イケメンすぎるホームレス（中国）とは

 

 

中国の路上で撮影された1枚の写真により、世界的に「イケメンすぎるホームレス」と話題になった1人の男性。

 

「眼光の鋭いアニキ」という意味の「犀利哥」というニックネームが付けられ、そのイケメンホームレス見たさにカメラを構えて待ち伏せする者も現れるなど、一種のブームとなりました。

 

イケメンすぎるホームレスの本名は「程国栄」といい、1976年10月10日生まれで現在43歳の中国人男性です。

中国はもちろん、日本やヨーロッパでも話題になり、まるでモデルのようなカッコよすぎるルックスに注目が集まりました。

 

 

 

 

 

この写真を撮影したのは、中国の充電器部品工場の社長を務める「屠」という男性。

写真が趣味のこの男性が店頭でレンズの性能を見るために試し撮りをしていたところ、犀利哥が通りがかり、ランウェイから飛び出してきたような魅力に惹かれてシャッターをきったそう。

 

その偶然の1枚が世界的に拡散される伝説の1枚となりました。

 

よく見ると薄汚れた衣服に髪もボサボサなのですが、その無造作な髪型やタバコを咥える姿が逆にワイルドでセクシーな雰囲気を醸し出し、カッコよく感じてしまうのです。

 

写真を見たネットユーザーからは「イケメンすぎるホームレス」「ホームレス王子」「眼光の鋭いアニキ」などと容姿を絶賛する声が挙がりました。

 

映画のワンシーンと言われても納得してしまいそうな風貌に、あらゆる映画ポスターとのコラ画像も多数ネットに投稿されています。

 

 

 

 

 

最終的にはテレビ局が取材に訪れ、放送に乗ってさらに拡散されたことで、次第にイケメンすぎるホームレスの経歴も明らかになりました。

 

 

イケメンすぎるホームレス（中国）の経歴が明らかに

 

 

「犀利哥（眼光の鋭いアニキ）」のあだ名で呼ばれていたホームレスの本名は「程国栄」といい、中国・江西省出身であることが判明しました。

 

写真が話題になった時より10年ほど前に故郷を離れ、家族に仕送りをするために寧波市へやって来ましたが、失業して貯金も底をつき、家族に合わせる顔がないと路上生活を始めたそう。

 

働きに出て以来、1度も家に帰ったことがないようですが、故郷には2人の子供もいる既婚者であることも分かっています。

 

 

家族は彼を探し続けていたようで、ネットやテレビで話題になったことをきっかけに親戚が彼を発見、14年ぶりの再会を果たしました。

 

しかし、彼がホームレスとして路上生活をしている間に、父親と妻が自動車事故で亡くなっていたことが判明し、母親も病気を患っているというショッキングな報せを伝えられます。

 

家族の元に戻ったイケメンすぎるホームレスこと程国栄にはその後、その容姿を見初めた企業から広告モデルの依頼や、ファッションショーへの出演依頼が舞い込みました。

 

また、困窮する家族を救うため、そして長年ホームレス生活をしていた彼の社会復帰のために生活を立て直してほしいという支援者から、100万円以上の寄付金が集まりました。

 

 

イケメンすぎるホームレス（中国）のその後

 

 

イケメンすぎるホームレスこと程国栄は、その後どうなったのでしょうか。

 

実は、イケメンホームレスを取材しようとテレビ局が彼にカメラを向けた際、彼はその風貌からは想像もできないほどに足を震わせ、涙を流しながら恐怖を訴えたといいます。

 

10年以上ホームレスとして路上生活を送っていた彼が、たった1枚の写真がきっかけで突然世界中の人から注目を浴び、テレビ局からも取材されるという180度違う生活に置かれることに。

 

大勢の人間に囲まれ、訳も分からないままカメラを向けられ、好奇の目に晒された彼は、子供のように怯えて泣き出してしまったようです。

 

 

その後、オファーを受けてモデルデビューを果たしますが、人目に晒されることが嫌だったのか3日で引退することに。

 

 

 

 

 

「イケメンすぎるホームレス」と呼ばれ、容姿の良さを利用してモデルとして再起を図ると思われましたが、やはり目立つことが受け入れられず、家族の元へ戻っていったのです。

 

 

しかし世間からの注目度は高く、彼の人生が映画化されることになりました。

ホームレスとなった彼が、1枚の写真がネットで話題になったことで家族に再会するというドラマ性は映画にはぴったりです。

 

中国の映画プロデューサーが企画したこの作品は、悲しい中にも最後は家族と再会するハッピーな要素もあり、10億円近い興行収入が見込まれました。

 

 

イケメンすぎるホームレス（中国）の現在は行方不明？

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