韓国のアイドルグループf(x)で活躍したソルリさんは、わずか25歳で亡くなり、日本でも多くのファンがショックを受けました。
今回はソルリさんの死因や自殺した理由、SHINeeのジョンヒョンさんとの関係をまとめました。
この記事の目次
元f(x)ソルリのプロフィール
元f(x):ソルリ
本名:チェ・ジンリ
生年月日:1994.3.29
血液型:O型
出身地:韓国・釜山
所属:SMエンターテインメント
ソルリさんは、2005年に子役としてドラマ「薯童謠」にて芸能界デビューし、その後もドラマや映画で子役として、そして俳優として活動していました。
2009年には、5人組のアイドルグループ「f(x)」のメンバーとして、「LA chA TA」でデビューしました。
2014年7月、f(x)での活動休止を発表し、翌2015年8月にグループを脱退しています。
その後、ソロアーティストや女優としても活動しており、亡くなる直前の2019年秋にもドラマ「ホテルデルーナ」でIUさんらと共演していました。
元f(x)ソルリの死因とは?
ソルリさんは、2019年10月14日、京畿道の城南市寿井区の自宅にて遺体となった状態でマネージャーに発見されました。
25歳という若さで亡くなったソルリさんの死は、日本のニュースでも取り上げられ、たくさんの人に衝撃を与えました。
警察は当初、事故に巻き込まれた可能性もあるとして他殺と自殺の両面から捜査を進めていました。
しかし、一人暮らしの自宅で亡くなっていたこと、うつ病と思われる精神病を患っていたことにより、死因は自殺の可能性が高いと言われています。
交友関係が広かったソルリさんだけに、韓国の芸能界でもソルリさんを偲ぶコメントや活動自粛の波が広がりました。
日本に滞在中のKARA 出身ク・ハラ、親友ソルリ の突然の死。2人の思い出の写真でSNS追悼。
— 韓流ツー (@kor_two) October 16, 2019
●「その世界で、ジンリ(ソルリの本名)がやりたいように。。 」
[ソルリ]のまとめLIVE⇒ https://t.co/sGCjnAKOIm pic.twitter.com/5FCjPztK78
日本で芸能活動を始めた元「KARA」のハラさんも、親友だったソルリさんとの写真をアップし、追悼しています。ただ、ハラさんも2019年11月24日に遺体で見つかっています。
一般人ですら胸が締め付けられるような思いにさせられるソルリさんの死ですが、生前交友が深かった人たちはさらに辛いことでしょう。
元f(x)ソルリの自殺の原因とは?
ソルリさんが自殺するに至るまでに追い詰められてしまった一因として、暴力的な言葉を使うネットユーザーたちのアンチコメントが大きかったのではないかと考えられています。
ソルリさんは、どんな時にそのような状況に遭ってきたのでしょうか。
態度が悪いことでバッシング
ソルリさんは、幼くしてアイドルグループf(x)としてデビューし、かわいらしいビジュアルと愛くるしい笑顔、そして抜群のスタイルですぐに人気メンバーとなりました。
しかし、注目度が高かった分、ソルリさんの肩の荷も重くなったのか、次第にカメラから目を背けたり、ステージでダンスをしっかりと踊らないなど、やる気のない態度が見られるように…。
厳しいレッスンを終え、チャンスを掴んだ人のみがデビューできる韓国芸能界で、こうした態度は大きくバッシングされる対象となりました。
男性との交際でバッシング
2014年には、当時20歳のソルリさんと14歳年上のミュージシャンである「Dynamic Duo」のチェザさんとの交際が報道されました。
美しいソルリさんと対照的なビジュアルのチェザさんの交際は、大きなニュースとなりました。
さらに、ソルリさんは自身のインスタグラムなどに、チェザさんとのキス画像やベッドで抱き合う姿など、アイドルとしてはかなり衝撃的な写真をアップしていました。
Dynamic Duo チェザ、SNSのソルリ 写真を全削除。 3月初の破局後、初の動き。 (1枚) 「ソルリ」の韓流LIVE: https://t.co/k4bLkMFTlc pic.twitter.com/g6lI1I9YKJ
— wowKorea:韓流ドラマK-POP (@wow_ko) April 26, 2017
一般女性でもびっくりするような写真を、みんなの憧れの存在であるアイドルが投稿したことで、ソルリさんカップルに対する誹謗中傷はどんどんエスカレートしていきました。
バッシングは続き、2014年7月には所属グループであるf(x)の活動休止を発表し、2015年8月に脱退に追い込まれるほどだったと言われています。
フェミニストと女性嫌悪(ミソジニー)
日本ではあまり大きく取り上げられませんが、韓国では一定数の女性嫌悪(ミソジニー)が存在します。
ソルリさんは生前、フェミニストとしての一面を度々見せており、保守的な韓国では珍しく主張を続けてきた人でもあります。
2017年頃には、ノーブラで撮影されたと見られる写真をインスタグラムに何度も投稿しており、そのたびにファンの応援コメントと共に、多くの批判コメントで炎上していました。
2019年に出演した「アンチコメントの夜」という番組では、このノーブラについて
「ワイヤーのあるブラジャー自体消化器官によくないと聞きます。不便だから使用していないだけ。」
と、自身の体のためにもブラジャーをつけていないという説明をしています。
ソルリ、ノーブラ主義について
— keitadj⚡️🍭💧 (@keitadj) June 21, 2019
「ブラジャーはアクセサリーだと思う。どんな服に似合ってどんな服に似合わないかを考える。そのアクセサリーを身に着けていなかっただけ。最近はノーブラでいる人が多くなったよ。このような人もいると見てほしい。そして私を見ると面白いんじゃないかと思う」 pic.twitter.com/w62bqUVfxi
また、ブラジャーはアクセサリーで、そのアクセサリーを選ばなかっただけだとノーブラへの偏見をなくしたいと言及しました。
こうしたソルリさんの態度や行動によって、悪質で暴力的なコメントにさらされ続け、自分を隠すことも自分らしくいることもできず、苦しい時間が多かったように思います。
ソルリさんはこうしたネットユーザーの声に苦しめられた結果、うつ病を患い、自ら命を絶つこととなってしまったのではないでしょうか。
元f(x)ソルリの自殺と関係あり?SHINeeジョンヒョンのプロフィール
SHINee:ジョンヒョン
本名:キム・ジョンヒョン
生年月日:1990.4.8
血液型:AB型
出身地:韓国・ソウル
所属:SMエンターテインメント
2005年頃、バンドのベーシストとして活動中に、SMエンターテインメントにスカウトされ、練習生となったジョンヒョン。
2008年に「SHINee」のメンバーとしてデビューし、2011年には日本でもデビューを果たしています。
2017年12月18日、ソウルの宿泊施設の部屋で倒れているところを発見され、病院に搬送されましたが、練炭自殺での死亡が確認されました。
色々な歌手に楽曲を提供していたり、SHINeeのメインボーカルとして活躍していたジョンヒョンさん。
27歳という若さで亡くなったことで、大きな衝撃が広がると共に、韓国の芸能界の闇も心配されるようになりました。
日本にもSHINeeファンは多く、K-POPファンならずともSHINeeの名前を知っているという人も少なくなくありません。
当時のニュースでも多く取り上げられ、多くの人がジョンヒョンさんの死を悼みました。
元f(x)ソルリとSHINeeジョンヒョンとの関係や自殺との関係は?
ソルリさんとジョンヒョンさんは、同じSMエンターテインメント所属のアイドル同士でした。
ソルリさんはf(x)として、ジョンヒョンさんはSHINeeとして、同じ事務所の人気グループで、時々共演したり、一緒に写った写真をアップしたりと、仲が良い姿を見せてくれていました。
親密な関係ではないにせよ、同じような時期に同じアイドルとして活躍した2人には、共通する部分、互いに共感できるところも多かったのかもしれません。
ジョンヒョンさんの後追いでソルリさんが自殺したという説もあるようですが、ソルリさんの自殺はジョンヒョンさんの自殺からの1年半後となっており、時期が離れていることから、後追いではないとみられています。
しかし、同じ所属事務所であったことから、所属事務所が厳しいのでは?という説もあるようです。K-POPアイドルは
・スケジュールが忙しくて、休みがない
・「アイドル」「芸能人」像をかなり求められる
・アンチが多く、ライバルに負けないために重圧が大きい
などが原因で病んでしまうことが多いそうです。
どの事務所も厳しいようなので、2人が所属していたSMエンターテインメントに原因があると断定することはできないかと思います。
元f(x)ソルリの自殺が原因で元KARAク・ハラも自殺した?
ソルリさんの死から1か月10日後、元KARAク・ハラさんも自殺しています。
ソルリさんとク・ハラさんは共にうつ病の治療を受けており、心の支えとなり互いを頼りにしていた仲でした。
ク・ハラさんが仕事の都合でソルリさんの出棺に参列できなかった時も、SNSなどでバッシングが殺到したといいます。
2人と親しかった某芸能人は、「ソルリさんの死後、ク・ハラさんのうつ病が悪化し、周囲を心配させていた」という証言をしています。
日本と韓国で2人の自殺が話題になっており、今後の芸能界の在り方が問われています。
まとめ
ソルリさんについて、まとめてみました。
ソルリさんは、f(x)というカリスマ的なグループの中で、圧倒的なビジュアルと愛くるしい笑顔、さらに気取らない態度でバッシングを受けながらも多くのファンに愛されてきました。
今でも韓国でも日本でもソルリさんを「憧れの存在」「永遠のミューズ」だとする女性も多く、そのビジュアルや生き方に憧れる人はたくさんいます。
幼い頃から常にネット上の見えない相手のコメントに苦しめられてきたソルリさん。
自分を隠して明るく振る舞うことも、自分らしく気まぐれでいることも、辛く耐え難かったのかもしれません。
唯一無二の存在であるソルリさんはもう戻ってはきませんが、いつまでもたくさんの人の心に残るとても素敵な人生を生きた女性ではないでしょうか。
ソルリさんのご冥福をお祈りします。