韓国紙「韓国日報」主催で1957年から毎年開催されている、その年の美人No.1を決める大会「ミス・コリア」。
「ミス・コリア 2016」の結果が「同じ顔」と話題になっていますが、その理由と出場者の整形について詳しく総まとめしましたのでご紹介します。
「ミス・コリア」の概要や同じ顔の整形美人で溢れた理由
「ミス・コリア」の概要について
「ミス・ユニバース」「ミス・ワールド」などの切符となる「ミス・コリア」
「ミス・コリア」の上位入賞者は世界で行われる「ミス・ユニバース」や「ミス・ワールド」などの世界大会への切符を手にすることになり、韓国代表の美人として出場します。
「ミス・コリア」の最終候補者に残るためには各地で行われる大会で優勝や準優勝を収める必要があり、韓国では毎年世間とメディアが注目を集める大会になっています。
韓国式の金・銀・銅である「眞(真)、善、美」のタイトルを各地の大会から勝ち上がってきた最終候補者で争います。
このタイトルの由来は、儒教の国である韓国では人が優劣なく追求すべき理想目標として「学問・道徳・芸術」の三つを掲げており、これらの意味を持つ一文字から付けられています。
そして、各タイトルには”眞(真)”が1名、”善”が2名、”美”に4名が選ばれます。
元々「ミス・コリア」は韓国の文化放送やKBSで放送されていましたが、審査員の買収問題や出場者の整形疑惑などが度々噴出したことから2002年からは地上波放送をされなくなりました。
1988年に「ミス・ワールド」「ミス・ユニバース」準優勝を獲得したチャン・ユンジョン
チャン・ユンジャンさんは現在韓国芸能界で女性司会者として活躍していますが、「ミス・コリア」優勝者であり「ミス・ユニバース台北大会」で準優勝をしています。整形美人ではなくナチュラルな美貌で勝ち取っており、「ミス・コリア」の歴史で最高の評価を得ています。
2007年にはモデルのイ・ハニさんが「ミス・ユニバース」で4位入賞を果たしていますが、まだ「ミス・コリア」出身者で世界大会を制覇した人はいません。
そして、近年は候補者のほとんどが”整形美女”であり、歴史も何もない見るも無残な大会になってしまっているようです。
ちなみに、「ミス・日本」からの出場者は、「ミス・ワールド」優勝者はまだ出ていませんが、「ミス・ユニバース」では1998年に優勝した奥村ナナさんを始め20人以上います。
「ミス・コリア 2016」で「全員同じ顔に見える」と話題に
「形成外科の博覧会」「整形外科の技術コンテスト」と呼ばれる「ミス・コリア」
美容整形大国となった現代の韓国では「ミス・コリア」に出場するほとんどの人が整形済みであり、2016年の大会では「みんな同じ顔に見える」と世界で報じられ話題になりました。
上の画像は美容整形の参考一覧のようにも見えますが、「ミス・コリア 2016」はこの最終候補者34名で争われました。
毎年韓国で開催されている伝統的なミスコンテスト、ミス・コリア2016の結果が8日、発表された。しかし、誰が優勝したかというより、日本のネットユーザーの間では、候補者34人が「全員同じ顔に見える」というのが大きな話題になっている。ネットユーザーからは、「みんな全く同じ顔。同じ金型だな」「多重影分身の術だろう」などの声が寄せられている。中国紙・参考消息が伝えた。
「ミス・コリア 2016」の公式フェイスブックに投稿された画像では、候補者全員が同じ服を着ており、その中には「三つ子!?」と思わせるような完全に顔が同じ候補者もおり衝撃を与えていました。
違うのは身長だけかと疑いたくなる同じ顔ぶり
「ミス・コリア 2016」最終候補者の顔立ちは同じ形の大きな目に尖った顎、同じ髪型でまるで個性が無く、「整形している人は選考外にした方がいい」という声が多く挙がっていたようです。
しかし、「ミス・コリア」の出場条件は以下のもので、現在までに整形美人を締め出す動きは無いようです。
出場条件は、「18歳から28歳までの徳育・知育・体育のすべての面で発展している韓国人女性で、職業の有無に関わらず、淫猥行為業務に従事しない未婚女性」。
2007年にはモデルのイ・ハニさんが「ミス・ユニバース」で4位入賞を果たしていますが、まだ「ミス・コリア」出身者で世界大会を制覇した人はいません。
そして、近年は候補者のほとんどが”整形美女”であり、歴史も何もない見るも無残な大会になってしまっているようです。
ちなみに、「ミス・日本」からの出場者は、「ミス・ワールド」優勝者はまだ出ていませんが、「ミス・ユニバース」では1998年に優勝した奥村ナナさんを始め20人以上います。
「ミス・コリア 2016」グランプリはナチュラル美人?
「ミス・コリア 2016」グランプリに輝いたキム・ジンソル
「ミス・コリア 2016」でグランプリに輝いたのは、ソウル出身で淑明(スクミョン) 女子大学声楽科に通う女子大生のキム・ジンソルさんで、顔立ちからすると幸い(?)整形はしていない可能性もあるかもしれません。
キム・ジンソルさんが整形していないナチュラル美人だとアナウンスされているわけではないですが、顔立ちを見る限り他の100%整形だとわかる候補者のように”エゲツない尖った顎”ではなう、頬骨が強調された”韓国人らしい”美人の顔立ちだと言えます。
”エゲツない尖った顎”をしたプロテーゼ美人
「ミス・コリア 2016」では左の画像のような顎にプロテーゼを入れて尖らせ、エラを削っている100%整形だとわかる美人が多くいたため、キム・ジンソルさんがグランプリを獲得したことで韓国では一抹の安心感があったかもしれません。
しかし、2016年はまだマシだったようで、2015年の「ミス・コリア」では候補者の画像を並べた時にあまりに顔立ちが似すぎていたため顔のアングルを極端に変えて掲載していました。
候補者の顔のアングルを露骨に変えていた2015年
「ミス・コリア 2015」での候補者一覧の画像では顔立ちが似ていることをごまかすために露骨に顔のアングルを変えた写真を掲載していました。
完全に横を向いてしまって顔が分からない人までいますので、候補者一覧の意味を成していなかったようです。
「ミス・コリア 2016」グランプリのキム・ジンソルさんの顔立ちは韓国の男性に一般的にウケのよいタイプだと言われているようです。
今年のミス・コリアに輝いた22歳のキム・ジンソルさんはふくよかな頬、笑った時の細い目、標準的な卵型の顔、可愛らしい笑顔が印象的で、これらは韓国人が好む最も典型的な柔らかいスタイルである。
なお、キム・ジンソルさんはグランプリを獲得した際のコメントとして「韓国を世界に知らせる」と語っており、「ミス・コリア」が国を挙げて世界へのプロパガンダに利用されていることを感じさせてしまいます。
キム・ジンソルは淑明(スクミョン) 女子大学声楽科に在学している。「60番目のミスコリア真に選ばれて幸せだ。他の候補たち、同期たちと韓国を世界に知らせる」と感想を述べた。
「ミス・コリア」に整形美人が多いのは高須克弥のせいだった
美容整形大国を作り出した高須クリニック院長の高須克弥
美容整形外科・高須クリニックの院長である高須克弥さんは整形外科の第一人者ですが、韓国の整形美女の雛形を作ったことで知られています。
当時、韓国は軍事政権だったことから美容整形は無用のものとして規制が敷かれており、それでも整形をしたいと考えた人たちが日本の高須克弥さんの元を訪れたことが韓国との繋がりの始まりだったようです。
高須「日本で整形した韓国の患者さんに、帰国してからはこんなアフターケアを受けなさいとか指導していたら、韓国の先生たちがみんな、“教えて!”ってなって。それで、みんなに施術法などもすべて指導したので、この『高須式ひな型』が浸透した。だから私は、韓国初の美容整形学会で最初から名誉会長だったし、その時に作った教科書が今も使われているよ!」
韓国では1998年のキム・デジュン大統領の政権から美容整形が解禁され、2003年から政権を握ったノ・ムヒョン大統領はボトックス注射を打ったことや二重まぶたの整形手術を行ったことを公表したことで国内に整形ブームが到来しました。
そして、高須克弥さんは韓国人女性が好む整形顔について以下のように語っています。
高須「透き通る白い肌、小さめの高い鼻、並行二重、涙袋はふっくら。そしてふっくらしたおでこ、こめかみ、頬と、シュッととがった三角形のあご! これに限りますね。そもそも韓国は医療ドラマなどを見てもわかるように、古典を好むというか、マニュアルに沿うのが好きなんです。なので、総じて変化はないですね。強いて言えば、最近はちょっとナチュラルになりつつあるけど、全体的に同じ印象かな」
高須克弥さんは「ナチュラルになりつつある」と語っていますが、今後「ミス・コリア」がナチュラル美人のような整形美女の大会になる可能性もあるかもしれませんね。
いや、歴代ミスコリアだかその最終選考に残った人がみんな同じ顔だって揶揄されてたよ(笑)
— りりぃ(리리이) (@alfalilygroove) 2019年1月7日
みんな同じ顔と、よく話題になってるミスコリア。
— AZUMIX (@azumivino) 2016年7月9日
今年も選考大会があったらしいんだけど、このニュースの写真の四人がみんな別人とは。びっくりした。
やっぱりみんな似てる… pic.twitter.com/vr8w046h60
2015年ミスコリアの最終選考4人だそうだが、タキ井上には、みんな同じ顔に見えてしまう(汗)!
— Taki Inoue (@takiinoue) 2015年7月13日
タキ井上も「違いが分かる」男になりたい(汗)! pic.twitter.com/tTeLepRW44
「ミス・コリア」での「同じ顔」騒動について総まとめすると・・・
「同じ顔に見える」と最終候補者が指摘されて話題になった「ミス・コリア 2016」について総まとめしてきました。
・「ミス・コリア」の整形美人は高須克弥が作った雛形の顔
半ば世界から呆れられている韓国の整形文化ですが、韓国は戦時に北朝鮮に美人が多く移ってしまいナチュラル美人が少ない国のため、まさに国家プロジェクトとして美人を製造してきました。
ちなみに日本で騒がれたのは「ミス・コリア 2016」が代表的ですが、基本的には毎年言われていることであり、海外でも毎年「まるでクローン」と報じているようです。