の訃報とあって、驚いた方も多かったのです。
カンスヨンの遺作はNetflix映画「JUNG_E/ジョンイ」
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カンスヨンの遺作となったNetflix映画「JUNG_E/ジョンイ」は、映画「新感染 ファイナル・エクスプレス」で注目を浴びたヨン・サンホ監督の新作で、カンスヨンが主演を務めています。
環境破壊により、人間の生存に適さなくなってしまった22世紀の地球が舞台です。
避難先のシェルターで戦争が起き、エリート軍人の脳のデータをクローン技術により植え付けられたロボット兵士が戦争を左右するというSFアクションアドベンチャー映画となっています。
カンスヨンの遺作である本作は予定通り公開されるので、韓国映画界を牽引してきたベテラン女優・カンスヨンの最後の作品を目に焼き付けたいですね。
まとめ
韓国の女優・カンスヨンの死去と死因の脳出血、ワクチンとの関連、生前から現在までをお届けしました。
韓国芸能界を盛り上げてきた功労者であるカンスヨン。安らかな眠りをお祈りします。