2005年に享年25歳の若さで突然亡くなった韓国の女優・イウンジュさんですが、死因や遺書が壮絶だと話題になっています。
今回はイウンジュさんの死因、遺書の内容、恋人の存在や結婚、葬儀についてまとめました。
この記事の目次
イウンジュのプロフィール
プロフィール
名前:イ・ウンジュ
生年月日:1980年11月16日
没年月日:2005年2月22日(享年25歳)
出生地:全羅北道群山市
身長:170cm
体重:48kg
血液型:A型
学歴:檀国大学校映画演劇学科卒業
職業:女優
イウンジュの死因とは
韓国の人気女優として活躍していたイウンジュさんですが、2005年2月22日に京畿道城南市盆唐区の自宅マンションで死去している姿が発見されました。
出典:http://www.hf.rim.or.jp/
イウンジュさんの遺体を発見したのはイウンジュさんの実のお兄さんで、イウンジュさんは自宅のドレスルームで、移動型のハンガーにかけたベルトで首を吊っていたそうです。
また、イウンジュさんは手首にも自殺を図った痕跡が残されており、遺体近くのベッドには大量の血のりがついていたとも言われています。
最初は手首を切って自殺を図ったものの、それでは死にきれなくて首を吊った…って感じでしょうか。痛ましすぎますね。
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検死に当たった関係者によると、イウンジュさんの死因は手首を切った以外に特別な外傷はなかったことから自殺と断定されました。
自殺の原因は、イウンジュさんが患っていたという「憂鬱症」だったことが明らかにされました。
イウンジュの遺書の内容とは
25歳という若さでこの世を去ったイウンジュさん。遺体の側には遺書が残されていました。
そして、この遺書の内容から浮かび上がってきたのは…ある映画出演への後悔だったんですよね。
イウンジュさんが生前、最後に出演した映画「スカーレットレター」への出演が、イウンジュさんの自殺の大きな原因の1つだったことが明らかになったのです。
イウンジュさんが書き残した遺書の中には、例えばこんな記述があったと言います。
「根本的な…原因…やらなかったら、こんなことはなかったはずなのに、どうして私にあんな本を渡したのか、どうして強要したのか、どうして信じろと言ったのか…」
引用:イ・ウンジュの自殺 『スカーレットレター』出演が原因?│韓国映画│韓国ドラマ・韓流ドラマ 韓国芸能ならワウコリア http://www.wowkorea.jp/
ちなみに“本”というのは、映画の世界では一般的にシナリオのことを意味しています。
イウンジュさんが亡くなる前の1年間に出演した映画は、この「スカーレットレター」の1作だけだったため、遺書内の“本”とは、「スカーレットレター」のシナリオだと考えられています。
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さらに、遺書は続きます。
「よく笑い、よく泣いて、よく眠る、とても明るくて可愛い子だったのに…今は自分の感情一つ、うまくコントロールできない人間になってしまいました」
自分で自分の感情をコントールできない口惜しさが滲んでいますね。
「毎日繰り返しています。1年前の今日に帰りたいと。プライドも底をついたし…もう、こんなのは嫌です。(中略)だからといって、どうすればいいのか分かりません」
激しい後悔の念とやり場のない焦燥感に襲われるものの、だからと言ってどうすることもできないという絶望感が見えます。
「スカーレットレター」とは?イウンジュの役どころとは?
そもそも映画「スカーレットレター」ってどんな映画で、イウンジュさんはどんな役どころだったのでしょうか?
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『スカーレットレター』は、妻(オム・ジウォン)と情婦(イ・ウンジュ)、被害者の未亡人(ソン・ヒョナ)、3人の女とそれぞれ愛し合う、強力系刑事ギフン(ハン・ソッキュ)の物語を通じて、悲劇的な運命に陥る人間の姿を描いた作品。
映画でイ・ウンジュは、全裸で登場するラブシーンを撮影し、トランクに閉じ込められ、血まみれになった状態で死を迎える場面を演じている。
ハン・ソッキュとの不倫と、オム・ジウォンとの同性愛など、決して簡単ではないキャラクターをこなさねばならなかった。
引用:イ・ウンジュの自殺 『スカーレットレター』出演が原因?│韓国映画│韓国ドラマ・韓流ドラマ 韓国芸能ならワウコリア http://www.wowkorea.jp/
女優の仕事とは言え、特にラブシーンに対しての世間の目が厳しい韓国では、並々ならぬ覚悟が必要だったのかも知れませんね。
また、トランクに閉じ込められ、血まみれの状態で死を迎える…なんて、悲惨な役どころも人によって、その時の精神状態によっては相当キツいものになりそうです。
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実際、映画の撮影を終え、公開直前に行われたインタビューの中で、イウンジュさんは次のように語っています。
「出演決定は簡単な事ではありませんでした。映画の人物(カヒ役)から抜け出せずに不眠症に悩まされています」
引用:イ・ウンジュの自殺 『スカーレットレター』出演が原因?│韓国映画│韓国ドラマ・韓流ドラマ 韓国芸能ならワウコリア http://www.wowkorea.jp/
後に、イウンジュさんはこの映画「スカーレットレター」で、ベッドシーンを所属事務所に強いられていたことが不眠症に繋がったと報道されています。
また、特にトランクに閉じ込められるシーンについては
「本当に死にたいと思うほど、地獄でした」
と、その時の心境をこんなにも激しい言葉で表現されていたんですよね。今にして思えば、それは決して大げさな表現ではなかったようです。
イウンジュはうつ病と診断されていた
実際に、イウンジュさんが亡くなる直前には、うつ病の治療のために盆唐ソウル大学病院を受診していたことが確認されています。
出典:https://ja.wikipedia.org/
盆唐ソウル大学病院の関係者によると、イウンジュさんは2005年1月24日に初めて受診し、その10日後の2月3日にも訪れています。
神経精神科の問診の中で「食欲がなく、1日1時間くらいしか眠れない」と、深刻な食欲不振と不眠症状を訴えていたそうです。
その際、主治医はイウンジュさんに対して精密検査を受けるよう勧めるのですが、イウンジュさんが受け入れなかったため、2週間分の薬を処方するにとどまったのだとか。
そして、その2週間後の2月17日に診察予約をしていたイウンジュさんでしたが、結局、彼女が再び病院を訪れることはなく、2月22日にお亡くなりになってしまいます。
イウンジュの元恋人の存在も 【結婚していれば…との声も】
そんなイウンジュさんですが、亡くなる2年ほど前には交際してた恋人がいらっしゃいました。
その恋人とは、俳優のキム・ジョンヒョンさんだったことは、以前より知られていました。
キム・ジョンヒョンと別れた後も、イウンジュさんは周りの人に「まだジョンヒョンさんを忘れられない」などとよく話していたのだとか。
また、キム・ジョンヒョン自身も、イウンジュさんの周囲からそういう話を聞かされており、イウンジュさんの訃報を知った時に、とても辛い気持ちになったと語っています。
さらに、イウンジュさんの母親からは、「あなたと結婚していたら娘が自殺することはなかったのかも…」なんて言われたこともあったそうです。
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そんなキム・ジョンヒョンは、イウンジュさんの死後、仕事を続けるべきか悩んだと言います。
結局、イウンジュさんが亡くなってから約1年半ほど経った頃、ドラマ復帰を果たしたようです。
イウンジュの葬儀
イウンジュさんの葬儀は、2005年2月24日午前7時、霊安室が用意された京畿道城南市にあるソウル大学病院の葬式場内講堂で行われました。
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葬儀には「スカーレットレター」で共演したハンソッキュさん、「バンジージャンプする」で共演したイビョンホンさん、ロック歌手チョンイングォンさんなど、70人以上の芸能人や関係者が出席しました。
また、イウンジュさんと同じ所属事務所の後輩女優・ムン・グニョンさんが、追悼の辞を涙ながらに朗読したそうです。
「火花のような熱情を取り払って、そうしてその人は私たちの側から去ってしまいました…彼女は真の“映画の恋人”でした…女優として、映画人として胸に秘めていたあなたの情熱と真実の心だけは決して忘れません」
故イ・ウンジュ 24日午前告別式 │韓国俳優・女優│韓国ドラマ・韓流ドラマ 韓国芸能ならワウコリア http://www.wowkorea.jp/
出典:https://blogs.yahoo.co.jp/
イウンジュの死因・遺書・元恋人・葬儀についてのまとめ
・イウンジュの死因はうつ病と遺書に書かれていた映画出演の後悔だった
・イウンジュの恋人キムジョンヒョンは結婚していればと後悔している
・イウンジュの葬儀には70人以上の芸能関係者が参列した
いかがでしたでしょうか。
韓国の人気女優として活躍していたイウンジュさんの突然の死やその死因、結果的にイウンジュさんを死へと追い詰める原因や葬儀についてまとめてみました。
イウンジュさんの遺書に残された言葉から考えると、イウンジュさんがもし、元恋人だったキム・ジョンヒョンさんと結婚していれば…というお母様の言葉が胸を突きますね。
イウンジュさんのご冥福をお祈りいたします。