ポン・ジュノ

ポンジュノ監督映画作品おすすめランキング10選!パラサイト・グムエルなど話題作多数【最新版】

『パラサイト 半地下の家族』の監督として一躍有名になったポン・ジュノさんですが、その他にも魅力満載の作品が多数あります。

 

今回はポン・ジュノ監督のプロフィール、おすすめ映画作品ランキングTOP10をまとめてみました。

ポン・ジュノ監督のプロフィール

 

世界的巨匠となったポン・ジュノ

 

ポン・ジュノさんの詳しいプロフィールはこちら。

 

生年月日: 1969年9月14日
出生地: 大韓民国慶尚北道大邱市(現・大邱広域市)
職業: 映画監督、脚本家
活動期間: 1993年 – 現在

 

引用:Wikipedia – ポン・ジュノ

 

ポン・ジュノさんの代表的な作品はこちら。

・『殺人の追憶』
・『グエムル-漢江の怪物-』
・『母なる証明』
・『スノーピアサー』
・『パラサイト 半地下の家族』

 

ポン・ジュノさんの生い立ちについて軽く触れると、母方の祖父は小説家の朴泰遠さんで、1969年生まれであることから、1980年代の韓国民主化運動に関わった386世代となります。

 

ポン・ジュノさんは、現在までに映画『殺人の追憶』『グエムル-漢江の怪物-』『母なる証明』などで度々来日し、日本でも人気を徐々に上げてきた映画監督で脚本家です。

 

ここからは、これまでに制作してきたポン・ジュノさんの映画について、TOP10のランキング形式でご紹介していきましょう。

 

 

ポン・ジュノ監督のおすすめ映画作品ランキング 10位『スノーピアサー』

 

有名キャストを集めた話題作

制作国:韓国・アメリカ・フランス合作
製作年:2013年

上映時間:125分

レーティング:PG12

 

2013年に公開された映画『スノーピアサー』は、ポン・ジュノさんが初めて海外の有名キャストを集めて制作した英語作品です。

 

本作では、再び氷河期に突入した近未来を舞台に、生き残った人々を乗せた列車の中で起こる抗争を描いたSFアクションドラマです。

 

【あらすじ】

2014年に地球温暖化を緩和させる目的で世界78か国に配布された「CW-7」という薬品は、急激に地球を冷やす結果となり、氷河期の再来を招いてしまう。

そして17年後、ほとんどの人類は死滅し、かろうじて生き残った人々は「スノーピアサー」と呼ばれる列車の中で暮らし、冷気から逃れるために地球上を移動し続けていた。

しかし、列車の中では身分格差があり、そのことが原因で人々は反目しあい、トラブルを起こすようになっていく。

 

 

豪華俳優陣ながら、ハリウッドのSF作品と比較するとチープさを否めないため、評価が低い傾向があるようです。

 

 

ポン・ジュノ監督のおすすめ映画作品ランキング 9位『TOKYO!』

 

世界の名監督の短編映画を集めた作品

制作国:韓国
製作年:2019年

上映時間:132分

レーティング:PG12

 

『TOKYO!』は、日本を愛する3人の名監督3人による、東京を舞台にした短編オムニバス映画です。

 

【あらすじ】

「インテリア・デザイン」
監督:ミシェル・ゴンドリー
主演:藤谷文子、加瀬亮

生きることに悩む女性の体がだんだんと木に変化していく様子を描く。

「メルド」
監督:レオス・カラックス
主演:ドゥニ・ラバン

謎の怪人が下水道から現れ東京の街を恐怖に陥れる。

「シェイキング東京」
監督:ポン・ジュノ
主演:香川照之、蒼井優

10年間引きこもっていた冴えない男が、恋してしまった女性を追って外に飛び出していく。

 

 

この3作品はそれぞれの監督のユーモアによるシュールな面白さと、芸術的な映像を楽しめる作品になっています。

 

 

ポン・ジュノ監督のおすすめ映画作品ランキング 8位『3.11 A Sense of Home Films』

 

「東日本大震災」の追悼作品

制作国:韓国・日本・スペイン他
製作年:2011年

上映時間:75分

レーティング:PG12

 

映画『3.11 A Sense of Home Films』は、2011年3月11日に発生した東日本大震災を受けて、日本の映画監督・河瀬直美さんが世界の映像作家に呼び掛けて制作された追悼短編集です。

 

【あらすじ】

世界の有名監督21人が「A Sense of Home(家という感覚)」という家族愛や祖国愛をテーマとし、それぞれ3分11秒の短編を紡いでいる。

参加している監督は日本の桃井かおり以外に、ポン・ジュノ(韓国)、ビクトル・エリセ(スペイン)、ジャ・ジャンクー(中国)、パティ・スミス&スティーブン・セブリング(アメリカ)、アピチャッポン・ウィーラセタクン(タイ)など。

 

 

 

ポン・ジュノ監督のおすすめ映画作品ランキング 7位『オクジャ okja』

 

豪華キャスト人によるNetflixオリジナル映画

制作国:韓国・アメリカ合作
製作年:2017年

上映時間:121分

レーティング:-

 

映画『オクジャ okja』は、ポン・ジュノさんがブラッド・ピットさん率いる映画製作会社プランBとタッグを組んで実現した、Netflix限定配信のオリジナル映画です。

 

多国籍企業の利益追求主義により生み出された巨大な豚をめぐり、韓国人少女・ミジャが同企業のCEOや動物保護団体などを巻き込んで繰り広げるドタバタSFアクション映画です。

 

【あらすじ】

主人公の少女・ミジャは韓国の山間部にある田舎で暮らしていたが、巨大豚のオクジャを可愛がりながら平穏な日々を過ごしていた。

しかしある日、多国籍企業・ミランドがオクジャを誘拐してニューヨークに連れていき、同社のCEOであるルーシー・ミランドはオクジャを利用してある計画を目論んでいた。

ミジャは大切な親友だったオクジャを救うために、何の準備もないままニューヨークに旅立っていった。

 

 

主人公のミジャを演じたアン・ソヒョンさんは、映画『ハウスメイド』や『その怪物』で知られる有名子役です。

 

また、前述の『スノーピアサー』にも出演したティルダ・スウィントンさん、『ブロークバック・マウンテン』のジェイク・ギレンホールなど豪華キャストが物語を盛り上げます。

 

 

ポン・ジュノ監督のおすすめ映画作品ランキング 6位『ほえる犬は噛まない』

 

犬食文化をネタにしたブラックコメディー

制作国:韓国
製作年:2000年

上映時間:110分

レーティング:-

 

『ほえる犬は噛まない』は、犬を隠してストレスを発散するユンジュと、団地内で次々に犬が行方不明になることを不審に思い、犯人捜しをするヒョンナムが交錯するヒューマンドラマです。

 

【あらすじ】

中流家庭が多く住むマンションで暮らすユンジュは稼ぎの少ない大学の非常勤講師で、出産を控えていた妻のウンシルに養われながら、教授になるための勉強をしながら悶々とした日々を過ごしていた。

同マンションでは犬を飼うことが禁止されていたにもかかわらず、犬の鳴き声が響くことに苛立ちを覚えたユンジュは、マンションで飼われていた犬をたまたま見かけた時に捕まえて地下室に閉じ込めてしまう。

マンションの管理事務所に勤務し、退屈な人生を送っていた女性・ヒョンナムは、少女の愛犬が行方不明になったことをきっかけに捜索に乗り出すが…。

 

 

 

ポン・ジュノ監督のおすすめ映画作品ランキング 5位『海にかかる霧』

 

リアリティーと臨場感のあるスリラー映画

制作国:韓国
製作年:2014年

上映時間:111分

レーティング:R15+

 

映画『海にかかる霧』は、ポン・ジュノさんが監督デビューを果たした作品で、2001年に実際に韓国で起きた「テチャン号事件」を題材とした舞台劇「海霧(ヘム)」を映画化しました。

 

【あらすじ】

貧困に喘いでいた漁村で生活する漁師のチョルジュは、お金のために中国人密航者を自身の漁船・チョンジン号に乗せてしまう。

密航者を沖合いまで運び、密航船に引き渡すという簡単な仕事のはずだったが、チョルジュは運悪く悪天候に見舞われ、さらに海上警察の捜査網に引っかかってしまう。

 

 

韓国の人気アイドルグループ「JYJ」のユチョンさんが映画に本格出演した作品であり、『チェイサー』や『哀しき獣』で知られる実力派俳優のキム・ユンソクさんと共演しています。

 

 

ポン・ジュノ監督のおすすめ映画作品ランキング 4位『母なる証明』

 

殺人容疑をかけられた知的障碍者の息子を守る母親を描いた作品

制作国:韓国
製作年:2009年

上映時間:129分

レーティング:PG12

 

映画『母なる証明』は、国民的人気女優のキム・ヘジャさんと、人気イケメン俳優のウォンビンさんが親子を演じた話題作です。

 

【あらすじ】

貧しいながらも幸せに暮らしていた母親と知的障害を持つ息子だったが、ある日息子が殺人容疑をかけられてしまい逮捕されてしまう。

母親は息子の冤罪を晴らすために警察に立ち向かい、事件の真相をつかむべく動き始めるが…。

 

 

イケメンのウォンビンさんが知的障碍者を演じていることに違和感を感じる人も少なくないようですが、ポン・ジュノさんの作品のうち、日本でも人気の高い作品の1つです。

 

 

ポン・ジュノ監督のおすすめ映画作品ランキング 3位『グエムル-漢江の怪物-』

 

公開年にしては高いCG技術が注目された映画

制作国:韓国
製作年:2006年

上映時間:120分

レーティング:-

 

映画『グエムル-漢江の怪物-』は、ポン・ジュノさんが手掛けたアクション映画では最も注目されたパニックエンターテインメント作品です。

 

【あらすじ】

パク一家は、韓国の首都・ソウルの中心を走る漢江(ハンガン)の河川敷にて小さな売店を経営していた。

穏やかな日々が続いていたある日、漢江から突然出現した怪物に娘のヒョンソが誘拐されてしまい、ヒョンソを取り戻すために怪物との闘いが始まる。

 

 

2006年公開当時にしては高いCG技術が注目され、B級のハリウッドSF映画よりも楽しめるという声も少なくないようです。

 

 

ポン・ジュノ監督のおすすめ映画作品ランキング 2位『殺人の追憶』

 

韓国三大未解決事件の一つを基にしたサイコスリラー

制作国:韓国
製作年:2003年

上映時間:130分

レーティング:PG12

 

映画『殺人の追憶』は、韓国で実際に起きた3大未解決事件のうちの1つを題材としたサイコスリラーで、ポン・ジュノさんの実力が世界に認められた最初の作品でした。

 

【あらすじ】

1986年10月23日にとある農村で若い女性の変死体が発見され、地元の刑事であるパクは地道な取り調べを開始する。

しかし、地元住民のやじうまに現場は荒らされてしまい、証拠を挙げることが難しく捜査が難航する中で、第二の事件が起きてしまう。

 

 

本作は、韓国のスター俳優であるソン・ガンホさんが主演を務め、迫真の演技に注目です。

 

また、リアリティーのあるポン・ジュノさんの演出から、犯人の怖さや異常性が肌で感じられるスリルのある作品に仕上がっています。

 

 

ポン・ジュノ監督のおすすめ映画作品ランキング 1位『パラサイト 半地下の家族』

ポン・ジュノとソン・ガンホによるドタバタコメディ映画

制作国:韓国
製作年:2019年

上映時間:132分

レーティング:PG12

 

映画『パラサイト 半地下の家族』は、ポン・ジュノさんとソン・ガンホさんの4度目のタッグとなる作品で、貧困・金持ちの2つの家族の出会いが織りなすドタバタコメディ映画です。

 

同作品は、2019年の第72回カンヌ国際映画祭において韓国映画初となるパルムドールを受賞しています。

 

また、第92回アカデミー賞においても史上初となる作品賞をはじめ、監督賞、脚本、国際長編映画賞など4部門で賞を受賞し世界的な注目を集めました。

 

【あらすじ】

韓国の貧困層が多く住む伝統的な住宅、半地下に住むキム一家は、全員が仕事もなく無職の状態だった。

貧しい生活の中で、長男は経歴や身分を詐称してIT企業のCEOを務めるパクの豪邸にて家庭教師の面接を受けることになる。

そして、兄に続いて妹も豪邸に足を踏み入れることになり、キムとパクの全く正反対の両家の出会いから想像を超えるドタバタ喜劇に発展していく。

 

 

同作品の意外な展開で釘付けにさせるストーリーと小気味の良いテンポから、ポン・ジュノさんのファンになる人が続出し、「韓国のスティーブン・スピルバーグ」とも評されています。

 

また、同作品の主演を務めたソン・ガンホさんの大ファンである元SMAPの草彅剛さんは、日本での舞台挨拶に一ファンとして駆けつけ、日本語交じりの韓国語で熱意をぶつけていました。

 

日本での興行収入は30億円を突破しており、韓国映画としては異例の大ヒットを記録しました。

 

 

 

 

 

まとめ 

・ポン・ジュノは映画『海にかかる霧』で監督デビューを果たした

・ポン・ジュノは映画『殺人の追憶』で世界に認められる監督となった

・ポン・ジュノは映画『パラサイト 半地下の家族』で初のパルムドールを受賞した

 

現在の日本と韓国は過去最悪の外交関係にあり、嫌韓の風潮から韓国文化は敬遠される傾向にありますが、映画『パラサイト』のヒットにより芸術分野では全く影響が無いことを示しました。

 

韓国人監督として初となるパルムドールを受賞したポン・ジュノさんは、今後制作する作品も世界的に高い注目を集めていくことでしょう。

 

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