韓国K-POPアイドルグループにつきまとう酷いストーカー被害である「サセン」問題。
今回はサセンの意味や事例、人気グループSEVENTEENはサセンが多いのか少ないのか、サセンが多いと言われるグループはどこかも紹介します。
サセンとは
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「サセン」とは、韓国でアイドル達のプライベートである「私生活（サセンファル）」を追い回すファンという意味の言葉です。
サセンという用語があるものの実態は完全にストーカーで、犯罪行為や迷惑行為によりアイドルのプライベートを侵害しています。
自宅への突撃や宿泊先ホテルへの侵入、空港や飛行機での接触など、アイドルにとっては恐怖でしかありません。
これらのストーカー被害に遭うアイドル本人が苦言を呈するだけでなく、所属事務所側も法的手段をとるなど、韓国K-POP界では厄介な悩みのタネとなっています。
ここでは、韓国のサセン問題の主な事例、サセンが多いグループについてまとめました。また、人気グループSEVENTEENにはサセンが多いのか少ないのか、その実態にも迫ります。
サセン問題の主な事例を紹介
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韓国のサセンは、K-POP文化が誕生した当初より問題になっていました。
日本でも大ブームとなった「東方神起」「BIGBANG」「スーパージュニア」「EXO」をはじめ、今をときめく「BTS」「SEVENTEEN」など、ほぼ全てのグループにサセンがいます。
まずはアイドル達がどのようなストーカー行為に悩まされているのか、サセンの主な事例をまとめました。
空港の出待ちや飛行機同乗
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国外での活動の際、アイドルが必ず利用する空港や飛行機にもサセンの被害が及びます。
例えば世界的人気を誇る「BTS」は、空港の出待ちのみならず、同じ飛行機に同乗して長時間の密室での監視や盗撮行為が問題となりました。
そのため、現在はサセン被害から逃れるために「BTS」はチャーター機を使用するようになっています。
「BTS」メンバーのVは、VLIVEで「本当は一般の飛行機に乗りたいが、長距離移動中に僕たちの隣に座ってくる人がいる」と語っています。
プライベートな空間で安心して休むことができないため、やむなくチャーター機を使用していることを明かしました。
サセンからの迷惑電話
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サセンがアイドルの電話番号を入手し、VLIVEの放送中に迷惑電話をかける事例も問題視されています。
サセンはサセン同士でアイドルの個人情報を売買し、電話番号のみならず住民登録番号や住所なども入手しています。
そしてVLIVE中に電話をかけることで、本人か確認するといった行為に及んでいるのです。
着信履歴やメッセージアプリの受信ボックスが、サセンからの履歴で埋まることもあり、電話番号を変えてもすぐにどこからか流出するため、アイドルの日々の生活に支障をきたしています。
自宅への侵入や張り込み
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アイドルが生活する宿舎や自宅への侵入も問題視されています。
完全なプライベート空間であるはずの自宅も監視され、寝ている時にサセンが寝顔を覗き込んでいたという犯罪行為の事例もあったようです。
ボーイズグループ「EXO」のチャニョルの場合、私的空間に侵入しようとしたサセンを警察に通報し、所属事務所のSMエンターテインメントが警告を出す事態となりました。
これだけでなく、行きつけの店やジムに張り込んで接触を試みようとする事例や、仕事現場からの帰り道を追跡する事例、地方公演や海外公演の際に宿泊先ホテルに侵入したサセンもいます。
サセン問題はSEVENTEENにも多い？少ない？
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K-POPグループの中でも高い人気を誇り、日本にも多くのファンが存在する「SEVENTEEN」にもサセンはいます。
ネット上では「SEVENTEENはサセンが少ない」と言われることもあり、確かに他のグループと比較すると、SEVENTEENには大きく報じられるようなサセン事例はありません。
ただ、SEVENTEENが最近まで住んでいた宿舎は、テレビ番組で内観どころか外観まで公開されていたので、その点では宿舎近くに来るサセンは多かったのではないかと考えられます。
宿舎を引っ越してからは、VLIVEなどでも部屋の内観がほとんど見えないように徹底され、新宿舎が特定されないよう気を遣っている様子がうかがえます。
また、アイドルがVLIVE中に電話をかけてくる迷惑行為に及ぶサセンもいますが、そういった面では、SEVENTEENのVLIVE中に不審な電話が来ることは少ないと感じます。
ファンダムの母数が大きいため、数字で表すと決して少ないとは言えませんが、サセンが多い他のグループと比較すると、SEVENTEENのサセンは少ない部類に入るのではないでしょうか。
サセンが多い韓国K-POPアイドルグループとは
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「SEVENTEEN」は割合的にサセンが少ないグループと言えますが、逆にサセンが多いK-POPアイドルグループはどこなのでしょうか。
K-POP史上、最もサセンが多いと言われたグループは、SMエンターテインメントの「EXO」です。
前述のチャニョルが私的空間に侵入しようとしたサセンを警察に通報した事例の他にも、ベッキョンの場合は姉の結婚式にまでサセンが押し掛けてきて大問題になりました。
また、「BTS」「THE BOYZ」「NCT」にも過激なサセンが多いことで知られています。
空港や飛行機での迷惑行為、迷惑電話、宿舎前での張り込み、トイレにまで侵入しての盗撮など、考え得る全てのサセン事例が彼らを悩ませています。
サセンは「ファン」ではなく、犯罪行為を行う「ストーカー」です。
ファンを楽しませてくれるアイドル達の貴重なプライベートを侵害するサセンの迷惑行為・犯罪行為は、決して許されるものではありません。
アイドル達の私生活が守られるよう、警察や所属事務所による徹底した対策はもちろん、サセン自体を近付かせない措置が取られるようになることを祈るばかりです。
まとめ
韓国アイドルのサセン問題と事例についてお届けしました。
サセンが少ないと言われるSEVENTEENも、過激なサセンが多いと言われるグループも、全てのアイドルがプライベートを心穏やかに過ごせるようになることを祈ります。
