中国の最高指導者として権力を振るう習近平ですが、実は歴代最多の暗殺未遂事件が起きており、常に暗殺の脅威に晒されていると言われています。
今回は習近平のこれまでの暗殺事件一覧、最新の事件、現在をまとめてみました。
習近平のプロフィール 【中国最高指導者】
出典:https://news.yahoo.co.jp/
現在の中国共産党中央委員会総書記であり、中国最高指導者である習近平(しゅう きんぺい、シー・チンピン)。
歴代最多の暗殺未遂に遭っていると言われ、爆発・毒殺・刺傷などあらゆる方法で暗殺を企てられている、現在最も命を狙われている人物でもあります。
今回は、これまでに報道されている習近平の暗殺未遂事件をまとめました。
出典:https://ja.wikipedia.org/
名前:習近平(しゅうきんぺい)
生年月日:1953年6月15日
出身地:中国北京市
習近平は2012年11月、中国共産党中央委員会総書記と党中央軍事委員会主席に就任し、その4ヶ月後に中国の国家主席となり、最高指導者の座に就きました。
習近平が最高指導者となってからの中国は、かつてないほどの大規模な党幹部・役人・政敵の汚職取り締まりが強化され、腐敗撲滅運動が行われています。
汚職に関与したとされる権力者が次々に処分されており、習近平の最高指導者就任からわずか1年で26万人以上の党員が投獄されました。
また、自身の権力をアピールするように、2017年の建軍90周年記念パレードで兵士1万2000人・航空機約130機・戦車約500台を参加させ、軍事的な力の大きさを世界に誇示しました。
2018年3月には、国家主席と国家副主席の任期を2期10年とする制限を撤廃。この憲法改正により自身の長期政権を可能にし、生涯国家主席の地位を作ることに成功しました。
これらの実績により中国国内で最も力を持つ指導者となった習近平ですが、海外から独裁者と呼ぶ声も大きくなり、実際に多くの暗殺未遂によって命を狙われることになりました。
習近平の暗殺未遂数とは? 【歴代トップとも】
出典:https://mainichi.jp/
中国の最高指導者・習近平は、歴代の中国国家主席の中でも最多クラスの暗殺未遂の被害に遭っています。
自身の長期政権・生涯国家主席を可能にした習近平は、その座を追おうとする者から数々の暗殺を企だてられているのです。
中国では要人の暗殺は比較的多いですが、その中でも習近平はこれまでに報道されていないものも含めると10回をゆうに超える暗殺未遂被害に遭っているとされています。
習近平の過去の暗殺未遂事件一覧
習近平暗殺について報道されたものの中から、特に主たる暗殺未遂事件を一覧にしてまとめました。
2012年:プールで暗殺未遂
出典:https://www.epochtimes.jp/
2012年9月、14日間に渡って習近平の消息が不明になり、予定されていた米国務長官(当時)ヒラリー・クリントンとの会談もキャンセルされました。
この時、習近平は背中を負傷しており、関係者からは「プールで泳いでいた際に転倒して背中を痛めた」とコメントが発表されました。
しかし一部メディアからは、「何者かに重量物によって負傷させられた」と報道され、暗殺未遂説が持ち上がりました。
暗殺を企てたのは、当時汚職で無期懲役刑に処されていた役人によるものと言われています。
2013年:毒針で暗殺未遂
出典:https://www.epochtimes.jp/
2013年12月に習近平が消息不明になった頃、毒針による暗殺未遂があったと言われています。
毒針などの刃物を使った刺傷暗殺未遂は以前にも複数あったと言われており、2013年の事件は収賄や職権濫用で無期懲役となった者による犯行とされています。
2016年:交通事故で暗殺未遂
出典:https://jbpress.ismedia.jp/
習主席はこれまで、4回以上の交通事故に遭っていると言われています。
2016年4月には、四川省を視察した際に習主席の車列に自動車が突進し衝突しました。
交通事故での暗殺が企てられていたとされています。
2018年:爆発で暗殺未遂
出典:https://newsphere.jp/
2018年12月、車に乗り込む際に近くで爆発が起き、習近平が病院に搬送されました。
病院に運ばれた理由は爆発による負傷ではなく、極度の緊張と心労が原因となって胃痛を引き起こしたものとされています。
爆発物は軍で使用されているもので、人民解放軍による暗殺未遂説が有力とされています。
複数回の毒物による暗殺未遂
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習近平は飲食物に毒物を混入される事件が多発し、少なくとも5回の毒物暗殺の脅威に晒されています。
全ての飲食物のサンプルを保存し、万が一の際に捜査の証拠になるよう対策されているとのことです。
習近平の最新暗殺未遂事件とは?
出典:http://www.cntcm.com.cn/
習近平の暗殺未遂で最新のものは、2018年に南方視察中に起きた誘拐暗殺計画の露呈です。
習近平は香港・マカオ・珠海を繋ぐ大橋の開通セレモニーに出席予定でしたが、直前になって会場が橋の上から税関の建物内に変更されました。
香港とマカオのマフィアによる習近平暗殺が、直前に発覚したことでの変更と言われています。
しかし一部関係者によると、暗殺計画発覚の事実はなく、橋の上という開けた場所での暗殺を恐れた習近平が変更を言い渡したという説も浮上しています。
これまで10回以上も命を狙われていれば、暗殺に敏感になるのも当然かもしれません。
習近平の現在
出典:https://headlines.yahoo.co.jp/
習近平は現在、2020年に世界中で猛威を振るった新型コロナウイルスの責任の所在を巡り、世界各国、特にアメリカと懐疑論をぶつけ合っています。
中国・武漢が発生地とされる新型コロナウイルスですが、中国外務省の趙立堅報道官がツイッターを通じて「米軍が武漢にコロナウイルスを持ち込んだ可能性がある」と主張しました。
一方アメリカは、中国・武漢にあるウイルス研究施設から広まった可能性があると指摘し、トランプ大統領も調査を進めていることを明らかにしました。
ポンペイオ国務長官もウイルスの管理体制を確かめるため、武漢の研究施設を公開するよう求めました。
習近平はこれらの指摘に「一部の党幹部のリーダーシップが不足していた」と認め、対応に不備があったとして湖北省や武漢市のトップを更迭したと報じられました。
一方で、中国はウイルスを上手く抑え込んだとも主張し、未だ研究施設の詳細が公開されないことも相まって国内外から批判を浴びています。
数々の暗殺未遂に遭ってきた習近平が今後どうなるのか、またコロナウイルスにおける中国の動向から目が離せない状況となっています。
まとめ
中国の最高指導者・習近平の暗殺未遂事件、現在の状況をまとめました。
かつてない最高権力を手にして、世界的に影響力を持つ習近平の今後の動向にも注目です。