在日韓国人の医師でシンガーソングライターとしても活躍するアン・サリーですが、生い立ちや家族も話題です。
今回はアン・サリーの生い立ちと韓国との関係、実家と家族(父親・母親・兄弟)、結婚した旦那や子供の情報も紹介します。
この記事の目次
アン・サリーのプロフィール
出典:https://www.twmu.ac.jp/
名前:アン・サリー
生年月日:1972年8月17日
出身地:愛知県名古屋市
アン・サリーは、愛知県名古屋市出身の在日韓国人3世で、現役の内科医であり、シンガーソングライターとしても活動しています。
2001年に「Voyage」で歌手デビューし、2003年に「Day Dream」「Moon Dance」をヒットさせました。
2007年のアルバム「kokorouta」をはじめ多数の作品をリリースしており、映画「おおかみこどもの雨と雪」の主題歌も担当しています。
デビュー20周年を迎えた2021年には、NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」の挿入歌を歌唱したことでも話題になりました。
ここでは、現役医師・シンガーソングライター・2児の母という三足のわらじを履きながらどの分野でも活躍するアン・サリーのルーツや家族についてまとめました。
アン・サリーの生い立ち
出典:https://shinshu-kaikan.jp/
まずはアン・サリーの生い立ちから見ていきましょう。
アン・サリーの生い立ち:父親の影響で医学の道へ
アン・サリーは、在日韓国人3世として日本で生まれ、愛知県名古屋市で幼少期を過ごしました。
父親が医師だったことから、自身も幼い頃から医学を身近に感じ、本物の病院でお医者さんごっこをするような子供時代を過ごしたといいます。
その一方で音楽にも興味を持つようになり、高校生の時に音大への進学を考えるようになりました。
そんな時に父親から「音大では医学はできないが、医大なら音楽も続けられる」とアドバイスされ、医大への進学を決意。東京女子医大への合格を掴み取りました。
アン・サリーの生い立ち:大学時代は医学と音楽の両立
東京女子医大へ進学後、アン・サリーは登山や沢登りなどを行うワンダーフォーゲル部に入りました。
部の同期2人が音楽好きで、3人で歌いながら山登りし、クラブ対抗歌合戦が開催された際には3人でミュージカル仕立てのステージを披露したこともあったといいます。
クラブ活動の一方で本格的な音楽活動も行い、ライブハウスでのライブ活動も始めました。
早稲田大学の学生とバンドを組み、キーボードとボーカルを担当し、ブルースの弾き語りをしていたそうです。
アン・サリーの生い立ち:現役医師にして歌手デビュー
医大卒業後、アン・サリーは研修医として女子医大附属第二病院(現・東医療センター)で勤務を開始。
3年目に循環器内科の医師になるため都内の別の病院に移り、本格的に医師としての道を歩み始めましたが、音楽をやめることはありませんでした。
ある日ライブハウスで歌っていたところ、たまたま来ていたプロデューサーの目に留まります。
そして、29歳だった2001年に「Voyage」で歌手デビューの夢を果たしました。
その後、医師としてアメリカのニューオーリンズへ留学する話がまとまり、歌手デビューの翌年にアメリカへ。
ニューオーリンズは音楽の街として有名なため、医学の研究の合間を縫って現地のライブハウスに通い、本場の生演奏に触れて音楽の面でも才能を伸ばしていきました。
アン・サリーの生い立ち:帰国後は医師と歌手の二足のわらじで活動
アメリカから帰国後、アン・サリーの楽曲「のびろのびろだいすきな木」が「NHKみんなのうた」に起用された縁で、2009年NHK紅白歌合戦のテーマソング「歌の力」をリリースします。
アン・サリーはこの楽曲で紅白歌合戦に出演したことがあり、出場歌手がリレーで曲を歌うコーナーの導入部を担当しています。
その後、映画「おおかみこどもの雨と雪」の主題歌や、NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」の挿入歌を歌唱し、現役医師と歌手の二足のわらじを履いて活動を続けています。
アン・サリーと韓国の関係
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アン・サリーは、在日韓国人3世として生まれたことを公表しています。
幼稚園から小学校6年生まで在日韓国人が通う学校に通っていたようで、2007年には自身のブログで当時のクラスメイト達と同窓会を開いたことを報告していました。
学校はメンバーが変わらない1クラスだったこともあり、クラスメイト全員が幼馴染のような仲の良いクラスだったといいます。
外国籍を持ちながら日本に生まれ育った気苦労を共有しているからこそ、助け合う思いやりの精神が生まれ、いじめもなく、家族同然の仲の良さで繋がっていたそうです。
同窓会では20数年ぶりの再会でしたが、会ったそばから当時の感覚が蘇り、テンポの良い会話が繰り広げられ、パワフルで元気なクラスメイト達と楽しい時間を過ごせたといいます。
アン・サリーにとって在日韓国人の仲間は「頼もしい幼馴染」で、「私にとって何よりの宝物」と語っていました。
アン・サリーの実家の場所
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アン・サリーの出身地は愛知県名古屋市で、実家は国道沿いの賑やかな場所にありました。
在日韓国人3世であるため祖父母の代から三代にわたり住み続けた古い一軒家で、実家には個室がなく、家族7人が同じ部屋に集まっていつもわいわい過ごしていたといいます。
実家ではアン・サリーが生まれる前にお店を営んでいたようで、かつて店舗だった玄関の広いスペースが兄弟達の遊び場でした。
18歳で上京し一人暮らしをスタート
東京女子医大への進学を機に、18歳で実家を離れて上京し、一人暮らしを始めたアン・サリー。
元々寂しがり屋だったこともあり、当初は一人暮らしに馴染めず、家に帰ると寂しさを紛らわせるためにCDをかけて歌を歌っていたことを明かしています。
この頃からアン・サリーにとって音楽は〝モヤモヤを浄化してくれる〟存在で、歌うことで気持ちが前向きになり、気分転換になっていたようです。
アン・サリーの実家の家族:父親・母親
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ここからは、アン・サリーの家族についてお届けします。
アン・サリーの家族構成は、父親と母親に加え、下に兄弟が3人おり、実家では祖母も一緒に暮らしていたため、7人家族・4人兄弟の一番上として育ちました。
アン・サリーの家族:父親
アン・サリーの父親は在日韓国人2世で、小児科医の医師であり、名古屋で開業医として働いていました。
そのため幼少期から父親の病院に遊びに行っており、針のついていない注射器でお医者さんごっこをしたり、病気の患者の症例写真を見たりと、子供の頃から医療を身近に感じて育ちました。
その父親の影響で医学の道に進みましたが、父親は2013年頃に亡くなっています。
アン・サリーは父親について「永遠に生きるんじゃないかと思うぐらい、元気で強い人だった」と語っていますが、65歳の時に病気が発覚し、闘病の末70歳で亡くなったようです。
アン・サリーの家族:母親
アン・サリーの母親については、職業や経歴などの情報が公開されていません。
ただ、実家で一緒に暮らしていたこと、父親が開業医だったことから、専業主婦だった可能性が高そうです。
アン・サリーの実家の家族:兄弟
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アン・サリーは4人兄弟の一番上で、下に弟か妹がいますが、兄弟構成の詳細は不明です。
兄弟の中で一番上だったこともあり、子供の頃は「あれ取って」「これ取って」と兄弟を使っていたことを明かし、自身で〝偉そうな姉〟を自称していました。
アン・サリーが結婚した旦那はトランペット奏者の飯田玄彦
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アン・サリーは2002年に医師としてアメリカ・ニューオーリンズに留学した際、そこでトランペット奏者の日本人男性と出会い結婚しました。
アン・サリーの旦那:飯田玄彦
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アン・サリーの旦那は、トランペット奏者の飯田玄彦(いいだ はるひこ)です。
1973年生まれの滋賀県出身で、幼少期に父親の影響でジャズを聴き始め、19歳で渡米しウェンダル・ブルニアス氏の元でトランペットを学びました。
ジャズミュージシャンのセッションへの参加、教会で賛美歌を伴奏するブラスバンドへの参加、音楽葬を行うジャズ・フューネラルへの参加などでトランペット奏者として活動。
その後、ニューオーリンズでアン・サリーと出会って結婚し、子供に恵まれたことで2005年に日本に帰国しています。
帰国後は関東を中心にライブ活動を行いながら、埼玉県飯能市でジャズが聴けるカフェバー「Bon Temps」を経営していましたが、現在は閉店しています。
アン・サリーの子供は娘が2人
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アン・サリーには現在子供が2人います。
どちらも女の子で、2022年2月時点で16歳と14歳であることが明かされています。
両親がミュージシャンという音楽一家に生まれたことから、幼少期からピアノを弾いたり、吹奏楽部に所属したりと、音楽に触れて育ってきました。
2007年には、長女が生まれた時に感じた思いを歌に込めたアルバム「kokorouta」がリリースされ、「娘が生まれた時に感じた神秘的な気持ちを歌った歌です」と紹介されています。
また、次女は幼い頃に即興で曲と歌詞を作って歌うことが得意だったようで、「自分の曲にもらおうかと思ったこともあった」と語るほど音楽の才能に溢れていたそうです。
今後どこかで、アン・サリーと子供達の共作や共演があることを期待したいですね。
まとめ
アン・サリーの生い立ちと韓国との関わり、実家の家族や結婚についてお届けしました。
医師と歌手、そしてママと、三足のわらじで活動するアン・サリーのこれからにも注目です。