名作!台湾映画おすすめ人気ランキングTOP32【2024最新版】

台湾映画の見どころと言えば、リアリティかつ写実的な所ではないでしょうか。1人1人の生き方にフォーカスし、誰しもが一度は経験した事がある感情に共感するような作品が多いです。

 

今回は台湾映画の名作を32作品紹介したいとおもいます。

 

名作の台湾映画!おすすめランキングTOP32

 

32位:愛 LOVE(藍光)

 

出典:https://tw.buy.yahoo.com/

 

公開年月:2012年2月

キャスト:舒淇、趙薇、阮經天他

 

台湾・中国の8大スターが共演する、2012年2月、バレンタインデーに合わせて公開されたラブロマンス、「モンガに散る」のニウ・チェンザー監督作品です。制作費に3億台湾ドル(約8億円)をかけた大作で、多くの映画・舞台音楽を手がけてきた陳建騏が音楽を担当しています。

 

自転車チームの副キャプテンを務める宜珈が、火遊びのつもりの相手、阿凱が妊娠、それは親友、小霓の恋人でした。小霓の父親は台北でも有名な富豪で、若い恋人との結婚を考えて始め、その恋人、柔伊は小霓の父親よりも息子の小霓に恋心を抱き始めます。

 

4組の男女の愛が交錯する様子をユーモアも交えて描く作品です。台湾・中国の人気スターを揃えた豪華なキャスティングが話題でした。撮影は日本映画「ノルウェイの森」などで知られる李屏賓です。

 

 

 

31位:珈琲時光

 

出典:https://eiga.com/

 

公開年月:2004年9月

キャスト:一青窈、浅野忠信、萩原聖人他

 

台湾の巨匠ホウ・シャオシェン監督が日本で監督した作品で、日本映画として公開されましたが、台湾人監督作品としても有名です。一青窈、浅野忠信主演で、監督は侯孝賢です。

 

小津安二郎の生誕100年を記念し『東京物語』のオマージュという形で製作された作品になります。ロケ地は神田神保町や東京都豊島区雑司が谷の鬼子母神など、古き良き東京の街角や路地を映し出し、映像美が高く評価された作品です。

 

台湾、群馬、神田神保町、それぞれを自分の居場所として、明るい未来を期待しながら生きる女性とその仲間達の姿を優しく、温かく美しい映像美で仕上げています。台湾監督から見た、昔ながらの東京を知る意味では名作です。台湾出身の作曲家・江文也の夫人と娘が出演していることでも知られています。

 

 

 

 

30位:ヤンヤン夏の想い出

 

出典:https://filmarks.com/

 

公開年月:2000年5月

キャスト:呉念真、金燕玲、イッセー尾形他

 

初公開がフランス、台湾では2017年7月28日、日本では2000年12月16日に公開されました。エドワード・ヤン(楊徳昌)監督作品です。祖母や両親、姉のティンティンと台北に住んでいる主人公ヤンヤンは、ごく普通の家庭の少年でしたが、叔父の結婚式を境に、様々な事件に巻き込まれます。

 

祖母は脳卒中で昏睡状態、母は精神不安定となって新興宗教に走り、父は初恋の人と再会して不倫の兆し、姉は隣家の少女のボーイフレンドと不貞関係などなどと、周囲は恋愛真最中の中で、ヤンヤンにも幼い恋心が芽生え始めます。

 

現代の家族が抱える様々な問題を瑞々しくリアルに描き、少年ヤンヤンとその姉、母、父のそれぞれの苦悩、生と死、愛を描いた作品です。2007年、新作の製作中だったヤン監督が病気のため死去したので、これが遺作となりました。

 

 

 

 

29位:憂鬱な楽園

 

出典:https://www.amazon.co.jp/

 

公開年月:1997年4月(日本)台湾:1996年

キャスト:高捷、林強、伊能静

 

台湾・日本合作映画です。『ナイルの娘』以来となるホウ・シャオシェン(侯孝賢)監督の作品です。『好男好女』でカンヌに行った際の高捷林強、伊能静の3人の関係性の面白さがヒントとなって製作されたといわれています。

 

ふらふら暮らしている四十歳のガオは、弟分のピィエンとその恋人のマーホァと共に、お金をが入る仕事を求めて旅を始めます。現代台湾を舞台にした、三人組のロード・ムービーで、日本からの出資を得て、名匠シャオシェン監督が肩の力を抜いて作った映画です。

 

その日暮らしの中年男ガオは弟分のピィエンとその恋人のマーホァのバイク旅行を描きます。ジム・ジャームッシュ監督作品の名作「ストレンジャー・ザン・パラダイス」にちょっと似ていますね。

 

 

28位:青少年哪吒/邦題:青春神話

 

出典:http://www.instagub.com/

 

公開年月:1995年6月

キャスト:李康生 、 レン・チャンピン 、 チェン・チャオロン他

 

台湾の首都、台北を舞台に、一人の予備校生と周囲の人間関係を通して、現代の台湾社会を独特のタッチで描いた作品です。台湾映画界の新人、蔡明亮の監督第一作で、主役の李康生は、ゲーム・センターで偶然監督と出会い、彼のテレビ作品に出演したのに次いで、映画初出演となりました。

 

街で見かけたリー・カンションを主人公の予備校生に起用し、映画史に残るコラボの始まりとなった長編映画です。東京国際映画祭ヤングシネマ部門ブロンズ賞、トリノ映画祭最優秀新人監督賞を受賞しています。夜の台北を舞台に、刹那的に生きる若者たちを描いた青春群像を映画いた作品となります。アウトサイダーな男の子達と女の子の青春を、まるでスケッチのように描いているのが好評です。

 

 

 

27位:九月に降る風

 

出典:http://asia-republic.com/

 

公開年月:2008年6月

キャスト:鳳小岳、張捷、初家晴他

 

台湾の新竹市1996年の夏が舞台で、高校3年生のイェンとタンを含めた7人組は、騒動を起こしては教官室に呼び出される問題児グループで、いつもポケベルで連絡を取り合っていました。彼らの共通点は、プロ野球チーム、時報イーグルスのバッター、リャオ・ミンシュンの熱狂的なファン、しかし、世間では野球賭博に絡んだ時報イーグルスの八百長疑惑で話題沸騰中です。

 

7人を心配しブラスバンド部に入部させようとするペイシンや、イェンの恋人もグループの改心を期待して、9人は複雑な人間関係となっていきます。新竹市に旧暦の9月に吹く季節風「九降風」をテーマに、青春の新たな旅立ちを描きます。監督は林書宇、台北電影節のクロージングを飾った『百日告別』の監督で、作品は監督の自伝的な内容となっています。

 

 

 

26位:恐怖分子

 

出典:http://www.jackandbetty.net/

 

公開年月:1986年12月

キャスト:繆騫人、李立群、金士傑他

 

1987年金馬奨最優秀作品賞、第40回ロカルノ国際映画祭銀豹賞、第32回アジア太平洋映画祭最優秀脚本賞を受賞を獲得した作品で、監督は楊徳昌です。現代の台湾が抱える様々な問題を浮き彫りにしながら、カメラマンとその恋人、小説家の妻と医師の夫、その元恋人、不良少女、刑事などの様々な人物が幾重にも錯綜していく群像劇です。

 

台湾ニューウェーブの旗手に持ち上げた現代感覚溢れる問題作とされ、遺作ともなった「ヤンヤン 夏の想い出」の鬼才監督が、80年代の台北を舞台に、都会に暮らす人々の不条理や孤独を浮き彫りにしていきます。そのきっかけは、少女シューアンがかけた1本のいたずら電話でした。

 

 

 

25位:天空からの招待状

 

出典:https://pbs.twimg.com/

 

公開年月:2013年10月

キャスト:無し

 

編空撮という手法で、台湾の現在をありのままに見つめたドキュメンタリー映画です。長年にわたり航空写真家として活躍してきたチー・ポーリン監督が手がけた作品で、山や海、田園といった美しい自然の風景、一方で工場の煙突から吐き出される煙や、廃水が流れ出てる河川といった、近代化の波が押し寄せる現代の台湾を、ありのままに映像美で仕上げた作品です。農作業や祭りを楽しむ人々の暮らしも追っていくことで、台湾の「今」を映像で伝えています。

 

台湾では2013年の年間興行ランキング第3位になるなど、大ヒットを記録しました。日本語版のナレーションは俳優の西島秀俊です。2017年、台湾東部の花蓮県で続編撮影中のペリコプター墜落で最期を遂げた、チー・ポーリン監督の遺作となります。

 

 

 

24位:言えない秘密

 

出典:https://www.archi-voice.jp/

 

公開年月:2007年8月

キャスト:周杰倫、桂綸鎂、黄秋生他

 

台湾のアカデミー賞、第44回台湾金馬奨3部門を受賞、最優秀台湾映画賞、主題歌賞、視覚効果賞を受賞した作品です。監督は、俳優としても活躍する台湾のトップ・アーティスト周杰倫、その初作品です。監督、脚本、主演、音楽の4役を担当しています。

 

淡江音楽学校に転校して来た青年シャンルンは、ピアノ室で美しい曲を弾いていたシャオユーと出会いますが、シャオユーにはシャンルンに言えない秘密を抱えたまま、2人は瞬く間に恋に落ちていきます。劇中で披露される、周杰倫の神業のようなピアノの腕前が話題を呼んだ作品です。運命の恋に落ちる恋人たちを待ち受ける皮肉な運命が、やがて衝撃的な展開へと変貌していきます。

 

 

 

23位:太陽の子

 

出典:https://haiji.hamazo.tv/

 

公開年月:2015年7月

キャスト:アロ・カリティン・パチラル。ウー・イェンズー、リン・ジァジュン他

 

アミ族の伝統的な稲作方法で作られる米、「海稲米」の復活という実話をベースに作成された創作映画です。2014年春から2015年夏までを舞台にし、観光地としての開発計画が持ち上がった村と、農業が失われる村人が、自分たちの理想の未来を模索して苦悩する各世代のアミ族の村人の姿を描きながら、伝統と開発とのせめぎあいを描きます。

 

「海稲米」復興の過程を2年間に渡って撮影されたドキュメンタリー映画「海稻米的願望(The Desire Sea Rice)」を見た監督が、二十年来の荒れ地が有機農法の棚田として復活していく実話をベースに製作しました。懐かしい村の姿と、この村で生まれ育った自分を取り戻そうとする村人、雇用と観光客の増加を期待する村人などの葛藤を描きます。

 

 

22位:愛你一萬年/邦題:一万年愛してる

 

出典:http://pintaro-tabinosora.cocolog-nifty.com/

 

公開年月:2010年8月

キャスト:周渝民、加藤侑紀他

 

ロックバンドのヴォーカルをしている台湾人青年と、語学の短期研修で台湾に来た日本人の女の子のラブコメディーです。主演は台湾で人気の俳優周渝民と、新人の加藤侑紀。監督は北村豊晴です。付き合う女の子とはいつも必ず3ヶ月以内にわかれてしまう吳奇峰と、会社の研修で三ヶ月間中国語の語学学校に通うことになった桜田みかんが台湾で出会います。

 

二人で部屋を借り、「3ヶ月で別れることを前提に付き合う」という合意書を交わして生活を始め、やがて“今の一瞬を大切に生きること”を理想としている桜田みかんは、会社の配属先である上海に旅立っていくことになります。はなればなれになった2人は、まだ相手のことを想っていることに次第に気づいていきます。

 

 

 

21位:ロマンス狂想曲

 

出典:http://flycity28.pixnet.net/

 

公開年月:2013年9月

キャスト:チャン・シューハオ、ホアン・ルー他

 

台湾と中国大陸のむずかしい関係を、ふたりの若い男女に託して爽やかに描いた作品です。役所で働くやさ男アーチェンは、北京から祖母の初恋の人を探しに来たチン・ランとふとある日に出会います。

 

美人だが、わがままで押しが強いチン・ラン、人捜しの旅で、ふたりは感じ方考え方の違いに衝突を繰り返しながら、近づけそうで近づけない、ノンストップドタバタ恋愛喜劇を繰り広げます。リッチー・レンが歌ってヒットした「對面的女孩看過來」がヒントになて作られた作品です。

 

 

20位:聴説/Hear Me

 

出典:https://hearme.peatix.com/

 

公開年月:2009年8月

キャスト:エディ・ポン、アイヴィー・チェン、ミシェル・チェン他

 

台湾版「ハチミツとクローバー(蜂蜜幸運草)」や「愛的發聲練習」の、映画界を中心に活躍する実力派若手俳優、彭于晏と、周渝民主演のドラマ「痞子英雄」でブレイク中、CMなどで注目度急上昇中の女優、陳意涵が共演した作品です。

 

聴覚障害を持つ女性と彼女に思いを寄せる青年のラブストーリー作品です。聴覚障害者オリンピック参加の夢をかなえるため、プールの傍らで応援していた秧秧は、聴覚障害の水泳隊員に弁当を宅配しにやってきた天闊に、やがて心を奪われていきます。聴覚障害者オリンピックに出場する水泳選手とその妹が主人公ということで、2009年に開催された台北聴覚障害者オリンピックの推薦作品となりました。

 

 

 

19位:台北飄雪/邦題:台北に舞う雪

 

出典:http://ama-anotherversion.blogspot.com/

 

公開年月:2010年2月

キャスト:チェン・ボーリン、トン・ヤオ、トニー・ヤン他

 

中国の名匠フォ・ジェンチイ監督が手掛ける切ないラブストーリーで、台湾北部の小さな町を舞台に、互いに惹かれ合いながらもすれ違っていく若者たちの淡い恋模様を、丁寧に描きます。

 

日本のドラマや映画でも活躍する台湾の人気俳優チェン・ボーリン主演、新人歌手のメイは、新作発表直前に突然声が出なくなり、誰にも告げずに台北から姿を消し、小さな田舎町で孤児として育った青年モウと親交を深めていきます。モウはメイが台北に残してきた気持ちに気づきながら、彼女への思いを静かに募らせ、立場の違いや苦悩を感じ始めます。

 

 

 

18位:坊やの人形

 

出典:http://www.garitto.com/

 

公開年月:1984年10月(日本公開日)

キャスト:チャン・ボージョン、ヤン・リーイン、曾國峯他

 

0年代前半の台湾を舞台に、必死に生活を送る人々の姿を描いた作品です。ホワン・チュンミンの原作を基に、それぞれホウ・シャオシェン、ゾン・ジュアンシャン、ワン・レンの三監督が描くオムニバス映画となっています。

 

第一話は、映画タイトルのサンドイッチマンの青年と、彼と妻との間にできた、生まれたばかりの赤ん坊の物語「坊やの人形」、二話目は日本製圧力鍋を巡って巻き起る事件を描いた「シャオチの帽子」、三話目は駐留米軍の高級将校の交通事故による賠償金で、リッチな生活を約束された男とその家族を描いた「りんごの味」です。

 

 

17位:幽幻道士

 

出典:http://nissy.hatenablog.com/

 

公開年月:1986年6月(第一作)

キャスト:劉致妤、張金塗、陳子強他

 

日本でも大ヒットを記録した香港映画、『霊幻道士』を元にして生まれました。死体妖怪”キョンシー”と、大道芸人の親方と旅回りをしているチビクロ、スイカ頭、デッパ、チビトラの孤児4人組が切り拡げる、台湾版アクションホラー・コメディです。19世期中期-20世紀初頭の清王朝後期の中国を舞台としています。

 

ヒロインであるテンテンの可愛らしさが日本でもブレイクし、1987年1月に日本のテレビで放送されると、一挙に高視聴率を記録、大ヒットしました。原題は『殭屍小子』です。大道芸人の親方と旅回りをしている孤児4人組が繰り広げる、些細なイタズラが大変な騒動を呼び起こしてしまいます。

 

 

 

16位:盛夏光年/邦題:花蓮の夏

 

出典:https://twitter.com/

 

公開年月: 2006年10月

キャスト:張睿家、張孝全、楊淇他

 

斬新な映像センスでアジアから注目される台湾の若手監督、陳正道が、若者たちのほろ苦い青春を鮮烈に描きながら、恋とも友情ともつかない思いを秘めた幼なじみの青年2人と、彼らを見守る少女が織り成す恋を映し出します。

 

この作品で、映画初出演ながら2006年台湾金馬奨最優秀新人賞を受賞した張睿家が、相手役、張孝全と共に、台湾の若手トップスターとなるきっかけとなった作品です。花蓮ののどかな風景と、複雑で切ない青春が折り重なった大変美しい作品です。大学に進学し、台北で暮らすようになった三人が、友情と恋心の狭間で揺れ動いていきます。

 

 

 

15位:光にふれる

 

出典:https://twitter.com/

 

公開年月:2014年2月

キャスト:ホアン・ユィシアン サンドリーナ・ピンナ リー・リエ

 

光にふれるは、世界で行われている映画祭で大きく評価され、台北で行われる映画祭や釜山国際映画祭では観客賞を受賞した作品です。実際に盲目のピアニスト台湾で活躍しているホアン・ユィシアンが本名のまま主人公役を演じた事で話題となりました。

 

視覚に障害を持つピアニストとダンサーを目指し努力している女性がお互いに励まし合いながら成長していく青春ストーリーです。生まれつき目が不自由なユィシアンは、天性的なピアノの才能を持っているのですが幼い頃コンクールでのある事件がトラウマとなり表舞台に立てなってしまいます。それでも夢であるピアニストを目指すも、どうすれば叶えられるのかを知りません。そんなユィシアンと母親はどのように困難に打ち勝っていくのでしょうか。

 

 

 

14位:湾生回家

 

出典:https://www.amazon.co.jp/

 

公開年月:2016年11月

キャスト:冨永勝, 家倉多恵子, 清水一也, 松本洽盛

 

「湾生」とは、日本統治時代に台湾で生まれた約20万人いるとされている日本人を指す言葉です。下関条約で締結された1895年から1945年までの50年間、台湾は日本に統治されていました。日本統治下の台湾で生まれた「湾生」に焦点をあてたドキュメンタリー作品ですこの作品は第11回大阪アジアン映画祭で観客賞を受賞しました。

 

敗戦の結果日本へ強制送還される事になり、れっきとした日本人でありながらも生まれた場所が日本ではなく異国の地である事で自らを「永遠の異邦人だ」と呼び苦しみ続けてきた「湾生」たち。彼らの故郷である台湾を訪れ、失いかけていたアイデンティティを少しずつ修復していく姿をドキュメンタリーとして描いています。あまり知られていない台湾と日本の関係についても改めて深く考えることができる作品です。

 

 

 

13位:悲情城市

 

出典:http://web.archive.org/

 

公開年月:1990年4月

キャスト:トニー・レオン, チェン・ソンヨン

 

悲情城市は、台湾現代史のなかで、激動的な1945年に起こった日本敗戦から1949年の国民党政府樹立までの4年間を、林家の長老である阿祿とその息子たちの姿を通して人間関係の絆が描かれた作品です。ホウ・シャオシエン監督はこの作品でベネチア映画祭金獅子賞を受賞しました。

 

主人公は香港のトップスターであるトニー・レオン。彼は台湾語が出来ない為、聴覚障害という設定になったとの話もあります。1945年の8月太平洋戦争の終戦で約51年の日本統治から解放された台湾で、林家の四男で聴覚障害のある文清は、新しく生まれ変わる台湾を夢見ています。

 

しかし終戦し統治からの解放の喜びもつかの間、闇社会の存在や国民党の台頭といった大陸との確執が起こり、台湾はまたも激動の時を過ごす事になるのです。

 

 

 

12位:GF*BF

 

出典:https://www.shazam.com/

 

公開年月:2014年6月

キャスト:グイ・ルンメイ, ジョセフ・チャン, リディアン・ヴォーン, チャン・シューハオ, レナ・ファン

 

GF*BF、この作品は中華圏を代表とする映画賞である金馬奨、主演女優賞・観客賞など多数の映画賞に輝いた台湾の名作です。メインキャストである男2人と女1人の、高校生、大学生、社会人の時間を舞台とした27年間にわたる長いラブストーリーです。

 

台湾の高雄で暮らす高校生のリン・メイバオ、チェン・チョンリャン、ワン・シンレンの3人は制などに厳格である校則に不満ながらも青春を満喫していました。少し男勝りであるメイバオとそんな彼女を見守っているチョンリャンは周りからはカップルだと思われているのですが、メイバオはチョンリャンに恋人として扱われていなく告白したシンレンと付き合う事に。そんな彼らは台北へ出ても関係は続くのですが少しずつお互いの道を歩み始めます。

 

ある日再会した3人ですが、かつてのような関係に戻る事は出来るのでしょうか。

 

 

 

11位:台北の朝、僕は恋をする

 

出典:https://www.yesasia.com/

 

公開年月:2011年3月

キャスト:: ジャック・ヤオ アンバー・クォ ジョセフ・チャン

 

台北の朝、僕は恋をするは、エドワード・ヤン監督の弟子で新鋭クリエイターであるアーヴィン・チェン監督の新たな台湾の魅力を描いた作品です。

 

台北に住むカイ(ジャック・ヤオ)はある日突然彼女からパリへ留学すると伝えられます。カイは、お昼は両親が経営している中華店を手伝い、夜は地元にある本屋へ通いフランス語の本を読みながら、大切な恋人を想いながら寂しい時間を過ごしています。

 

一方カイが通っている本屋で働いている可愛くてでもどこかミステリアスな影を持つスージーはカイの事が気になって仕方ありません。ある日、カイの元に恋人からの別れたいという電話が掛かってきます。

 

彼女を繋ぎとめたくて、すぐにでもパリに行きたいカイは、地元のボスから借金する事に。カイは代わりにとボスから与えられた謎の小包を運ぶ怪しげな仕事を引き受ける事になります。その怪しい仕事はカイと偶然巻き込まれる事になったスージー2人のコミカルだがスリリングな一夜の始まりでした。

 

 

 

10位:恋人たちの食卓

 

出典:https://filmarks.com/

 

公開年月:1995年7月

キャスト:ロン・ション, ヤン・クイメイ, ワン・ユーウェン, シルヴィア・チャン, ウィンストン・チャオ

 

恋人たちの食卓は、アン・リー監督が描く「食欲と性欲」をテーマにしたホームドラマ作品です。人間の欲望や人間関係まで食卓を通し描いています。妻に先立たれてしまった一流のシェフは働きながら男手ひとつで3人の娘を育てあげます。

 

週末に豪華な食卓を囲むのがこの一家の習慣となっていたが、3人の娘たちは習慣が煩わしくなっています。クリスチャンである長女、キャリアウーマンとして航空会社で働く次女、無邪気な女子大生の三女は、家族の習慣よりも恋愛が大事な様子です。

 

人間の欲求である「食欲」と「性欲」を通して、彼女たちの初恋、妊娠や結婚、父と娘の関係、人間関係、そして「人生」を描いています。シェフのリズミカルな料理と娘たちがどのようにそれぞれの人生を築き上げていくのかが見所です。

 

 

 

9位:牯嶺街少年殺人事件

 

出典:http://www.bitters.co.jp/

 

公開年月:2017年3月

キャスト:チャン・チェン, リサ・ヤン, ワン・チーザン

 

エドワード・ヤン監督が発表した「牯嶺街少年殺人事件」は、BBCが1995年に選出した「21世紀に残したい映画100本」に台湾映画としては唯一選ばれた作品です。舞台となるのは1960年代の台北です。

 

建国中学昼間部の受験に失敗し、夜間部に通うシャオスーは不良グループである小公園に属するワンマオやフェイジー達とつるんでいました。シャオスーはある日、怪我をしたシャオミンという女の子と保健室で出会います。シャオミンは小公園のボスであるハニーの彼女でした。

 

シャオミンを奪い合っているうに殺人事件が起きてしまいます。当時実際に起きた殺人事件を元に大人が醸し出している不安感を感じながら過ごす少年や少女たちが描かれています。少年たちがこの殺人事件をきっかけにどのように生きていくのかに注目です。

 

 

 

8位:台北ストーリー

 

出典:https://culturemk.exblog.jp/

 

公開年月:2017年5月

キャスト:ホウ・シャオシェン ツァイ・チン ウー・ニェンチェン

 

台北ストーリーは、エドワード・ヤン監督の野心作として有名な作品です。盟友であるホウ・シャオシェンが、エドワード・ヤンのために借金をして製作費にあて完成させた作品です。台北市内のとあるマンションの空き家を訪れる男女。女は、ステレオはあそこに置いてテレビはここに置いてと夢を膨らませています。

 

男はあまり気がない様子で「内装に金がかかりそうだ」と話すも女は「今度昇進するから大丈夫よ」と話しています。女はアジンという不動産ディベロッパーで働くキャリアウーマンです。男はアリョンで少年時代はリトルリーグでエースとして将来を期待されていたが、家業を継ぎ、布地問屋を経営しています。順調に思えたアジンは突然勤めていた会社が買収される事になり解雇されてしまいます。

 

 

 

7位:百年恋歌

 

出典:https://www.amazon.co.jp/

 

公開年月:2006年10月

キャスト:スー・チー, チャン・チェン

 

ホウ・シャオシエン監督の百年の恋を描いた作品です。 1911年、1966年、2005年の3つの時代に生きる男女のラブストーリーです。3部編成となっており、それぞれの時代の恋人として演じるのは、いずれも同一の俳優です。

 

1966「恋の夢]兵役を控える若者は、高雄にあるビリヤード場へ来たシウメイと恋に落ちます。休暇が取れるとすぐに彼女が働くビリヤード場へと向かうも、彼女の姿は見当たりません。シウメイの足跡を追って、若者はバスに乗ります。オールディーズのナンバーにのせて、二人を切なく描いています。

 

1911「自由の夢]

遊郭へ通うチャンと芸妓との間は、穏やかな時間が流れていて、芸妓と客という関係以上の深い想いが通い合っていました。しかしチャンは革命家と合流を目指し、日本へ旅立ちます。

即興で演奏されたピアノの音色と芸妓の唄の響きが、恋情を表しています。

 

2005「青春の夢」

歌手であるジンは、カメラマンのチェンと出逢い、激しく惹かれあうようになります。しかしジンには同性の恋人がいました。ジンの心が自分から離れて行ってしまうのを感じた恋人は、彼女なりのやり方で関係を終わらせようとします。愛し合いながらも傷つき合う恋人たち。若者たちの苦悩を描いた作品です。

 

 

6位:モンガに散る

 

出典:http://www.wasedashochiku.co.jp/

 

公開年月:2010年2月

キャスト:イーサン・ルアン, マーク・チャオ, マー・ルーロン

 

2010年、救世主となる1本の作品が誕生しました。その作品は「モンガに散る」。80年代のモンガは台北で古くから栄えている歓楽街を舞台として、極道の世界に足を踏み入れる事になっても絆で結ばれる5人の若者たちの姿を描いています。躍動のあるアクションと感動的なストーリーがすぐさま口コミで広がり、台湾映画史上第2位の興行収入を達成しました。

 

極道の世界に戸惑いながらも、ケンカに明け暮れる生活を送りながら娼婦と純粋な恋をしドラゴンたちと固い絆で結ばれていくモスキート。街の利権狙いがきっかけで裏切りや欲望に満ちた大きな争いが彼らの前に立ちはだかります。仲間との絆に感動する作品です。

 

 

 

5位:黒衣の刺客

 

出典:https://france-chebunbun.com/

 

公開年月:2015年9月

キャスト:スー・チー, チャン・チェン, 妻夫木聡, 忽那汐里

 

黒衣の刺客。制作に費やした期間は5年、総製作費は約13億円かけたこの作品は、第68回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞しました。中国の絶景、京都・奈良・兵庫といった日本の美しい寺院、宝石が散りばめられた煌びやかな衣装、装飾で芸術性がとても高い任侠映画です。

 

標的はティエン・ジィアン。どうしてもティエン・ジィアンに止めを刺すことができないインニャンは暗殺者として生きてきた自分に情愛があることに戸惑う。「なぜ殺めなければいけないのか」と、その運命を自らに問います窮地に追い込まれていたインニャンは、日本人の青年に助けられます。どんな結末になるのか、ゆっくり進んでいく優美な映像を共にご自身の目で確認してくださいね。

 

 

4位:セデック・バレ

 

出典:http://www.u-picc.com/

 

公開年月:2013年4月

キャスト:リン・チンタイ, マー・ジーシアン, 安藤政信, ビビアン・スー, 木村祐一

 

セデック・バレは、日本統治下の台湾で起こる壮絶な事件を描いた作品です。2011年、第48回台湾金馬奨で最多11部門にノミネートされグランプリを受賞しています。ヴェネチア国際映画祭でのワールドプレミア上映で世界の映画人たちを驚かせ、日本においても、第7回大阪アジアン映画祭にて圧倒的な支持を得た作品です。

 

1895年から50年もの長い間続いた日本統治。原住民族による武装蜂起「霧社事件」いており、4時間半の二部構成となっています。第一部で苦しい生活を強いられるセデック族の人々が部族の誇りをかけて蜂起するまで、第二部では日本の日本軍等による報復と憎しみそして家族の絆や愛といった感情が交錯しながらもセデック族の人々を襲う悲劇が描かれています。

 

 

 

3位:KANO~1931海の向こうの甲子園~

 

出典:http://川南町文化ホール.com/

 

公開年月:2014年2月

キャスト:永瀬正敏、大沢たかお、坂井真紀、伊川東吾

 

台湾で大ヒットとなり、日本でも連日劇場は満席の大ヒットを記録した作品です。日本統治時代の台湾で甲子園に出場し決勝まで勝ち進んだ野球チームの実話を元に映画化した感動ストーリです。

 

舞台は1931年、弱小で有名な野球チームである嘉義農林学校野球部、通称「KANO」は、それまで1勝もしたことのない弱小チームでした。周りから嘲笑う人達を気にする事なくKANOは甲子園に出場する事を夢見て日々練習しています。

 

野球部員たちの情熱に負けた名門監督から特訓してもらい、甲子園出場に向けて部員たちは独自の方法で練習を積みます。猛特訓をこなしていくうちに部員たちは絆が深まり成長していきます。どんどん強くなって快進撃を始めるKANOは、甲子園でどのような試合を行い結果を残すのでしょうか。

 

 

 

2位:海角七号/君想う、国境の南

 

出典:https://blog.goo.ne.jp/

 

公開年月:2008年8月

キャスト:ファン・イーチェン、田中千絵,イン・ウェイミン、ミンション

 

台湾映画において史上歴代No.1の大ヒットとなったこの作品は、日本でも各地で上映され日本と台湾をつなぐ名作です。台湾の人気歌手ファン・イーチェンと田中千絵が共演し話題となりました。

 

ミュージシャンになるという夢に破れ郵便配達のバイトをしている青年・阿嘉は、ある日郵便物の中から60年前の海角7号宛の小包を発見します。その中にあったのは、敗戦により台湾から引き揚げる事になった日本人教師が、別れなければならなかった台湾人の女性を想って綴った想いのこもった7通のラブレターでした。

 

それから阿嘉は、町興しライブの前座バンドに呼ばれ無理やり駆り出される事になります。そこで出会った日本人と、見つけた7通のラブレターはどう関係していくのか、笑いと涙ありの感動ラブストーリーです。

 

 

 

1位:あの頃、君を追いかけた

 

出典:https://www.recordchina.co.jp/

 

公開年月:2011年8月

キャスト:クー・チェンドン、ミシェル・チェン、 スティーブン

 

青春時代を送ったすべての大人にぴったりな、おかしくて切ない青春映画です。台湾では200万人以上動員し、日本版は2018年10月に全国公開されました。

 

台湾中西部にある町・彰化に住むコートンは、同級生の仲間たちと毎日のように馬鹿騒ぎをして気楽な高校生活を過ごしています。ある日、コートンたちの悪ふざけにより激怒した担任は、クラス一の優等生であるチアイーをコートンのお目付け役に任命する事にしました。

 

最初は嫌がっていたのですが、時間が経つにつれ次第に心は惹かれ始めます。思い通りの青春時代を過ごす事が出来なかった人や若い頃の青春が懐かしい人は勿論、共感する部分が多いと感じる人も多いと思います。もう1度甘酸っぱい青春時代の記憶を体験する事が出来る映画となっています。

 

 

 

 

台湾映画おすすめ人気ランキングTOP32についてのまとめ

 

  • ・1位「あの頃、君を追いかけた」


    ・2位「海角七号/君想う、国境の南」


    ・3位「KANO~1931海の向こうの甲子園~」

     

  • いかがでしたか?ご存知の方も多いと思いますがかつて台湾は日本の統治下にありました。統治時代の苦しみや大変さなどを描いた作品は今もなお名作として支持されています。
  •  
  • 気軽に行けるアジアとして人気のある台湾ですが、改めて日本と台湾の歴史を学びながら国と国の絆を感じてみてはどうでしょうか。

 

 

 

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