映画「シバジ」への出演で知られ、2022年5月7日に亡くなった韓国の女優カンスヨンですが、家族や結婚などプライベートも話題です。
今回はカンスヨンの家族、結婚歴や旦那と子供の有無、イムグォンテク監督との関係をお届けします。
カンスヨンのプロフィール
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名前:カン・スヨン(강수연)
生年月日:1966年8月18日
没年月日:2022年5月7日(55歳没)
出身地:韓国・ソウル特別市
韓国のベテラン女優であるカンスヨン。
1971年に子役としてドラマ「しっかり者の冒険」でデビューし、1987年の映画「シバジ」で成人女優として注目を集めました。
映画「シバジ」でヴェネツィア国際映画祭の女優賞、ナント三大陸映画祭の主演女優賞を受賞するなど、世界的に評価されていた女優です。
デビューから50年間もの長い間活躍を続けたベテラン女優であるカンスヨンですが、2022年5月7日、脳出血によりソウル市内の病院で死去しました。
2022年には、Netflixでカンスヨン主演の映画「JUNG_E/ジョンイ」が公開される予定で、久しぶりの主演映画で注目されていましたが、この作品がカンスヨンの遺作となりました。
ここでは、数々の名作に出演してきたカンスヨンの家族・結婚など、私生活をまとめました。
カンスヨンは自宅で家族に発見されている
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カンスヨンは亡くなる2日前、自宅で倒れて心肺停止状態になっているところを家族に発見されました。
ソウル市内の病院に搬送されて治療を受けていましたが、2022年5月7日に息を引き取っています。
メディアによると「倒れているところを家族に発見され」とあり、さらに意識がない状態だった時に「カンスヨンの家族は現在、手術を検討中」とのことです。
そのため、カンスヨンには一緒に住んでいた家族がいたことは間違いないのですが、日本ではカンスヨンの家族に関する情報は確認できませんでした。
ただ、韓国版Wikipediaの家族欄に「兄2人、妹1人」と記載されているため、兄弟が発見した可能性が高そうです。
カンスヨンの結婚歴:旦那や子供はいた?
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韓国メディアで結婚と出産について言及
韓国現地メディアを確認してみたところ、2011年4月にファッション雑誌「ダブルユーコリア」で、結婚と出産についてカンスヨンが言及していたことがわかりました。
その記事によると、当時のカンスヨンは結婚と出産をしておらず、女優活動を最優先にしてきたことで、結婚や子供を作る機会がなかったと語っています。
結婚しなかったことは後悔していないものの、子供を持つ周囲の人を羨ましく思うことはあり、子供を作らなかったことを後悔していると話していました。
そのため、カンスヨンは結婚しておらず、旦那と子供はいないようです。
カンスヨンとスペイン人男性の結婚が話題?
現在、カンスヨンの結婚について日本でも話題になっていますが、前述した通り女優のカンスヨンは結婚していません。
結婚が話題になっている人物は、同姓同名のインフルエンサー、カンスヨンです。
2020年にスペイン出身のモデル・チャンミンと、スポーツトレーナー出身でインフルエンサーのカンスヨンが結婚したことが伝えられました。
同姓同名のため女優のカンスヨンが結婚したと勘違いする人が出てくるのはおかしくないですが、女優のカンスヨンは結婚しておらず、旦那も子供もいません。
カンスヨンとイムグォンテク監督の関係
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カンスヨンと関連してよく名前が挙がるのが、映画監督のイムグォンテクです。
イムグォンテクはカンスヨンが成人女優としての道を歩み始めた映画「シバジ」を担当した監督で、カンスヨンが女優としてブレイクするきっかけを作った人です。
子役としてデビューしたカンスヨンは多くのドラマや映画出演を経て、1987年にイムグォンテク監督の「シバジ」に出演。
この映画は、跡継ぎの生まれない名家に雇われて、代理母として子供を産む「シバジ」という過去の風習をテーマにした作品です。
カンスヨンは主演のオンニョ役を務め、雇い主の男性を愛してしまう悲恋物語を見事に演じました。
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この作品での演技が評価され、カンスヨンはヴェネツィア国際映画祭で主演女優賞を受賞。子役から成人女優に脱皮し、ワールドスターへの道を歩み始めました。
また、1989年には同じくイムグォンテク監督作品「ハラギャティ」でモスクワ国際映画祭の主演女優賞を受賞しています。
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カンスヨンがワールドスターとなったのは、イムグォンテク監督作品がきっかけと言っても過言ではないでしょう。
葬儀は映画界の仲間を中心に執り行われた
カンスヨンの告別式は、韓国映画界の重鎮たちを中心に映画人葬で執り行われました。
葬儀委員長は江陵国際映画祭理事長のキム・ドンホが務め、告別式の司会は俳優のユ・ジテが担当したとのことです。
告別式では、カンスヨンと親交の深かったイムグォンテク監督が葬儀委員を務め、ヨンサンホ監督、ムンソリ、ソルギョングが追悼の言葉を伝えました。
イムグォンテクはカンスヨンの告別式で、次のように短くも愛情深い言葉を述べています。
「スヨンさん、友達のように、娘のように君がそばにいてくれていつも心強かったのに。どうしてそんなに急いでいってしまったの。ご冥福をお祈りする」
気丈に追悼の言葉を述べたイムグォンテクですが、長年来の友人の死は相当ショックで、報道陣に対してはイムグォンテクの妻が「今はとても衝撃を受けて話せない状況」と代弁しました。
韓国映画界を牽引してきた名女優の突然の死に、映画界の仲間はもちろん彼女の作品のファンも大きな悲しみに暮れています。
カンスヨンの遺作となった映画「JUNG_E/ジョンイ」が2022年中にNetflixで配信されるので、彼女の最後の演技を目に焼き付けたいですね。
まとめ
カンスヨンの家族と結婚、旦那と子供、イムグォンテクとの関係をお届けしました。
女優として人生を駆け抜けたカンスヨンの安らかな眠りを祈ります。