韓国アイドルにつきまとうサセンが大きな社会問題になっていますが、EXOも過激なサセンによる被害が多数報告されています。
今回はボーイズグループEXOの実際に報じられたサセン事例、サセンが多いのか少ないのかをお届けします。
この記事の目次
サセン問題はEXOも例外ではない
出典:https://voi.id/
「サセン」とは、韓国アイドルのプライベートを侵害するストーカーの存在を指します。
韓国語で「私生活(サセンファル)」を追い回すファン、という意味でこう呼ばれています。
ジャニーズタレントを代表する日本のアイドルにも「ヤラカシ」という存在がいますが、それと同じく「サセン」という用語があるものの、サセンの実態は完全にストーカーです。
自宅への突撃、宿泊先ホテルへの侵入や待ち伏せ、空港や仕事現場での出待ちや尾行、飛行機の同乗など、プライベートな時間を侵害する犯罪行為や迷惑行為を行なっています。
私生活をおびやかすサセンは、アイドルにとって恐怖でしかなく、アイドル本人が苦言を呈するだけでなく、所属事務所が法的手段をとるなど、韓国芸能界では大きな悩みのタネです。
ここでは、韓国の人気ボーイズグループ「EXO」のサセン問題についてまとめました。
EXOのメンバーが被害に遭ったサセンの事例、EXOにサセンが多いのか少ないのかについてお届けします。
サセン事例:EXOの場合① チャニョルの作業室にサセン侵入
出典:https://daebak.tokyo/
EXOのメンバーであるチャニョルの作業室にサセンが侵入を試み、警察に通報されたことが報じられました。
報道によるとサセンは中国人で、EXOのチャニョルの作業室に侵入しようとした際、その場にいたスタッフがサセンを発見し、侵入行為を撮影。
その動画を確認したチャニョルはサセンの迷惑行為であると判断し、警察に通報したと報じられています。
チャニョルの所属事務所SMエンターテインメントはこの事例を受けて公式声明を発表。
「チャニョルが使用している作業室にサセンによる侵入被害があり、通報するに至った」とコメントを残しています。
さらに、「度を超えたプライバシーの侵害により、アーティストの苦痛と被害が深刻です」と呼びかけ、プライバシーを侵害するサセン行為をやめるよう呼びかけました。
この報道を受け、EXOのファンは「こんなことをするのはファンではなくストーカーだ」とサセンへの反発を強め、チャニョルの身の安全を確保するよう事務所への抗議の声も挙がりました。
サセン事例:EXOの場合② ベッキョン兄の結婚式に乱入
出典:https://sportsseoulweb.jp/
EXOのメンバー・ベッキョンは、実の兄の結婚式にサセンが乱入して騒ぎになったことがあります。
ベッキョンの兄の結婚式に参列した人物がインターネット掲示板とSNSに書き込み、サセンの乱入によりベッキョンとEXOメンバー、そして困惑する結婚式の参列者の様子が公開されました。
書き込みは「本当に怒りを感じる。ベッキョンの兄の結婚式のため会場に行くと、知らない人が多く、特に若い女性が多かった」と、親族や友人ではない見知らぬ女性達が式場にいたそう。
出典:https://www.diodeo.jp/
さらに、ベッキョンをはじめEXOのメンバーが結婚式場に到着すると、その女性たちはイスに立ちカメラやビデオカメラを構えたといいます。
そして、EXOがお祝いの歌を歌っている間は3人の前や椅子の上で動画を撮り続けていたことも報告されました。
ケーキカットというメインイベントの際にも、メンバー達の近くに居座って道を塞ぎ、ベッキョンが家族と写真を撮ろうとするとその席に押しかけて写真を撮るなど我が物顔だったそう。
これらのサセンは、正当な参列者が新郎新婦を祝う席を台無しにしたと言えます。
ベッキョンはこの件について、新郎新婦をはじめ参列者にひたすら「申し訳ない」と謝り続け、さらに新婦控え室でも新婦に謝り続けていたことが明かされています。
新郎新婦にとって人生で最も輝かしい日になるはずだった結婚式がサセンの乱入によって壊され、ベッキョンの顔にも泥を塗り、参列者にも多大な迷惑をかけることになりました。
この件は、ファンの間でも酷すぎるサセン事例として知られています。
サセン事例:EXOの場合③ カイの自宅前に張り込み
出典:https://www.pinterest.jp/
自宅や行きつけの店など、プライベート空間への張り込みや待ち伏せもEXOのメンバーを悩ませています。
EXOのメンバー・カイは、仕事を終えた後に忙しい合間を縫ってインスタライブでファン達とコミュニケーションをとっていましたが、自宅に近付いたところで表情を一変させました。
カイは「今、自宅の前にサセンがいるようです。警察を呼ぼうか、家に帰れ」とサセンに向かって厳しく警告しました。
仕事を終えて疲れて帰宅しても、自宅前にサセンが張り込んでいることで、例え自宅に入ったとしても心が休まらないことでしょう。
また、忙しい合間を縫ってファンを喜ばせようとインスタライブをしてくれたカイの気持ちを踏みにじったサセンの行為に、インスタライブを見ていたファンからは怒りの感情が沸騰。
「サセンはファンではない」「ストーカーです。ファンと言うのをやめてください」と抗議の声が多数挙がりました。
サセン事例:EXOの場合④ セフンに1日100回以上の迷惑電話
出典:https://news.kstyle.com/
EXOのメンバー・セフンは、サセンから1日100回以上の迷惑電話がくることを明かしてファンを驚かせました。
セフンは自身のSNSを通じてライブ配信を行い、ファンとのコミュニケーションをとりながら近況報告を始めました。
当時兵役に行ったばかりのベッキョンの近況にも触れるなど、ファンにとっては嬉しいライブ配信でしたが、配信の途中でセフンの携帯電話に着信がありました。
セフンは携帯電話を確認すると慣れた様子で電話を切り、ライブ配信のカメラに向かって「お願いします、電話をしないでください」と悲痛な面持ちで言葉を放ちました。
着信の相手はサセンとみられる知らない番号で、セフンは「1日に100回以上は電話がきます」と告白。
そして番号を変えたとしてもどこからか電話番号が流出するため、番号を変える意味がないと明かしました。
サセンはアイドルの電話番号を入手すると、その番号がアイドル本人の本物の番号であるか確かめるために、わざとライブ配信中に電話をかけるといいます。
セフンのこの言葉に、ライブ配信を見ていたファンからも「1日100回って、生活にも支障が出る」「事務所もこの深刻な問題に真剣に対処してほしい」といった声が挙がりました。
サセン事例:EXOの場合⑤ 中国サセンの集団尾行
出典:https://daebak.tokyo/
サセン問題は韓国内のみならず、海外での仕事の際にも発生します。
海外におけるEXOのサセン事例で最も問題になったのは、中国人サセンが車20台を用意して集団でEXOのメンバーが乗る車を追い回した事例です。
なんと中国では、芸能人を尾行するためのシステムが構築されており、ファンがお金を払って車を使い芸能人の車を追いかける事例が多発しています。
この集団尾行の被害に遭ったEXOのメンバー・チャニョルは、中国版Twitterのweiboを通じて過激なサセン行為に対するコメントを投稿しました。
チャニョルは「今回、上海でとても危険な体験をしました。上海に到着し空港から移動する途中、約20台の車が僕が乗っていた車を追いかけてきました」と報告。
さらに「その車は高速道路で何度も車線変更し、僕たちの車を遮ることもあり、事故に繋がる危険がありました」と身をもって感じた危険について声を挙げています。
芸能人に対する尾行が間違った行いであることはもちろんのこと、高速道路でも他を顧みない運転を行い、事故に繋がる危険行為に及ぶサセン事例は大きな問題となりました。
過去には別のグループがサセンに追いかけられて事故を起こし、メンバーが命の危険に陥ったグループも存在します。
好きであるはずの相手をわざわざ危険な状況に追い込む行為は、もはや犯罪行為とも言えます。
所属事務所による対処はもちろんのこと、警察とも連携してサセンの排除が進むことを願うばかりです。
サセン被害はEXOは多い?少ない?
出典:https://voi.id/
EXOにサセンが多いか少ないかという問題ですが、結論から言うと、EXOにはかなり多くのサセンが存在し、その中でも過激なサセンが多いことで知られています。
一時期は、韓国アイドル史上最もサセンが多いグループとしてEXOの名前が挙がることもありました。
ピーク時よりは落ち着いたと言われるEXOのサセンですが、現在も少ないとは到底言えないサセン被害に遭っています。
所属事務所であるSMエンターテインメントもサセンへの警告を行うなど対応をしているものの、効果が薄く、今でもEXOを付けまわすサセンは存在します。
ファンを楽しませるために素晴らしいパフォーマンスを届けてくれる彼らが、ファンの領域を超えてしまったサセンによって苦しめられているのが現状です。
サセンにはメンバーの悲痛な声も届かず、事務所の警告も耳に入りません。
アイドルが少しでも心休まる時間が過ごせるよう、所属事務所は更なる対応を強め、サセンを排除する措置を取ってくれることを願うばかりです。
まとめ
EXOのサセン問題と主な事例、サセンが多いか少ないかについてお届けしました。
サセン被害からアイドル達が守られるよう、徹底した対策が施されることを祈りたいですね。