美容大国と呼ばれるまでになった韓国では整形は一般的であり、韓国美女が圧倒的に増えました。
韓国人の整形の理由や整形率など社会的背景、そして失敗してどのような副作用・後遺症が出るか死亡事例も含めて詳しく総まとめしましたのでご紹介します。
この記事の目次
韓国人の整形の理由や整形率など社会的背景について
韓国が整形大国となった理由
金大中大統領が整形を解禁した
韓国は第二次世界大戦後に日本の統治時代を終えて臨時政府としてアメリカの軍事政権下に置かれていたため、整形は不要のものとして弾圧されていました。
そのため、当時はどうしても整形をしたい韓国人は日本に渡って整形をしていたことを、日本の美容整形外科の権威である高須クリニックの院長・高須克弥さんが語っています。
この頃から韓国人と日本の整形外科界の繋がりができたようで、1988年に15代大統領に就任した金大中が整形を奨励したことから韓国内で爆発的に整形外科が増えて整形をする人が増えました。
この背景には高須克弥さんが現地の整形外科医に技術指導をした経緯があり、現在の”韓国美女”の雛形は高須克弥さんが作ったものだったそうです。
高須「日本で整形した韓国の患者さんに、帰国してからはこんなアフターケアを受けなさいとか指導していたら、韓国の先生たちがみんな、“教えて!”ってなって。それで、みんなに施術法などもすべて指導したので、この『高須式ひな型』が浸透した。だから私は、韓国初の美容整形学会で最初から名誉会長だったし、その時に作った教科書が今も使われているよ!」
金大中大統領は自ら二重まぶたにする手術やボトックス注射を打ったことを国民に公表し、それに後押しされた韓国国民が我先にと整形手術に乗り出した結果、あっという間に整形大国になってしまいました。
韓国人の整形理由の根幹は”儒教”にあった?
韓国の儒教では「能力が高い=道徳観が高い」となる
韓国は古来から儒教を重んじる国で、その中でも”性善説”を唱える朱子学の思想を主体として文化が発展してきました。
儒教とは古代春秋時代の中国で思想家として活躍し、始祖となった孔子の教えを体系化したものですが、韓国では中国南宋王朝の朱熹(朱子)が再構築した新しい儒教・朱子学を元に国体が作られてきました。
儒教では”性善説”が根幹にあり、これは「人間の本性・本質は”善”にある」というものですが、これは人間は生まれながらに無限の可能性を秘めた能力を持っているというポジティブな考え方であり、朱熹を始め多くの儒家の考え方の主流となりました。
人間の無限の可能性は”道徳観”を高めることで能力が発揮され、誰しも徳を努力により積み上げることで”聖人”になれるというのが”性善説”の大まかな目的で、朱熹は人間を大きく「聖人・君子・凡人・悪人」に分けて説明しました。
”聖人”とは最高の道徳観を持ち人間的能力が非常に高い完璧な人物のことを指しますが、韓国では”聖人=成功者”であり、”成功者”になるためにあらゆる能力を高める必要があるわけです。
つまり、韓国人は「道徳観=能力」という考え方が根強く浸透しているため、不道徳な人間は”悪人”であり、能力の低い人間だとみなします。
そのため不細工な人間は「人を不快させる能力の低い人間」「社会に受け入れられない人間」であり、それ自体を”悪人”だと考えます。
非常に極端な考え方ですが、ある意味人間の心理をついた考え方であり、韓国人は整形をして美男・美人になることで”聖人”に近づけるということになります。
実際に韓国社会ではルックスによる社会的ステータスは世界的に見ても非常に重要な位置を占めており、歯並びが悪いと就職面接で落とされるためほとんどが子供の内に矯正していますし、容姿が悪いと就職に響くばかりか就職できても出世できないため、”聖人(成功者)”になるために整形に全く抵抗が無い人が多くなります。
それがたとえ”見せかけの道徳観”であっても、韓国人にとっては「不細工は内面の不道徳さが表に現れたもの」となりますので、整形して容姿が良くなることは徳を積むことに繋がります。
韓国人と他国の整形に対する考え方の違いとは?
韓国人にとって整形は簡単に成功者になる方法
前述の儒教の考え方を踏まえると、韓国人にとっての整形とは「てっとり早く成功者になる方法」であり、韓国芸能界で活躍している芸能人の多くが整形をしていることを考えるとそれは的を得ていると言えるでしょう。
韓国人のある女性は7年間で約1億ウォン(約1000万円)のお金を投じて120回の整形手術を受けたことをネット上で明かして話題になったことがありました。
毎年平均で17回、毎月1、2回の整形手術をした計算になりますが、この女性がそこまでして整形をした理由を「手っ取り早く人生を再スタートできる」というものでした。
前述のように韓国では整形をしただけで飛躍的に社会的地位が向上するため、この女性の言うように人生を再スタートさせて成功をつかみやすくなるでしょう。
しかし、日本や欧米圏もそれなりにルックスが社会的地位に影響を与えるとは言っても、それ以上に能力主義の文化が根強いため、整形をしただけで韓国人のように成功者になりやすくなるわけではありません。
むしろ韓国以外の国においては、整形をするということは母親・父親からもらった体に傷を付けるということであり、道徳を高めるどころかむしろ不道徳と考える人が多いでしょう。
韓国のように整形することが高い能力、高い道徳観などに結びつけて考えることはないので、諸外国と韓国では根本的な価値観が違うということになります。
美容整形と言えば韓国で、韓国人の多くが整形しているほか、中国人も韓国へ行って整形するほどだと紹介。一方、「日本では芸能人でもあまり整形していない」としている。その理由について記事は「価値観」が違うからだと分析している。
日本人の美への要求としてはあくまでも「自然の美しさ」が好まれるため、記事は芸能人が「整形してきれいになっても見向きもされない」としている。この点、韓国は外見を重視する傾向が強い社会といえるかもしれない。また、日本は化粧の技術が高く、「メスを入れるよりも化粧」なのだろうとも意見を述べている。
韓国で整形が人生に与える影響は大きい
韓国人にとって整形は民族レベルで必要不可欠だった?
韓国人は元々世界的に見ても不細工が多い国民として知られており、出っ張った頬骨、張ったエラが特徴的な民族のため整形手術の必要性は他国に比べて高かったという背景もあるでしょう。
韓国は同じ朝鮮民族である北朝鮮と比べても容姿の標準値が劣っており、一昔前までは韓国人男性は美人が多い北朝鮮の女性に憧れを抱く人が多くいました。
北朝鮮に美人が多くて韓国に不細工が多いという背景には、歴史的な問題やロシアに隣接している北朝鮮の方が混血児が生まれやすいなど様々あるようですが、韓国人が劣等感の強い民族であるのはそうした背景が影響を与えていたことは想像に難くないでしょう。
日本や諸外国でもルックスが良い人が注目を集め、成功しやすい傾向にあることは間違いないですが、「見た目で判断するのはよくない」という社会的な倫理観があるため、不細工な人でも能力さえあれば組織や社会でカリスマになることもできますし、男性は異性にモテることもできます。
しかし、韓国ではルックスさえよければまるで免罪符のように社会的地位を得やすくなるため、たとえ内面は不道徳な人間だったとしても問題ないということになります。
そうした韓国の”能力至上主義”が世界的に見ても最も過酷な学歴社会を生み出し、就職戦争と格差社会を生み出し、先進国36カ国からなるOECDで最も高い自殺率(10万人あたり25.8人)を叩き出すことになったのでしょう。
整形により自殺を回避しやすくなるのであれば、韓国人でなくても整形を容易に選ぶかもしれませんね。
韓国と日本の整形の違いとは?
韓国人は皆同じ美人顔のモデルを目指す
日本人やその他の国の人が整形をする時はパーツパーツで自分が出したい個性を目指しますが、韓国人の場合は総じて”完成された美人の雛形”になることを選択します。
日本では顧客それぞれに合った施術を勧めるのに対し、韓国社会では「美しい顔」のモデルをみんなが目指すので同じ顔になりがちだと問題点を指摘。韓国では同じ顔を「量産」するのに対し、日本では個人に合わせた整形をするため、整形技術では韓国よりも日本の方が上だと主張した。日本での整形なら「妹のようなかわいらしさ」も残してくれるという。
韓国人男性も日本人女性がする整形について「日本人は整形にも個性を出す」と語ったエピソードがありますが、韓国は多様性を求めない文化とも言われているせいか皆が同じ顔のモデルを目指すため、韓国のミスコンでは「皆同じ顔」と揶揄されることになってしまいます。
韓国女性が良しとする「整形顔」の特徴はどんな感じでしょうか? また、今はどんな顔が人気ですか?
高須「透き通る白い肌、小さめの高い鼻、並行二重、涙袋はふっくら。そしてふっくらしたおでこ、こめかみ、頬と、シュッととがった三角形のあご! これに限りますね。そもそも韓国は医療ドラマなどを見てもわかるように、古典を好むというか、マニュアルに沿うのが好きなんです。なので、総じて変化はないですね。強いて言えば、最近はちょっとナチュラルになりつつあるけど、全体的に同じ印象かな」
しかし、韓国が整形大国としての地位を確固たるものにして十数年が経過した現在、最近の韓国の若い世代のアーティストは個性的な整形をする人も増えてきたそうで、徐々に整形にも多様性が生まれつつあるようです。
日本では整形をすることは家族、友人、恋人などに言いづらいケースが多く、言わないまま整形に踏み切ってしまう人も少なくないため、整形後の顔のアザや腫れが引くまでの”ダウンタイム”は人目に触れず引きこもったりしますが、韓国人は整形が当たり前の文化になっていますので街中で整形後の包帯を顔に巻いたミイラのような人もよく見かけます。
しかし、近年では韓国の若い世代も整形を以前のようにオープンにはしなくなってきたと言われており、韓国人の整形に対する価値観も少しずつ変わり始めているようです。
韓国人の整形率は?世界の整形率とも徹底比較
韓国人の整形率は世界の25%を占める
世界の整形の統計によれば韓国は世界の25%を占める圧倒的な割合を占めていることが分かり世界一だと発表されました。
世界の整形市場規模は約2兆1,000億円であるが、韓国の整形市場の規模はその4分の1ほどを占める5,000億円という発表があった。整形手術の件数でいえば、アメリカが年間311万件で1位、ブラジルが年間145万件で2位、中国が年間105万件で3位、韓国は年間65万件で世界7位になっている。
しかし、人口1,000名あたりの件数を比較すると、韓国は13.5件で世界一であり、アメリカは9.9名で世界4位になっている。
韓国が整形大国と呼ばれる所以だとわかりますが、都市部の女性は5人に1人が整形していると言われており、さらに20代女性に限定すると60%の人が整形を受けており2人に1人が整形する時代に突入したと言われています。
整形で一番多いのが二重まぶたの手術ですが、韓国では二重まぶたの手術はもはや整形というイメージは持っていないようで、メイクの延長のように自然と二重まぶたの手術を受けます。
多いのは高校卒業して大学に入学するまでの間に整形するようですが、親が卒業祝いとして整形費用をプレゼントすることも珍しくありません。
なお、世界の整形手術の部位別順位は、脂肪吸引が19.9%で1位、豊胸手術が18.9%で2位、二重手術が11%で3位となっており、アジア圏では特に隆鼻術も高い位置に入るようです。
韓国には全国に4000店舗ほど美容整形外科があると言われていますが、その中でも特に多いのが江南地区で、「美容整形通り」と呼ばれる通りを含めて800店舗ほどあるそうです。
そうした都市部の地下鉄には美容整形の広告が所狭しと掲載されており、整形手術を受けた後であろう女性が顔に包帯をしてマスクをし、帽子を目深にかぶった姿がよく見受けられます。
韓国企業の人事担当者の34%は女性はルックスで採用を優先すると答えていることから、過酷な受験戦争を勝ち抜いてきた韓国人女性にとって整形は就職活動の一環とも言えるでしょう。
韓国人の整形失敗や副作用・後遺症、そして死亡事例について
韓国人の整形失敗による副作用・後遺症が増加
整形する人が増えた分失敗による副作用・後遺症で苦しむ人も増えている
2015年7月2日に中国メディア「中国青年網」が報じたところでは、韓国で数年前に整形を受けた人の鼻が変形したり笑った顔が泣いた顔に見えるなど整形の副作用に苦しむ人が増えているようです。
いわゆる”韓国美女”を見た人は、簡単に芸能人のようなルックスが手に入るのなら整形をしてみる価値はあるかも知れないと誘惑に駆られる人は多いようですが、整形して望んだ顔を手に入れ幸せになった人がいる裏側で、整形に失敗して取り返しの付かない副作用や後遺症に苦しむ人がおり、中には死亡してしまった人もいることが分かっています。
韓国の芸能界では最近、鼻が変形したり、笑顔が不自然な芸能人が話題になっている。その多くは、過去の美容整形手術の副作用だろうと指摘されている。韓国の芸能界では、有名になる前や芸能界入りする前に美容整形手術を受けることが常識になっており、現在の新人芸能人の90%が何らかの整形手術を受けているという。
ある医師は、数年前に美容整形を受けた芸能人の多くは現在、「顔面崩壊」のリスクに直面していると警告する。手術後、年を重ねるにつれて表情が不自然になったり、笑顔が泣いたように見えたりと、見るに堪えない表情になる芸能人が多い。
韓国の芸能界で活躍する芸能人のほとんどが整形手術をしていると言われていますが、整形大国になる過渡期で成形技術がまだ不安のある時代に成形した人などは、数年経って整形崩れを起こしている人が増えてきているようです。
整形手術後のダウンタイムでの死亡事例もある
死ぬ気で全身整形をして韓国美女になった”明治さん”が話題
日本人女性で自分の不細工な顔にコンプレックスを抱えていた明治さんが整形に成功して”韓国美女”顔を手に入れたことを報告したツイッターが話題になっていました。
整形したとこまとめました
— 明治 (@meme_metan) 2018年5月12日
こうして並べると本当に別人になってしまったなぁ笑 常人が味わうことが無いDTの苦しみを乗り越えて120%努力と金の力で作られた自分の顔面が愛しい!自分のコンプレックス殺すために人生で1番頑張ったことが整形だから隠したく無いし、堂々と整形だよって言いたい pic.twitter.com/F6jpy8XIwd
明治さんは度重なる整形の末に”韓国美女”になることに成功しましたが、それまでの過程はまさに命懸けであり、整形手術後のアザや腫れが引くまでの”ダウンタイム”は絶望することもあったそうです。
明治さんは韓国に2週間滞在して整形手術を受けましたが、顔がパンパンに腫れ上がった状態で帰国してあまり人目につかないようなアルバイトを細々としながらダウンタイム期間を過ごしたそうです。
2ヶ月目までは腫れがひどいため食事も満足に食べられず言葉もうまく話せない状態で、顔の腫れが引いてきたのは実に半年後くらいからだったというので、整形手術の壮絶ぶりは想像を超えているようです。
明治さんは「不細工なまま生きていてもしょうがないので死んでもいいつもりで整形に臨んだ」ということを語っており、顎骨を削る手術は”お産の痛み”と表現されるほど最大級の痛みを伴うため、”韓国美女”顔を手に入れるのはまさに命懸けのようです。
ダウンタイム期間中は顔の腫れが酷いため、横になると痛くて眠れないため3日間はベッドに座った姿勢だったことから睡眠不足であり、血の混じった痰が出るため枕はよく血まみれになっていたそうです。
この痰が閉塞した喉に詰まって窒息して死亡した事例もあるということです。
韓国でも整形手術中に死亡した事故や、術後に死亡した事例が後を立たず社会問題化していたようです。
今月初めに34歳の女性が鼻の手術中に窒息死したほか、30代の男性が顎の骨の手術から3日後に死亡するなどの重大な医療事故が相次いで発生。
明治さんは顔が腫れたブサイクなまま半年間を過ごしたため、整形に失敗したと思い悩むこともあり絶望して泣いたことや、再手術を考えたこともあったそうですが、半年してから徐々に美人に近づいて行き、腫れが引いた頃には”韓国美女”となっていました。
ここまで壮絶な思いをして”韓国美女”を目指すかどうかは、その人のコンプレックスの強さによると思いますが、やはり新しい自分を生み出すというのはそれ相応の”産みの痛み”を伴うようですね。
実家住みが1週間以上会社休んでお家空けて後々整形バレするよりは先に話した方がいいと思ってお母さんに話したら、なんで韓国でするか色々聞いた上でそれで私のコンプレックスが解消されるなら心配だけど応援するよ。娘が笑顔でいてくれるのが1番の幸せだから。お金は足りるの?だって😭😭😭
— まる子院長🍼2/20~27🇰🇷 (@popipopix) 2019年2月18日
2/14~18まで渡韓予定🇰🇷
— み♡2/14~🇰🇷目尻タレ目DT (@__xxmiia) 2019年2月12日
シナジーで目尻とタレ目形成をする予定です😌同じ頃に渡韓される方やこれから韓国で整形される方々とたくさん情報共有していけたらいいなあと思ってるのでよろしくお願いします♡#整形垢さんと繋がりたい
脂肪吸引、細く綺麗になるはずがフェイスラインがなくなって顔と首は繋がるし、お腹は何度か修正した今でも凸凹だし、失敗とまで思っていない太ももも10年以上経った今は脂肪吸引していない箇所に比べて皮膚がしわっぽい。先生の技術の問題かもだけど、意外とリスクが高い。
— 韓国で輪郭整形しましたDT中 (@UjoCjDbvMlWSzJc) 2019年2月19日
韓国人の整形について総まとめすると・・・
韓国人の整形についての歴史や、失敗による後遺症や死亡事例を含めて総まとめしてきました。
・韓国では過剰な整形競争の副産物で死亡事故や後遺症で悩む人が多くいる
少し前まで韓国には不細工な人が多いというイメージが、近年は逆に美男美女が多いというイメージにすり替わってしまいましたが、整形大国になった裏にはやはり深い闇があったようです。